『なぜ経済予測は間違えるのか』５

＜界面活性剤＞
このところの暑さで毎日何度もシャワーを浴びる。その都度シャンプーしてしまうのは問題のようだ。最近髪がパサパサしていることに気がついた。肌にも悪いはず。

シャワーを浴びる以上石鹸で綺麗にしたいし、スポーツクラブで汗をかいたときもスッキリしたい。外出して汗をかいた時もそうだ。しかしその度、洗剤という界面活性剤で洗っていると相当肌や髪の毛を痛めるはずだ。実際、界面活性剤で細胞は破壊される。これから洗剤の使用は最大１日２回とし、あとはお湯だけで洗うとしよう！
https://bihadasennyo.com/kaimenkasseizai/

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＜数値目標＞
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学汉语一个小时
运动；没有　　後日共に取り返そう！

敗因ははっきりしている、暑い最中外出し、しかもBig lunchを摂ってしまった。外出よりも食べ過ぎが敗因。これからセーブしよう。


『なぜ経済予測は間違えるのか』５
著者は繰り返しこれまでの経済学が「人は合理的にふるまうとの構図に従ってきた」という。そうでない証拠が山のようにあるにもかかわらず、である。　そして、そのアイデアを捨てるのは多くの人にとって難しいかもしれないとまで述べる。p139

著者は　『科学は伝統的に、理論がもっと予測のうまい理論に代わられる時に進展する』　という。p127天動説が惑星の軌道を天動説よりうまく説明できた時のように、あるいは進化論が聖書の預言よりもガラパゴス諸島の動植物の多様性を上手に説明できた時ということだろう。　ではそのようなより上手に実体の経済を説明できる経済学が誕生するのだろうか？　その問いがその後の章に書かれているかどうかはわからないが、第６章に話は進む。

６章ではあのリーマンショックが語られる。本来住宅を担保としたローンは住宅の資産価値と貸付先の収入状況を詳しく調査した上で行われてきた。ところがこの事件ではNINJA=＝No Income, No Job or Assetsへの貸付が行われた何故か？
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銀行がこうした算定をするのは面倒なことだが、それを免除するような定量分析法が開発された。そこで問題となるのは個々の貸付先の信用度ではなく、「平均の住宅所有者」を扱う手法だ。p155　

使われた債務担保証券(CDO)やクレジット・デフォルト・スワップではリスクが分散され、かつ複雑な操作を通じて上記の面倒な算定を免除するかのような、実際は無節操な貸付が行われた。実際のところは、「市場の複雑さを単純な法則に還元し、顧客を騙すのに有効」な手法にすがった。
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現実の経済（＝価格）はベキ分布に従うのに、そこでは正規分布に従うとされた。p159　しかもその基礎となるデーターは過去数カ月から精々数年の時間軸での履歴を取り上げ標準的な（正規分布の）統計学的手法でリスクを算定した。p106　さらに手の込んだことにリスクは分散され、プールされ、再び分散される過程で何処かに消えてしまった。それだから、平均から±３標準偏差外れた出来事が起こる確率は0.1％となる。ところがリーマンショックでは±25標準偏差外れた出来事が起こったわけだ。p106　

著者はこの中で、応用数学者デビット・リーが加速器研究の予算を1995年、アメリカ政府が中止したことから、職を失い、代わりにウォール街の定量分析の職を得て金融の世界で自分の技能を発揮した時のことを、あのリーマンショック後。NY Times紙のインタヴューに以下のように答えていることを述べる。p158

『みんな悪魔に魂を売りました』　

著者はいう、彼の公式（金融の定量分析法）をかのムーディーズやスタンダート＆プアーズが採用し、市場の不確定要素を払拭した（と思わせた）ことで、p160　多くの顧客が安心して投機的デリバティブに金を投じた。しかし著者言う、

『実は、おそらく多くのトレーダーが、リーのモデルを信じていなかったが、騙されやすい顧客を見せかけの精密さで、目を引くために、あるいはリスク負担を軽くするために、これを使った』p162　

これは市場の『複雑さを単純な法則に還元し』、顧客を騙すのに有効だったということらしい。p169