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Life begins now

気付いたこと,感じたことを思いつくままに書き綴っていくblog(映画,BD-1,Book etc)

4・5・6月のまとめ

2008年07月21日 13時20分16秒 | Movie

4月・5月・6月のまとめ

1位「東京物語」(1953)☆☆*80点
2位「ある子供」(2005)☆☆75点
3位「JSA」(2000)☆☆75点
4位「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」☆*(2007)70点
5位「ALWAYS 続・三丁目の夕日」(2007)☆*70点
6位「THE 有頂天ホテル」(2006)☆*70点
7位「僕の彼女はサイボーグ」(2008)☆*70点

最近はブログの更新もままなりませんが,映画鑑賞ペースも伸びていません。
そんなこと言っているうちに,今年も半分終わりましたが,現在24本で目標
にした年100本は困難な状態になっています。
(実際は過去に観たものを何本か見直したりしていますのでもう少し観てい
ますが・・・などと言い訳。)
半年を振り返ってみると,観て良かったなと思える作品がほとんどであるのは
幸せなことです。それから最近では観た後しばらく経ってから思い返した時,
自分の中の印象が変わっていたり,そういう意味だったのかと気付いたりする
ことが増えてきました。ブログを始める前は,映画を観ることが単に消費する
感じだったんでしょうね,今は自分のなかに積み重なってくるようになってき
ています。
後半も良い作品と一本でも出逢えるとよいなぁと思っています。

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「僕の彼女はサイボーグ」(2008)

2008年06月01日 20時28分11秒 | Movie

 1日=映画の日ということで,「猟奇的な彼女」のクァク・ジェヨン監督の新作をサロンパス ルーブル丸の内で鑑賞。
 1985年生まれには個人的に結構魅かれる女優が多く,綾瀬はるかさんもそのひとり(視聴率的には大ヒットまではいかなかったけれど,白夜行は本当に良かったと思う)。
 結論から言うと綾瀬はるかで正解,というか少なくとも日本の女優では彼女でないとダメだったなぁという作品です。前述の白夜行と同じく感情を一部押し殺した乾いた表情だったら個人的には若手では綾瀬さんですね。
 ストーリー的には,最後まで見ると納得ではあるものの,細かなディテールが表現できていない感じが少し惜しい点ですね(それにしても「happy birthiday to you」が流れるたびクロサワへのオマージュなのかと思ってしまいました)。
 結構有名どころがチョイ役で出ていて豪華な感じなところも悪くないかな。
 それでも,彼女の魅力をもっと引き出す脚本に恵まれてほしいと真剣に思ってしまいましたね。いくつか主演作品が続くようなので期待したいです。
  
 (「僕の彼女はサイボーグ」公式Webサイト)
 http://cyborg.gyao.jp/

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「ある子供」(2005)

2008年04月19日 14時47分47秒 | Movie

 しかし最近の東京の天気はおかしいですよね(特に週末天気悪い気がする)。傘が強風で壊れている光景をこんなに去年まで見たことなかったように思うんですけどドウですか??
 今日も風が異様に強いので,2005年カンヌ国際映画祭パルムドール大賞受賞作品を自宅でまったりと。

 ストーリーは以下のとおり(ネタバレなので注意)。
 「20歳の青年ブリュノ(ジェレミー・レニエ)と18歳の恋人ソニア(デボラ・フランソワ)の間に子供が産まれる。ブリュノは手下のように使っている少年スティーヴ(ジェレミー・スガール)たちと共に盗みを働き、盗品を売った金でその日暮らしをしている身だ。真面目に働いて欲しいと彼にソニアは頼むが、ブリュノにその気はなく、職業斡旋所に並ぶ列から離れ、なんと子供を金で売ってしまう。それを知って卒倒したソニアは病院に。足がつくのを恐れた買い手のおかげでなんとか子供は取り戻せたものの、意識を戻したソニアは警察にことの次第を話していた。ソニアは相変わらず軽い態度のブリュノに怒りを燃やし、彼を自分の家から追い出す。金に困ったブリュノは、スティーヴと共に盗みを働くが、執拗に警察に追い掛けられ、スティーヴが補導されてしまう。まもなくブリュノは自首。やがて服役中のブリュノのもとに、ソニアが訪ねてきて、ブリュノは思わず嗚咽をあげるのだった。」(以上「goo映画」より)

 本当に文字で内容を書くとこのとおりですが,・・・映画の良さってそうじゃないですよね,そう意味でまさに観る価値ありの映画です。人間の,若さのもどかしさが画面を通じてこちらに伝わってきます。ジェットコースターの様な爽快感や小説を読むときの活字を追っている感覚とは本当に違って,自分目線で次に何が起こるのか憶測させながら淡々とストーリーが展開されていきます。この映画は観る人それぞれで何を感じるかは全然違うと思うのでコメントはこれ以上は避けたいと思います。

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2月・3月のまとめ

2008年03月30日 17時37分31秒 | Movie

 仕事も忙しくて,ペースが落ちていますが,2月・3月のまとめを。
 
 1位 「人のセックスを笑うな」(2008)☆☆
 2位 「MY BLUEBERRY NIGHTS」(2007)☆*
 3位 「友だちの恋人」(1987)☆*
 4位 「タイヨウのうた」(2006)☆*
 5位 「虹の女神 Rainbow Song」(2006)☆*
 6位 「UDON」(2006)☆*
 7位 「私のように美しい娘」(1972)☆*
 8位 「ブラブラバンバン」(2008)* 

 今思い返してみると「人のセックスを笑うな」ははっきり言って好みが分かれる映画かもしれませんねぇ。井口監督の求めるハードルを各俳優が咀嚼して対峙して,自分を切り取って,そんなところが僕は好きです。

 「MY BLUEBERRY NIGHTS」と「タイヨウのうた」は歌を生業としているノラ・ジョーンズとYUIの映画ですが,アプローチは全然違います。インパクトならば「タイヨウのうた」でしょうねぇ。勿論YUIさんの演技にはいろいろな方のレビューでも賛否両論ありますが,あの年代の無垢な魅力は確実に伝わってきます(歌は本当に聴かせます)。それより個人的には,塚本高史さんという役者が非常に気になりはじめています。何を演じさせても,画面になじんでいる感じが良いですよね。
 一方の「MY BLUEBERRY NIGHTS」は,まるで写真集を繰るように何度でも映像を観たくなる映画です。

 「友だちの恋人」は,サイケデリックでそれでいて人間のいろいろな感情が入り乱れていて,なのに乾いていて,不思議な映画です(深夜TVで映画を見始めてしまい最後まで引き込まれてやめられずについつい見てしまった,そんな感じかな)。

 「UDON」は自分にとっての故郷を思い出させる映画でした(たまたま自分の田舎が香川なので余計にそう思わせたかな?)。やっぱり,「うどんサイコー」ですよね。

 「ブラブラバンバン」は原作を知っている立場としては,中途半端だったかな。映像にはしにくいのかもしれないけれど映像化するのならもっと思い切って欲しかったかなぁ。

 来月はもう少しペース上げて観たいですね。

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「MY BLUEBERRY NIGHTS」(2007)☆*

2008年03月30日 16時35分53秒 | Movie
 いろいろあって,久しぶりのレビューですが,日比谷スカラ座で「MY BLUEBERRY NIGHTS」を。
 自分の中で,理由もなく先週末からずっと観たくて仕方なく,勝手に盛り上がってました(思い当たる理由は,ウォン・カーウァイ監督,ノラ・ジョーンズブルーベリーと好きな要素が一杯詰まった映画だから??)。

 ひとつの恋を失くして,人は何を想うのか。
 ずっと傍にあった相手の仕草,体温。自分の想いや思い出の場所。
 そんなひとつひとつをどういう風に消化して,昇華させるのか。

 それは人それぞれですよね。

 ノラ演じるエリザベスは,旅を通じていろいろな人の生き方を知り,少しずつそれまでの自分に新しい何かを加えながら,次のステップへ踏み出したくなる自分へと辿り着く。きっと彼女の言う「遠い回り道」だったんだろうなぁ。

 ジュード・ロウは相変わらず魅力的で男から見ても格好良いですが,個人的には,アーニー役のデイビッド・ストラザーンが堪らなく良かったです。

 そんな彼等の魅力をウォン・カーウァイ監督は相変わらずの映像美で切り取ってきます。それはひとつひとつの映像を飾って取っておきたくなるほどです。週末,深夜何も考えず家で映像を目で追いたい,そんな感じの映画です。

 思わず,帰りにHMVでサントラを買ってしまいました。

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「人のセックスを笑うな」(2008)☆☆

2008年02月16日 23時35分57秒 | Movie
うーん深いです。
永作博美さんもトークショーでコメントされていましたが,俳優陣はかなり大変だったんだろうなぁと思いますね。というのも井口監督の要求しているレベルがかなり高い。計算していないようで監督は撮影前に完全に計算して現場に臨んでいて(つまり120%まで作りこんでいって),あとは現場での化学反応や作りこんだものからちょっとだけ引き算して偶然の面白さを取り込んだりやナチュラルさを表現したりしようとしているんだろうなぁ。

監督も凄いけど,ここまで期待に応えている出演者も見事です。
そもそもキャスティングが凄いですけどね(蒼井優はやっぱり凄いですよ。松山ケンイチさんも懐深いですね,今後ますます楽しみです)。
 
印象的なシーンも多いです。
自転車に2人乗りして河原を走るシーンのカメラの動き。。。楽しかったです。

好きな人とじゃれあっているあのなんと表現していいんだかよく分かりませんが距離感というか空気をここまで表現はあまりできないですよね(それは年齢に差のある二人でも同じですね)。映画館でも最初から最後までそんな空気で一杯でした(特に女性陣がそんな感じでしたね)。

恋愛というか,人を好きになるキモチは幾つになっても忘れたくないですね。


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「人のセックスを笑うな」裏公式ナイト

2008年02月10日 13時11分46秒 | Movie
シネセゾン渋谷関心空間presents「人のセックスを笑うな」裏公式ナイトと題したオールナイトに参加

内容は
①「人のセックスを笑うな」メイキング
②西ヶ谷寿一氏(東京テアトル/「人のセックスを笑うな」プロデューサー)司会で
  永作博美さん ×  井口奈己監督のトークショー 
③井口奈己監督「人のセックスを笑うな」 (2008年/日本/137分)
④プレゼントコーナー
⑤永作博美セレクト作品
 フランソワ・トリュフォー監督「私のように美しい娘」(1972年/フランス/98分)
⑥井口奈己セレクト作品
 エリック・ロメール監督「友だちの恋人」(1987年/フランス/102分)
とかなり盛り沢山でした。

各々の映画レビューは別に立てるとして,トークショーですが,とても興味深い時間でしたね。井口監督は骨太で大胆かつ迷惑なんだけど憎めない女性を描こうとしたことや背景がよく伝わってきました。
永作さんをはじめとする俳優陣と井口監督の間にあるプロ同志の高い意識がかなり刺激的でした(永作さんは松山ケンイチさんがベタ惚れするのがよく分かるかわいい女性ですね,やっぱり)。
ついでにプレゼントまで当選してしまい関心空間さんありがとうございました。



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「虹の女神 Rainbow Song」(2006)☆*

2008年02月03日 18時33分32秒 | Movie

 何と言っても,プロデュース岩井俊二さんなのでいつか見たいと思っていた作品。
 その上,脚本が桜井亜美さんなのでやっぱり丁寧に日常を描き出している。
 勿論,熊澤尚人監督の熱意も迸っていますよ。

 そこに「リリィ・シュシュのすべて」の市原隼人といまや「のだめ・カンタービレ」で一気にブレイクの上野樹里の豪華競演ですからねー。しっかり,飽きさせず最後まで息もつかせず見せます。

 脇もしっかりしています。岩井俊二と言えばの蒼井優さんに,今乗りに乗っている小日向文世さん(「あしたの,喜多善男」は今クール一押しのドラマです)と佐々木蔵之介さんです。俳優陣にも不足はないです(っていうか今ならこのメンバー集まらないんじゃないかな・・・)。

 キャンパス,バイトのある日常風景。
 個人的にはすっかり懐かしくなったけれど,大学の空気感もうまく描写されているんではないでしょうか?
 あえてあらすじや内容には触れたくないかも。

 お互い気になりながらも想いを打ち明けられずにいた二人。
 それを知った瞬間。あまりにも悲しい。でも,生まれてきてお互い想い合えた,そのことを実感できた。それはとても素敵なことで・・・
 儚いから,だから切ない,そんな大切な時間がこの作品には詰まっています。

 水溜りに映る虹。
 いつまでも見ていたいほど美しい絵でした。

 種ともこさん,懐かしくてでもそれだけじゃなくて彼女にしか出せない世界観良いですね。

<公式WEBサイト>
 http://rainbowsong.jp/start.html

<この作品に関連するこれまでのレビュー>
 「花とアリス」&「リリィ・シュシュのすべて」
 「Love Letter」&「スワロウテイル」
 
「椿三十郎」
 「間宮兄弟」

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大人が選ぶ泣ける洋画ベスト30

2008年02月02日 17時49分18秒 | Movie

 見逃したんですけど,SmaSTATION!!で「大人が選ぶ泣ける洋画ベスト30」というのをやってたんですね。ランキングはWEBサイトを見ていただくとして,「ライフ・イズ・ビューティフル」と「クレイマー・クレイマー」が入っているのは個人的に嬉しい

 新しめの映画が多いのは仕方ないのかもしれないけれど,昔の名画がもう少し入っているともっと良かったかなぁ。良いものは良いですから。順位はともかくここに入っている30本は結構良いセレクションかもしれませんねぇ。

 (テレビ朝日SmaSTATION!! WEBサイト)
 http://www.tv-asahi.co.jp/ss/273/special/top.html

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