充実した毎日を送るための独り言

私が毎日感じたこと思ったことを気ままに書くところです

【映画】リンカーン

2013-04-22 20:29:46 | 映画

・映画 リンカーン (2013年4月19日より上映 ダニエル・デイ=ルイス,トミー・リー・ジョーンズ出演)

スティーブン・スピルバーグ監督が、名優ダニエル・デイ=ルイスを主演に迎え、アメリカ合衆国第16代大統領エイブラハム・リンカーンの人生を描いた伝記ドラマ。貧しい家に生まれ育ち、ほとんど学校にも通えない少年時代を送ったリンカーンだが、努力と独学で身を立て大統領の座にまでのぼりつめる。しかし権力の座に安住することなく奴隷解放運動を推し進めたリンカーンは、一方でその運動が引き起こた南北戦争で国が2つに割れるという未曾有の危機にも直面していく。奴隷制度廃止を訴えた共和党議員タデウス・スティーブンスにトミー・リー・ジョーンズ、リンカーンの妻メアリー・トッドにサリー・フィールド、息子のロバート・トッドにジョセフ・ゴードン=レビット。脚本はスピルバーグ監督作「ミュンヘン」のトニー・クシュナー。第85回アカデミー賞では同年度最多12部門にノミネートされ、デイ=ルイスが史上初となる3度目の主演男優賞受賞となった。(映画.comより)


リンカーン役のダニエル・デイ=ルイスの演技が歴史のリンカーンのイメージにぴったりで良かったです。普段リンカーンとは性格上合わないが、奴隷の解放のため、己の信念を対象曲げても法の改正に動くトミー・リー・ジョーンズの老議員も良かった。でも彼の髪型はちょっと変でした。

奴隷解放と南北戦争の終結の二つの重大な出来事、下手すれば「二兎を得るもの一兎も得ず」状態になってさらにアメリカ国内が大きな不幸になりかねない状況の中、とても買収や裏工作などクリーンとは言えない方法ながらも何としてでも法改正を下院に承認させたいというリンカーンの熱意を彼の言葉を通して国務長官などの閣僚はライバル議員や兵士、そして家族やその召使いに至るまで伝わっていきました。

そして一つの家族の父として、息子を戦場に送ることを強いられ、それに反対する妻との言い争いがあり葛藤に苦しむ姿も印象的でした。(史実上のリンカーンもうつ状態だったようです)

彼は結果的に奴隷解放と戦争終結の両方を成し遂げました、でもその過程で戦争での多くの死者を出してしまうことになります(さすがスピルバーグ監督というべきか戦死者の映像が生々しかったです)

そしてリンカーン自身も暗殺という大きな代償を払う形でこの物語は終わります。(個人的にもう少し強調してほしかったシーンでもあります)

そして150年余りたったつい最近、オバマ大統領が提出した銃規制の法案を上院が否決されてしまいました。オバマ大統領自身もこの映画をホワイトハウスで観たようですが、銃の規制という奴隷制度と同じくアメリカの文化に根付いている事をストップをかけようとしています。彼がこの映画をどのように感じ行動していくか注目です。


映画 舟を編む

2013-04-14 00:25:49 | 映画

・映画「舟を編む」(2013年4月13日より公開 松田龍平 宮崎あおい オダギリジョー出演)
 
 出版社の辞書編集部を舞台に、新しい辞書づくりに取り組む人々の姿を描き、2012年本屋大賞で第1位を獲得した三浦しをんの同名小説を映画化。玄武書房の営業部に勤める馬締光也は、独特の視点で言葉を捉える能力を買われ、新しい辞書「大渡海(だいとかい)」を編纂する辞書編集部に迎えられる。個性的な編集部の面々に囲まれ、辞書づくりに没頭する馬締は、ある日、林香具矢という女性に出会い、心ひかれる。言葉を扱う仕事をしながらも、香具矢に気持ちを伝える言葉が見つからない馬締だったが……。馬締役で松田龍平、香具矢役で宮崎あおいが出演。監督は「川の底からこんにちは」「ハラがコレなんで」の俊英・石井裕也。(映画.comより

 一つの辞書を作るのに編集方針から用例採集、見出し語の選定、語釈執筆,校正、印刷の過程まで約10数年の歳月をかけ、24万語の膨大な言葉を一つ一つ編集していくのに多大な労力が必要なことがわかる映画。辞書作りを通して最初あまりコミュニケーションが取れなかった主人公の馬締が成長していくのだが、途中でいきなり13年後にワープしてしまうので、1年ごとに成長していく過程を見たかった。

 先輩辞書編集部員である、オダギリジョーの当初の彼らしくない風貌も新鮮だった。13年後には元に戻るのだが。

 新しい辞書を編集することを決めた1995年はちょうど自分が大学生になった年で、用例採集で「チョベリグ」や「ルーズソックス」・「PHS」等の当時の流行言葉が出てきたときは懐かしさを感じる映画だった。
 


踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望

2012-10-09 05:14:19 | 映画

・踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望(出演:織田裕二・深津絵里・柳葉敏郎・小栗旬 9月7日より上映)

織田裕二主演の人気ドラマを映画化し、日本の実写映画興行記録を打ち立てた大ヒットシリーズ最終作。湾岸署管内で開催中の国際環境エネルギーサミット会場で誘拐事件が発生し、被害者が射殺体で発見される。緊急招集された捜査会議では、すべての捜査情報を鳥飼管理官に文書で提出するという異例の義務が課され、所轄の捜査員は一切の情報を開示されないまま捜査を進めなければならない。そんな中、第2、第3の殺人事件が立て続けに発生し……。織田、深津絵里、柳葉敏郎らシリーズレギュラーキャストのほか、前作から加わった小栗旬、伊藤淳史らも出演する。(映画.comより)

連続ドラマから15年あの「踊る大捜査線が」がついに完結。

今回が完結だけあって、このドラマの一連のテーマである「警察の組織の問題点」について、過去の悲惨な事件に関わった警察内部の人間が非合法な手段で復讐しようとしているところを青島と室井の活躍によりそれを防ぎ、警察組織の問題を明らかにしたうえで、それを改善していくという一応の結着をつけている。

今回は犯人は警察役の人間で、今までのシリーズに深くかかわっていた者もいた。最後青島と香取慎吾が演じている主犯格と対峙した時、詳細なやり取りがあまり描かれず、ちょっとあり得ないシーンで逮捕されてしまったことがちょっと残念。ここは青島の口である程度時間をかけてでも本当の正義というものを知らせる必要があったのでは。犯人も進んで犯罪を犯したわけではないので、あの状態だと逮捕されても救われないのではと思った。まあそこはこれから室井さんが警察組織を改革していくことである程度は報われうと思うが。最初の40分ぐらいは今まで出演したキャラクターの紹介の様なコメディタッチだったので、このシーンはテレビドラマで行い、映画はもっと事件の本質だけに迫っても良かったのではというのが、映画を見終わってからの私の率直な感想でした。

最初のからあげ屋のシーンはいくら犯罪捜査のためとはいえ、現実にはありえないでしょう。(最初誰かの夢の中かと思った) それでも青島のすみれさんの掛け合いは良かったと思う。




鍵泥棒のメソッド

2012-09-18 00:52:49 | 映画

・鍵泥棒のメソッド(堺雅人・香川照之・広末涼子出演 9月15日より上映)

「運命じゃない人」「アフタースクール」の内田けんじ監督が、人生が入れ替わってしまった売れない役者と凄腕の殺し屋が巻き込まれる騒動を、堺雅人主演で描く喜劇。35歳でオンボロアパート暮らしの売れない役者・桜井は、銭湯で出会った羽振りのよい男・コンドウが転倒して記憶を失ってしまったことから、出来心で自分とコンドウの荷物をすり替え、そのままコンドウになりすます。しかし、コンドウの正体は伝説の殺し屋で、桜井は恐ろしい殺しの依頼を引き受けなくてはならなくなる。一方、自分が売れない貧乏役者だと思い込んでいるコンドウは、役者として成功するため真面目に働き始め、徐々に事態は好転していくが……。共演に香川照之、広末涼子。(映画.comより

この映画は「ストーリー」より役者の「演技」で成り立っているといっても過言ではない。

特に香川照之演じる殺し屋(といわれている)コンドウの記憶喪失の時と記憶が戻った時の演技のギャップが凄かった。この演技力が、役者を目指しているがその芽がが出ない堺雅人演じる本来の主人公の桜井との対比を際立たせていた。まるで香川が主人公であるかのような映画だった。

そして広末涼子が演じるちょっと空気を読めない一直線な女性水嶋香苗の存在が、今まで完ぺきな演技をしていたコンドウを狂わせ、ダメ男の象徴でもある桜井が一世一代の演技をし。彼の殻を破るきっかけにもなっている。

ストーリー自体はベタな内容なのであまり面白みがないのだが、彼らの演技がこの映画を面白いものにさせている。記憶喪失に原因となるコンドウの風呂場でもズッコケも妙に迫力があって笑えた。
ただ最後のコンドウと水嶋のシーンはちょっとどうかなって個人的に思った。



コンドウが記憶喪失になっているときの表情。記憶喪失から戻った本来の表情とまったく違う。これは演技力が相当ある役者じゃないとできないと思う。



ヤクザ役の荒川良々は最初お笑いコンビハライチの片割れかと思った。


映画 るろうに剣心

2012-09-09 08:25:30 | 映画

映画 るろうに剣心 (佐藤健 武井咲 江口洋介 香川照之出演 202年8月25日より上映)

1994~99年に「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載され、テレビアニメ化もされて人気を博した和月伸宏の剣客漫画「るろうに剣心 明治剣客浪漫譚」を実写映画化。伝説の「人斬り抜刀斎」と名高い緋村剣心が明治維新以後、殺さずの誓いをたて、決して人を斬ることのできない「逆刃刀」を携えて町から町へ流浪の旅を続ける姿を描く。主人公・剣心役に佐藤健、ヒロイン・神谷薫役に武井咲。NHK大河ドラマ「龍馬伝」や「ハゲタカ」で知られる大友啓史監督がメガホンをとる。(映画.comより)

原作を一通り読んでいる者としての感想。剣心・薫・刃衛・観柳の演技は良かった。殺陣のアクションシーンも素早い動きの中で良く頑張っていたと思う。

ただコミックス5・6巻分の内容を2時間余りの映画にしているため、他の人物(左之助や恵)についての詳細が描かれていないため、一日前まで争っていた左之助が観柳と戦うために急に仲間になったり、阿片を作製にかかわっていた恵の心情についても中途半端な感じだった。

残念だったのがダークヒーローになるはずだった斎藤一の扱い。あれじゃ口だけは偉そうなこと言ってるけ「政府の犬」としか見えない。特に道場を襲った観柳のゴロツキが刃衛に粛清されたときに剣心に言った斎藤のセリフは、原作では絶対に言うはずのないセリフなのでちょっとがっかり、配役が江口洋介と原作のイメージにかなり近かったのにあれならキャストに入れる必要はなかったのではと思った。

内容からして続編もありそうな気がするが、この作品は脇役のキャラクターも個性豊かに描かれていたので、続編を作るならもう少しそれぞれのキャラクターの心情を出してほしい。


映画 アベンジャーズ

2012-08-18 23:55:07 | 映画

・映画アベンジャーズ(ロバート・ダウニー・Jr.、クリス・エバンス、スカーレット・ヨハンソン 出演 8月14日より上映)

人気シリーズ「アイアンマン」や「キャプテン・アメリカ」「マイティ・ソー」「ハルク」から各ヒーローが集合するアクション大作。自ら開発したパワードスーツをまとったアイアンマンとして戦う、億万長者で天才発明家のトニー・スターク、70年間の眠りから覚めた伝説の戦士キャプテン・アメリカ、神の王の息子で神々の国アスガルドから追放されたソー、怒りにより巨人ハルクに変身する科学者ブルース・バナー、女スパイのブラック・ウィドウ、エリートエージェントで弓の達人ホークアイは、人類史上最大の敵の襲来に備えた「アベンジャーズ」として召集される。それぞれの戦いで心に傷を負っていた彼らは、チームとして戦うことを拒むが……。ロバート・ダウニー・Jr.、クリス・エバンス、スカーレット・ヨハンソン、ジェレミー・レナーら、これまでの作品で各キャラクターを演じてきた豪華キャストが集結。(映画.comより)

「日本よこれが映画だ」何とも自信ありげなキャッチフレーズだが、4つの映画の主役ヒーローがそろい踏みするこの映画は、主役から脇役までそれぞれ見せ場があり、性格や心情を上手く表した演技をしていた。ヒーロー同士、そしてヒーローVS異世界の怪物とのバトルは非常に見ごたえがあるシーンで、キャッチフレーズにふさわしく観る価値のある映画だと思う。あとエンディングは最後まで観ておいたほうがいい。









ヒーローBIG3のソーとキャプテン・アメリカ(上)そしてアイアンマン(下) 来年から再来年にかけてこの3つの映画の続編が上映され、3年後の2015年に「アベンジャーズ2」が上映される予定


幸せへのキセキ

2012-06-10 20:01:43 | 映画

・映画 幸せへのキセキ (6月8日より上映 マット・デイモン・スカーレット・ヨハンソン出演)

閉鎖されていた動物園を買い取り家族とともに再建した英国人ジャーナリスト、ベンジャミン・ミーの回顧録をもとに、最愛の妻を亡くした男が動物園を立て直すことで悲しみを乗り越えていく姿を描いたヒューマンドラマ。監督は、「あの頃ペニー・レインと」のキャメロン・クロウ、主演はマット・デイモン。妻を亡くして半年がたつベンジャミンは、新しい場所で新しい人生を始めるため郊外に家を買う。悲嘆に暮れる14歳の息子と7歳の娘を連れて引越したベンジャミンは、家の隣に閉鎖中の動物園があることを知ると、ある思いを胸に動物園の再オープンを目指す決意をする。(映画.com.より)

久しぶりにみたマット・デイモン、「プライベートライアン」のライアン二等兵の演じた14年前と比べるとずいぶん貫禄がついた体つきとなっていて、外見上は父親の風格十分だ。

しかし実際は妻の死からなかなか立ち直れず、同じく母の死から立ち直れず、心が荒んでいる息子との葛藤や対立をおこしていた。そこに死期が迫っている老齢のトラを関わらせることで、それを親子で乗り越えていく姿が丁寧に描かれていた。





やや弱い父と息子に比べ、無邪気にはしゃぐ娘の演技が上手すぎた。彼女の演技が重苦しい雰囲気のシーンを和らげていた。ハリウッド版の芦田愛菜といったところか。

あと動物園の主役である動物たちの表情が良かった。特に本来凶暴なはずのグリズリーが妙に可愛らしかった。


メン・イン・ブラック3

2012-06-03 13:02:11 | 映画

・映画 メン・イン・ブラック3 (5月25日より公開 ウィル・スミス・トミー・リー・ジョーンズ出演)

ウィル・スミス&トミー・リー・ジョーンズ主演で、地球に生息する異星人を監視する極秘組織「MIB」のエージョントの活躍を描く人気SFアクションコメディのシリーズ第3作。MIBのエージェントJは、コンビを組むKが単独で事件を追っていることを不審に思い問いただすが、Kは全く取り合わない。さらに上司からは「Kは40年前以上に亡くなっている」と聞かされ、過去が書き換えられていることに気がつく。謎を解明するためJは40年前にタイムスリップするが……。若き日のKに扮するのはジョシュ・ブローリン。前2作から引き続きスティーブン・スピルバーグ製作総指揮のもと、バリー・ソネンフェルド監督がメガホンをとった。(映画.comより)

97年に初めて上映された「MIB」からはや15年、「エージェントK」ことジョーンズ(サントリーBOSSの宇宙人)の風貌はさすがに老けてきたが、「エージェントJ」ことウィルは15年前とあまり変わっていない

Jが過去に殺されたKを救うために、タイムスリップを使って過去へ行き、現在や未来を変えるという。シリーズの中では一番SF的要素が出ている。今回はコメディーよりアクションの方が重視されていてストーリーの展開がスリリングになっている、そして最後にちょっと驚く感動話が生まれ、15年目でKとJのコンビそして原点が垣間見える。

この「MIB3」観た後に改めて「元祖MBI・MBI2」を改めて観てみたいと思った。


元祖の「K」は今作はあまりみられないが、代わりの40年前の「K」がなかなかいい演技していた。性格や口調が元祖のまんまで最初ジョーンズが若作りして演技していたと思った。


映画 宇宙兄弟

2012-05-27 06:00:48 | 映画

・映画 宇宙兄弟(5月5日より上映 小栗旬 岡田将生 出演)


日本人初の宇宙飛行士という夢を追いかける兄弟の姿を描いた小山宙哉の人気コミックを、小栗旬&岡田将生の主演で実写映画化。幼い頃から2人で一緒に宇宙飛行士になることを夢見てきた兄ムッタと弟ヒビト。2025年、ヒビトはその約束どおりに宇宙飛行士となり、月面長期滞在クルーの一員として世間の期待と注目の的だった。一方、挫折して無職のムッタは弟との落差に落ち込んでいたが、ある日、JAXAから宇宙飛行士選抜試験の選考通過を知らせる手紙が届く。ムッタは夢に向かって再び歩みはじめるが、そんな時、月面でヒビトの乗った探査機が消息を絶ち……。(映画.comより引用)

先日見た「テルマエ・ロマエ」にも言えることだけど、現在も続いている長編漫画を2時間程度にまとめるのは難しい。この宇宙兄弟もエンディングに向けてのストーリーがちょっと急かした内容だった。それは仕方ないにせよ、この映画の主要シーンである、宇宙飛行士第2次選考試験での6人の候補者とのやり取りのシーンをもう少し長い時間にして、6人の個性や心情を描いてほしかった(1次選考のシーンはさらっと終わらせといて)

それでも
・ムッタの母親譲りのパーマ姿
・そのパーマにシャンプーを泡立たせている肖像画
・犬のアポの行動(ムッタがこぼしたポップコーンをちゃっかり食べていたシーン)
など笑えるシーンもあり、何よりヒビトの幼少のころから宇宙へ行きたいという前向きな気持ちが宇宙飛行士になっても表情に出ているのと、ムッタの宇宙飛行士になりたいながらもどこか自分に思いを抑えている表情が対照的だった思う。





子供時代のムッタとヒビトは大人の彼等と似ている、特にヒビトはこのまま大人になった感じ


映画 幸せの教室

2012-05-12 23:43:44 | 映画

・映画 幸せの教室(トム・ハンクス ジュリア・ロバーツ出演 5月11日より公開)

トム・ハンクスが「すべてをあなたに」(1996)以来15年ぶりに長編映画のメガホンをとり、ジュリア・ロバーツを共演に迎えて描いたハートフルラブコメディ。地元の大型スーパーで同僚や常連客からも慕われていたベテラン従業員のラリー・クラウンは、ある日突然、大卒ではないという理由で解雇されてしまう。心機一転して地元の大学に入学したラリーは、いつしか教えることの情熱を忘れてしまった美人教師のメルセデスと出会う。共演にセドリック・ジ・エンターテイナー、タラジ・P・ヘンソン、パム・グリアら。「マイ・ビッグ・ファット・ウエディング」のニア・バルダロスが共同脚本を担当。(映画.comより引用)

ラリーを演じるトム・ハンクスとテイノーを演じるジュリア・ロバーツとハリウッドの名優が共演しているが、2人以外にもジュリア演じる女教師の授業を受けている学生や経済学を一緒に受けているややアウトローな女子学生とその仲間たち・ガレッジセールをやっている主人公の隣人家族など個性的なキャストが多かったのに、それを脚本が十分に生かし切れていなかったのが残念。もう少し上映時間を長くしてでも、あるいはせっかくの大学の授業なので、前編と後編に分けてもっと彼らについて掘り下げた内容にした方が良かったかも。



経済学を一緒に受けているタリアがラリーと絡んでいるときにいかつい表情でさりげなく現れる彼氏の演技が印象に残った。