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『「いま」の日本が知っておくべきアジア情勢』

2016-10-02 06:16:59 | 日記
土曜6時BSの「小さな村の物語イタリア」を待つ間、たまたまBS232で放映されていた放送大学の番組を観た。「東アジアの歴史と社会」今日は第1回で総説だったが、4人の先生がそれぞれ歴史を学ぶということがどういうことか語られていた。つい聞き入って、先の番組を見過ごしそうになった。古代中国史から明清時代、朝鮮史、東アジア近代史。中でも明清時代の先生(上田信)の本は読んだことがあった。ここで雲南で海の神、媽祖との出会いが語られていた。ここで強調されていたのが、「出会い」文献だけでなく、足で稼ぐ歴史学もあるということ。
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『「いま」の日本が知っておくべきアジア情勢』
PHP、ワールドエコノミー研究会、2015年初版。

2015年までにASEAN経済共同体(AEC)ができるということだが、全く知らなかった。あまり日本で注目されるほど報道されてなかったということか? 単に私が見過ごしていただけということか? 

いずれにせよAECの人口は6億、EUの5億よりも北米4億よりも大きく、しかも若い(=平均年齢30歳以下)。それだけ消費力も大きいということだ。日本からも近い。p16 

アジアには3つのルートがあると、1つは最近話題の陸のシルクロード(鉄道)、インドシナ回廊、そして海のシルクロード。あと北極海経路もあるというが、夏季しか使えないのは論外では? p26

ここでも米中の直接衝突はないとの見方が出されている。 それはそうだろう、米中は相互依存の関係。米国にとっては、国債の最大保有国であるとともに最大の顧客。また中国も米国が最大の融資・投資先。p33 

だから太平洋での勢力争いには日本を矢面に立てるのが米国の戦略だと私は理解しているが? それが判らず、日米対中包囲網などという幻想を語る人が多い。
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もし真剣に考える価値があるとすればむしろ、日露協力だろう、そのためにも是非とも領土問題を解決しないといけない。その点では安倍さんの動きを評価している。
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是非、ここは「引き分け」をしないといけない。4島返還など言っていたら永久に北方領土は帰ってこない、断言できる。戦後70年、1メートルだって北方四島は日本に近づいたか?! 実績もないのに自分の理屈だけ通そうとしないほうがいい。 物理学曰く、「動かなければ仕事量はゼロ」 動かしてナンボの世界。
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それとインドとベトナムとも協力できれば最強の組み合わせだろう。特にベトナムは侮れない。米国と中国に互角に戦い、負けなかった国は他にない。

<データーベースとして>
シンガポールは2025年に人口減少がはじまる。現在移民政策で建設業や清掃業は外国人に頼っているが、これが排斥運動を引き起こしつつある。p77

フィリピンのGDPの1割は出稼ぎによる。英語ができることもその理由。p126

インドでITが盛んなのは、インド人の能力と、カースト制度からITは制約を受けないことで、69%に及ぶ下層カーストの若者がこの分野に活路を見出していることにもよる。p151 それは初耳だ。


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