桜の茶の間

地味な母とふたりの息子のおやこ日記です。

帰ってきた母

2009-03-29 | 我が家
帰ってきました。予定より3週間も早い出産を終えて。逆子チェックに通院したのですが、頸管がかなり短くなっていて、破水して赤ちゃんの手やへその緒が先に出てしまう危険があるとのことでそのまま入院となりました。一週間後、37週に入ったらすぐに手術という予定が組まれました。

それにしても大変ですね帝王切開って。もうねえ、殺されるかと思いましたよ。最初は部分麻酔をしてくれたんだけど、私が余りに痛がるから(?)途中で眠らせてくれたようです。しかしその後です。目が覚めたらまだ先生たちがお腹を縫っているようでした。最悪に痛かったです。すごく痛いんだけど朦朧として力が入らないのでウワゴト程度にしか痛みを訴えられない。「麻酔が効いてないんだったらこんな程度の痛がりかたじゃないですよ」と先生は言うんだけど、痛いんだって。口が動かないのよ。声が出ないのよ。
途中で赤ちゃんを見せてくれたみたいなんだけど、よくわかりませんでした。

術後は後陣痛との戦い。一晩中ウトウトしかけては痛みで目が覚めます。でもさっき↑の痛みよりましだったので痛み止めなしでがんばりました。赤ちゃんは保育器の中に入っていたそうです。

術後二日目。お昼前に看護師さんが来て、「歩いてトイレに行ってみましょう」と。全くスパルタなお医者さんです。まだ痛いんだって。寝返りもろくにできないのに~。病室の中のトイレなので5歩ほど歩いたら行けるんだけど、つらかったです。
夜になり、やっとゆっくり赤ちゃんの顔を見ることができました。長男よりもずっと小さく、たよりない赤ちゃんです。泣くと上下のまぶたがボコッと膨らんで土偶のような顔です。

3日、4日と体は確実に治って行きました。退院の2日前に傷を留めてあったホッチキスをはずしてもらいました。そして予定通り7日目にめでたく退院。
その後2月いっぱいは滋賀の実家で赤ちゃんと共にお世話になり、現在に至ります。

まるまる1ヶ月お父さんと長男、私と赤ちゃんと離れ離れに暮らしました。
その間お父さんは転職のため試験を受けることになっており、私の見舞いのほかに仕事はもちろん、試験勉強や長男の相手をしなければならないという、超多忙な日々を送る羽目になってしまいました。お父さんだけではなく、長男くんをはじめ両家のじーちゃんばーちゃんも、みんなが持てる力をフル稼働して力を合わせて今回の出産を乗り切りました。お父さんも見事試験に合格し、4月から新しい職場に変わります。

大変な今年の冬だったけど、幸せな春がやってきた我が家です。


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