ビルクル・ティーケ!

~パキスタン見聞想録~

ありがとう、友よ

2007-04-06 22:46:18 | 日記
明日のフライトで、1年4ヶ月間一緒に仕事をした同僚が帰国します。

ジェンダー勉強したくせにジェンダー差別発言か?と言われるかもしれませんが、
これまで同年代の男性の同僚にはほんっとーに煩わされてきました。

例1:ボンで口の聞き方、物の頼み方を知らない。学習しない。超ガキ。
例2:これまたボンで、人はよいのだけど、仕事がカラキシ出来ない。
   それなのに転職することしか頭になく、半年強で業界内で転職した!
例3:異星人。とにかく何でも人のせいにして、自分の非を認めようとしない。
   仕事の段取りがそもそもおかしいので、当然仕事はカラキシ出来ない。
   その割に「社会人として」という言葉を使いたがる。

上記したようなメンツばかりでしたので、明日帰る同僚はbilkul史上稀有でした。
真面目で、軽々しく浮付いた言葉を使わない人なので、非常に信頼できて、
何か困った事があったり、少しでも判断に迷う事があればすぐに相談してました。
それ以外の日常のクダラナイ話も、ニコニコして聞いてくれたり。

幸い、彼の方もbilkulの事を信頼してくれたみたいで、彼が着任してからの日々
二人でいろんな場面において共闘しました。
この1年4ヶ月、我々にとっては非常にシビアな出来事が続き、bilkul一人では
絶対に挫けていたし、もしかしたら途中で投げ槍になっていたかもしれません。

意見が分かれる時でも、お互いに納得するまで話し合って建設的だったと思う。
きっと”何を善しとするか”の判断基準が似ていたのでしょうね。

以前bilkulが担当していた件で上司とぶつかり、彼にもトバッチリが及んだ事が
ありました。その時にも、
「僕達は正しいことをやろうとしているだけなので。
(僕に迷惑をかけたという)その点については本当に気にしないで下さいね」
と言ってくれて、どれだけ救われたことか。

Bilkulは自分の経験に基づいたミクロな、帰納的な考え方をするのですが、
彼は経済学が専門でマクロ的な物の見方をするのでとても勉強になりました。
彼ともう一人のパキスタン人スタッフ(彼もエコノミスト)と、3人でチームを
組めた事はbilkulにとって大きな収穫でした。

一緒に仕事ができて、本当によかったです!!!

それなのに、嗚呼それなのに、ソレナノニ・・・
明日は見送りに行けなくてごめんなさい

Bilkulは今夜のフライトでカラチに行かねばなりません。
念願のモヘンジョダロに行けることになったからです!
ほんっと、薄情だな・・・一番身近に居た人なのに。
あ、でも。今夜ちゃんと堅い握手をしてお別れしましたよ。

これからは”一緒に”ではないけれど、離れた地で切磋琢磨しあいましょう。
お互いに、自分のやりたいような仕事に就けるといいですね。

ありがとう、友よ。
そして、これからもよろしく☆

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