今日はイスラム教の祝日。
イスラム教徒にとっては大切なイベント「タバスキ」の日だ。
お馴染みの仕立屋ウスマンもイスラム教徒で、
かなり前から、タバスキの日はモスクに連れてってやると言ってくれていた。
私もかなり興味があったので、昨日もウスマンの店に押しかけ、
「明日は絶対モスクに連れてってね!」と念を押しておいた。
さて、約束の9時より少し前にウスマンの店に行くと、
え、店が完全に閉まっている・・・
まあブルキナベの時間感覚からして、
たとえ9時に会う約束をしていたとしても、
その時間に来ることはないか~と思いながら、
隣の床屋さんに挨拶に行った。
床屋のアブドゥライェもイスラム教徒。
でも彼は朝から働いていて、
ウスマンが来たら一緒にモスクに行こうと言ってくれた。
そしてウスマンが来るまで床屋の中で待たせてもらうことに。
それにしてもこの店内の雰囲気。
私にとっては結構感動的だったりする。
というのは国立民族学博物館(みんぱく)に、
アフリカの床屋の店内を再現したコーナーがあったのを記憶しているからだ。
みんぱくが好きで好きでたまらず、実家から近かったこともあり、
絶対100回は足を運んでいる気がする。
それくらい大好きで、行くたびに展示品を見てまたは触れて、
まだ見ぬ土地の空気や人の生活に思いを馳せて来たのだった。
こうやって今、当たり前のようにアフリカで生活しているが、
今でも色々な場面で昔から憧れて来た風景と出会って、
一人でものすごく感動することがある。
そして不思議な気分になる。
あの時みんぱくにいた自分は、まさか十数年後、
本当にアフリカで生活出来るなんて想像もしていなかったなあとか、
あの時は別世界のものとしてとらえていた風景の中で、
自分は今、普通に生活を送っているんだなあとか、
昔から憧れてきた風景と出会う度に、
どう感謝していいのか分からない感謝の気持ちで心がいっぱいになる。
さて、ウスマンはなかなか現れない。
もうお客さんも5人入れ替わった。
アフリカ人の髪質は私達のとは全然違う。
だから髪の切り方、整え方も全然違うので、見ていて飽きない。
途中女の子が、坊主にして欲しいと言って入ってきた。
一緒に来た友達も面白そうに見ている。
長い髪だったが、見事に丸坊主になって帰って行った。
はあ、もうウスマンは来ない。
ガーナで生まれ育ったアブドゥライェは英語を話せるので、
私は久々に英語を話せて楽しかったのもあり、
もうウスマンは諦めて、彼と喋るために床屋に居続けた。
彼も話しだしたら止まらない。
気付けば「愛」について50分語っていた。
28歳の彼、いい人が現れてくれと、私も願ってあげずにはおれなかった。
それにしてもモデルとして張り出されている後ろの絵の男。
なんとも男受けする顔である。
こんな人、実在するのかなと思いつつも、
どうしても気になるので、後で一枚どアップで写真を撮って帰った。
結局ウスマンは現れなかった。
後日、ウスマンに店に行くと、
「あの日、疲れていたから、家からそのままモスクに行ったんだ」
との言い訳が返ってきた。
あははは・・・まあ、いいか。
イスラム教徒にとっては大切なイベント「タバスキ」の日だ。
お馴染みの仕立屋ウスマンもイスラム教徒で、
かなり前から、タバスキの日はモスクに連れてってやると言ってくれていた。
私もかなり興味があったので、昨日もウスマンの店に押しかけ、
「明日は絶対モスクに連れてってね!」と念を押しておいた。
さて、約束の9時より少し前にウスマンの店に行くと、
え、店が完全に閉まっている・・・
まあブルキナベの時間感覚からして、
たとえ9時に会う約束をしていたとしても、
その時間に来ることはないか~と思いながら、
隣の床屋さんに挨拶に行った。
床屋のアブドゥライェもイスラム教徒。
でも彼は朝から働いていて、
ウスマンが来たら一緒にモスクに行こうと言ってくれた。
そしてウスマンが来るまで床屋の中で待たせてもらうことに。
それにしてもこの店内の雰囲気。
私にとっては結構感動的だったりする。
というのは国立民族学博物館(みんぱく)に、
アフリカの床屋の店内を再現したコーナーがあったのを記憶しているからだ。
みんぱくが好きで好きでたまらず、実家から近かったこともあり、
絶対100回は足を運んでいる気がする。
それくらい大好きで、行くたびに展示品を見てまたは触れて、
まだ見ぬ土地の空気や人の生活に思いを馳せて来たのだった。
こうやって今、当たり前のようにアフリカで生活しているが、
今でも色々な場面で昔から憧れて来た風景と出会って、
一人でものすごく感動することがある。
そして不思議な気分になる。
あの時みんぱくにいた自分は、まさか十数年後、
本当にアフリカで生活出来るなんて想像もしていなかったなあとか、
あの時は別世界のものとしてとらえていた風景の中で、
自分は今、普通に生活を送っているんだなあとか、
昔から憧れてきた風景と出会う度に、
どう感謝していいのか分からない感謝の気持ちで心がいっぱいになる。
さて、ウスマンはなかなか現れない。
もうお客さんも5人入れ替わった。
アフリカ人の髪質は私達のとは全然違う。
だから髪の切り方、整え方も全然違うので、見ていて飽きない。
途中女の子が、坊主にして欲しいと言って入ってきた。
一緒に来た友達も面白そうに見ている。
長い髪だったが、見事に丸坊主になって帰って行った。
はあ、もうウスマンは来ない。
ガーナで生まれ育ったアブドゥライェは英語を話せるので、
私は久々に英語を話せて楽しかったのもあり、
もうウスマンは諦めて、彼と喋るために床屋に居続けた。
彼も話しだしたら止まらない。
気付けば「愛」について50分語っていた。
28歳の彼、いい人が現れてくれと、私も願ってあげずにはおれなかった。
それにしてもモデルとして張り出されている後ろの絵の男。
なんとも男受けする顔である。
こんな人、実在するのかなと思いつつも、
どうしても気になるので、後で一枚どアップで写真を撮って帰った。
結局ウスマンは現れなかった。
後日、ウスマンに店に行くと、
「あの日、疲れていたから、家からそのままモスクに行ったんだ」
との言い訳が返ってきた。
あははは・・・まあ、いいか。