浜矩子氏は、経済の諸事について、それは結局どーなのよ、ということを
説明するのがうまい。
以前、テーブルに合わせて手足を切断する話を引用された際は、その後
至る所で同じエピソードが繰り返されていたが、11日の毎日新聞に
掲載された記事『鏡の国の「よし」と「たか」』もまた方々で繰り返される
ことしきりだと思う。
堀江氏・村上氏を鏡の国のアリスで説明する着想はたいへんおもしろい。
浜氏は、経済と文学や神話といった違うジャンルをさっと結びつける。
味気ない経済記事とは違ってイメージしやすく、わかりやすい。
専門的なことを説明するときに、その世界の言葉で語られてもわからない。
相手がわかる所まで降りていって、相手がわかる言葉で伝えないと。