ちょっと前のお話ですが・・・
7月15日(日)小松亮太『Tango,anti Tango』
台風一過の名古屋ブルーノートにて、2ndステージを堪能。
実は昨年の「小松亮太オルケスタen名古屋ブルーノート」をかなりドジな
痛恨のミスにより見逃してしまっていたので、初めてこの会場で見ます。
東京・青山のブルーノートに比べ思ったよりコンパクトなステージで、
男性4名のクアルテート、はみ出して、こぼれないか?心配しましたが...
2nd.ステージはほぼ満員。
(実は1st.ステージではハプニングがあったそうな♪)
...思ったより、というかちっともタンゴファンの客層でない印象。
(でもコレは良い意味でタンゴをこれから聞こう!というお客様が増えている
ことの手ごたえでもあり、好ましいと思ったり)
こういう場に慣れてない、緊張感をたたえた20代?とおぼしきカップルや友達
同士も多くて「image イマージュ」や映画「アルゼンチンババア」他で亮太氏
のジャンルを超えた活躍の成果?!では。
小松亮太ファンの裾野が広がっている感じでうれしかったです。
...がしかしタンゴの曲は「ピアソラ以外よく知りません」的な空気も同時に
感じられて、1ファンとして一所懸命ノリを良くしようと客席から微力ながら盛り
上げたつもりでしたが…演奏側としては微妙な反応が辛そうでした。
たぶん曲を知らないというよりは、タンゴや、ブルーノートの雰囲気に対し、
どういうリアクションしていいか分からない…という空気。
シャイなお客様が多かった?
さて、演奏について。
オルケスタ以外で亮太氏の演奏を聞くのは初めてかも?
(ラミーロ来日の時はどうだったかな?)
とても満足させてくれる内容でした。
日本在住3年めの知的なアルゼンチン人ギターリスト、レオナルド・ブラーボ氏
参加とのことで、小松亮太の演奏レパートリーがタンゴ以外の領域(あるいは
反タンゴなのか?)まで広がったのが興味深かったです。
例えばアルゼンチン・フォルクローレも、色々あるのですが王道のサルタやトゥク
マンのユパンキなどの曲ではなく、、、
ブラーボ氏がその昔修行で滞在したリトラル地方のチャマメの曲とかをレパートリ
ーに加えているのが面白かったです。
(我が家に恐らくその頃のブラーボ氏のCDがあります。共演者がリトラルの人)
その他、ブラジルのボサノバ風、ウルグアイのカンドンベなどのリズムも加わり、
ふだんよく演奏されるミロンガの曲にもリズム感やスピードが以前より増したのでは?
という気がしました。(単なるこういう音楽好きの贔屓目かも?ですが)
コントラバスは、安定感が聴いて安心、見てほっとする西嶋徹氏の演奏。
西嶋氏の演奏を真近で聴いたのは初めてなので、今回コントラバスのズンズン
刻む音がくっきりはっきり感じられてコントラバスの存在感や効果がリアルに
伝わってきて良かったです。
バイオリンはタンゴ以外も多彩に活躍する超人バイオリニスト、喜多直毅氏。
久しぶりに彼のタンゴ演奏されるのを聴いたのですが、以前聞いたのよりも
タンゴっぽさが強調されてた演奏と感じました。
こんな30代男4人の演奏は痛快でした。
タニィは終始ノリノリ肩揺らして聴いてたのですが、傍目にはタンゴを聴く姿勢らしく
はないので、不気味な存在だったかも...(いや、音楽は自由だぁ…。)
ブラーボさん、日本語の発音がとてもきれいで、微笑みが良いロサリオ出身の方
でした。同じロサリオ出身のギター侍?フェルナンド・カブサッキやその他ロサリ
アーノスに共通点する気質を感じました。
おっとり決してでしゃばらない、というか...う〜んブエノスのポルテーニョスでは
なく、確実にロサリオっ子らしい雰囲気というか。
同じアルゼンチン人ギタリストで、クラシックやジャズなどの多彩な演奏で知られる
キケ・シネシと友人だそうで、キケの「Cielo Abierto 澄み切った空」という曲を
ソロで演奏されたのが痛快でした。
キケ・シネシ Quique SinesiのMyspaceや、南米3カ国ギタリスト(ブラジル-パラグアイ-
アルゼンチン)のメルコスールな?<ahref="http://www.myspace.com/sinesisologuitar ">活動も面白いです。
彼はもともとクラシック・ギター演奏者ですが、テクニックがすごいな、と。
微妙な旋律のベースにカンドンベのリズムがきっちりと刻まれる難しいキケの曲をさらりと
聞かせてくれて、タニィは遠くモンテビデオの大河・ラプラタに漂うかのように、トリップ!!!
…あやうく、トリップしそうになりました。ぅ〜!
◆9月29日(土)名古屋宗次ホールにて
「レオナルド・ブラーボ ギターリサイタル」開催のチラシをたまたま前日別件入手。
こちらはクラシックギターのコンサートです。
プログラムにこのキケの曲やガルデル、ピアソラといったタンゴの名曲が名を連ねています。
クラシックを聞く人の耳には新鮮かな。
7/15(日)小松亮太『Tango,anti Tango』2nd stage
01.Arrabal amargo(苦い場末)
02.Tequila triste(悲しいテキーラ)小松亮太・新作
03.La calandria - chamam'e-
04.Danzar'in(J.プラサ作)
05.Selecci'on:
Caminito - Nostalgias - Felicia - A la gran mun~eca - (Rapsodia en azul)
- Palomita blanca - La cachila - Canaro en Par'is - Malambo en sol - Adi'os pampa m'ia
06.Eramos tan j'ovenes (L.フェデリコ作)
07.Cielo abierto - candombe - (Q.シネシ作、gソロ)
08.Zita(A.ピアソラ作)
09.Coral(A.ピアソラ作)
10.Adi'os Nonino(A.ピアソラ作)
11.Milonga de mis amores
12.La cumparsita
会場のCD、DVD販売で「YOUNG SONG Plays Piazzolla」をゲット。
韓国人アーティストのアルバムですが、会田桃子(vl)率いるクアトロシエントス
(北村聡bn、林正樹pf、西嶋徹cb)やギターの鬼怒無月g氏が参加している!!!
韓国って結構タンゴ盛んなのです。
ブエノスにもタンゴ愛好家の韓国人が結構いらっしゃったり、
良太氏お弟子さんにも韓国のコー・サンジさんがいらっしゃったり・・・。
ともあれ、満足の一夜でした。
|
|