映画『ココ・シャネル』:公式サイト
逆流
女性偉人の人生を業績よりも恋愛中心で描くのは別に構わないんだけど、
間延びしていてテンポが良くないからかなりウトウトしてしまったわ。。。
私は女性偉人の人生を描いた映画と言えば『サガン -悲しみよ こんにちは-』を
思い出すからどうしても比べてしまうんだけど、
~『サガン -悲しみよ こんにちは-』~ ※ネタバレ有
『サガン~』はムダがなくテンポ良かったから観ていて惹きこまれた。
観客受けを意識せずサガンの短所と言える部分もありのまま捉えていたから
サガンを才人としてではなく普通の女性として観る事が出来た。
実際のココ・シャネルはどういう性格の女性なのかはわからないですが、
映画『ココ・シャネル』の中でのココは美化されているような印象を受けてしまったのよね・・・。
ココの短所も前向きに転化させて“自立する理想の女性像”を演出している。
逆境を全て乗り越えていった優れたココなのかもしれないけど、
私はそういう隙のないココにはあまり魅力を感じないと言うか・・・。
ココの数々の名言は素晴らしいだけに
もう少し、ココの弱さ(苦悩や葛藤)みたいなモノがビビッドに伝わってくれば
共感出来たかもしれないな。
若い頃のココ役の女優さんが真面目に演じすぎていて、
老年のココを演じたシャーリー・マクレーンのイキの良いサバサバした演技と結びつかず
違和感を覚えてしまいました・・・。
(と言うか、面差しや仕草で役になりきっていた
シャーリー・マクレーンの演技が上手すぎるんだろうな。)
雪が舞う中でのロマンチックなキスシーンは
イギリス映画『フローズン・タイム』を思い出しました。
◇『フローズン・タイム』◇ ※ネタバレ有
それと、エレガントな音楽は良かったです。
P.S.
オドレイ・トトゥ主演のフランス版ココ・シャネル映画は9月公開になりますね。
映画『ココ・アヴァン・シャネル 』:公式サイト
Sマクレーンは絶対良いんだと思いますが.....BCさんの感想を聞くと???
でも
> 雪が舞う中でのロマンチックなキスシーンは
> イギリス映画『フローズン・タイム』を思い出しました。
これはちょっと気になります。
うーん、悩みます。
コメントありがとうございました。(*^-^*
私的には人物像の描き方(脚本・演出)が表面的に感じ、
しっくりこなかった作品でした・・・。
シャーリー・マクレーンは出番少ないのですが、
さすがにオスカー女優だけあって演技は上手かったですし、
余裕すら感じさせる風格がありましたよ。
雪が舞う中でのキスシーンは幻想的で美しい映像でした。
あと、音楽も良かったです。
私は逆にシャーリー・マクレーンとバルボラ・ボブローヴァが非常に上手く結びついていると感じました。2人で演技のすり合わせでもしたのかと…。「サガン」が個人的に全く受け入れられない作品だっただけに、コッチが良かったのかな。
とはいえ、流石に大女優シャーリー・マクレーンの存在感は圧倒的でした。あれだけの出演時間でバルボラの存在感を上回ってくるって…。むしろバルボラさんは今回すごく良い勉強になってるんじゃないでしょうかね。(笑)
『ココ・アヴァン・シャネル』はフランス語らしいですが、どういったテイストになってくるのか楽しみです。^^
ココを語るには、あのふたりの男性は欠かせないんでしょうが
ワタシ個人としてはロマンスの部分よりも
ココの仕事の着想アイディアや手際良さに見とれっぱなしでした。
コレクション自体を見ることが好きだったワタシには褒美となる1本でした^^
トラックバック&コメントありがとうございました。(*^-^*
バルボラ・ボブローヴァも頑張っていたとは思うんですけど、
一言で言えば、味がなかったかな?
私は『サガン~』のほうが共感出来ました。
女って心根はわがままで寂しがり屋な生き物だと思うから。^^
サガンもそういう普通の女性だったんだと思うと親しみがわいたという感じです。
ココは考え方が優等生すぎてどうもね。。。
シャーリー・マクレーンの存在感は素晴らしいですよね。
役になりきった上で楽しみながら演じているようにも感じました。
トラックバック&コメントありがとうございました。(*^-^*
仕事の部分も描かれてはいたけど、
ロマンスの場面が多かったので仕事の印象が薄れてしまった感じがしたかな。
特に、シャネルのマーク誕生のいきさつを
紙を重ねるだけで終わらせてしまったのはチョットね。。。
ファッションやショーに関心のある方は楽しめる作品なのかもしれないですね。
全くそう思いました。
どうも、ラブ系に傾きすぎたように感じました。 観終わった後で思い返すと、エチエンヌとのエピソードがちょっと長い・・・。
でもラブ系がお好きな方にとっては、これがよいのかも!? 観る人の振れ幅によるのでしょうね。
オドレイのと、来年公開の、アナ・ムグラリスのシャネルにも大きく期待します。
トラックバック&コメントありがとうございました。(*^-^*
やはり、“シャネルブランド”を好む大人の女性観客を意識して
ラブロマンスに比重をおいたのでしょうね。
それに加え、“自立する女性像”を表す台詞を増やせば
大人の女性観客に確実に支持されるでしょうし・・・。
娯楽映画ならば別にそれでも構わないんですけど、
一人の女性の人生を描く映画ならばその人の長所だけではなく、
短所もありのまま見えてこないと
映画としての深みがなくなってしまう気もしました。
そう、私も同じ印象でした。
あのエチエンヌとの酒場のシーンも、かなり脚色されている感じだし、
あんなに延々とラブを描くのなら、どうしても好きな人と結婚できなかった彼女が
なぜ「15年の空白」があったのかにも触れるべきだと思いました。
そうすれば、あの復帰コレクションのバッシングも不自然ではなくなるのに・・・でした
コメントありがとうございました。(*^-^*
『ココ・シャネルの恋』というタイトルならば、ラブ中心でも良いと思うんだけど、
『ココ・シャネル』というタイトルでココの人生を描くならば
ココの人生の中で複雑な時期である“15年の空白”をキチンと描き、
そして、ココの最期までを伝えるべきですよね。