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なくもんか

2009-11-15 00:07:38 | 映画

映画「なくもんか」(11月14日より上映 宮藤官九郎脚本 水田伸生監督 阿部サダヲ・竹内結子・瑛太出演)

 生き別れた兄弟と血のつながりのない親と子との関係という重苦しいテーマの中で、所々コミカルなシーンが取り入れられ、時折観ている人からの笑い声がでていた。

 阿部サダヲ演じる、不器用ながらも、下町の商店街の人たちに対し笑いを絶やさず関わり合いながら小さなハムカツ屋をきりもみしている兄である祐太、瑛太演じる売れっ子芸人になりながら、幼少時の不憫な家庭環境をどこか引きずって生きている弟の祐介、そして竹内結子演じる、どんな人でもはっきりと物を言う、下町の女性らしいシングルマザーの徹子とそれぞれがいい演技をしていた。またいしだあゆみ演じる徹子の母が一時的に痴呆症になることで、コミカルな発言や行動をしたのも面白かった。

 この映画のキーワードとして「エコ」と「沖縄」が出てくるが、これらはストーリーの中で必要なかったと思う。そのため下町の商店街を舞台にしていた前半と比べ、後半はちょっと盛り上がりを欠けてしまいクドカンらしさが感じられなかったことが残念だった。それよりも兄貴のオカマのシーンやハタチまでデブだった妻(減量が20キロだけではあんなになれませんよ!)がどうして美人になったのかをもっと笑いの要素を含めながら掘り下げていってればもっと良かったと思うのだが。



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