ゼッケンを剥ぎ取られたMTB ・・・ 弱き者の証

９月王滝に参加の皆々様がた、お疲れ様でした。

去年の雨の９王とは真逆の最高の天気に恵まれて、本当に最高でした。結果を除いては・・・

結果はＣＰ３でタイムオーバー。と書いているものの、実際は・・・

ああ、思い直すのも凹むからいやなのですが・・・今後のためにレースに関してだけ書いておこうかと。


前日、当日と王滝は快晴に恵まれ、テンションあがりまくり

当日も申し分ない天気で、がんばるぞーと思ってMTBを並べます。（もちろん後ろの方）


≪すごい列にすごいトイレ待ち≫

鳴ったのか鳴ってないのかわからないスタート合図とともに出発。体を温めるつもりで林道までを走ります。

沢山の人に囲まれてえんやこら走りますが、思わぬところでビンディングが外れて

ストップしていまい、後ろの方々にご迷惑を・・・

林道に突入して、インナーでペダルを回しながら上ります。


≪いい天気ですよ≫

兎にも角にも各ＣＰを時間内に越えないといけません。時間を気にしながら、

ペダルを回しつつ、体力を使い切らないようにきつ過ぎないように走ります。

が・・・ＣＰ１までの道のりが思った以上にキツイ

確か６月４２ｋｍで走ったところの逆走になるんですが、こんなんだったっけか？

途中、６月の時に確かにこれを上ったなと思いながら、急な下りを走る。

そのほかにも結構長い下りがあって、かなり体力を消耗。既に足の裏と太ももが
・・・

下りはどんな場所でも大体いつも腰を浮かして走るので、足にきます。

座って下ったらお尻がどっかへなくなりそうです。


≪御岳よ、私は還ってきた。　なんつって≫

やっとこさＣＰ１へ、脚きりの３０分～１５分くらい前でした


≪やっとついたＣＰ１≫


≪６月４２ｋｍのときはこっちから上ってきたような・・・≫


この時点でもう足も腰も腕も売り切れですｗ　なんてこった、こんなに前半辛いとは

完走はないなと思いつつ、じゃあどこまで行けるかということで諦めずにＣＰ２を目指して再スタート

初めて走るところなので、どきどきしながら走りつつ、ＣＰ２への時間との戦いです。

初めが下り基調で、その後、平坦なところもあり、いけるかもと思ってましたが、

いやはや上りになると完全に膝が痛い　やはり力不足です。


≪ＣＰ２への道中≫

それにここまでに既にチェーンの脱落が５回ほど。くそ忌々しい

今回のチェーン脱落はいずれも下り終わって上り始めにインナーへシフトする際に発生。

下りきって気持ちも乗ってきてそのまま行くぞ！と上ろうとした時に脱落するの繰り返し

６月の時に下りの時はセンターへ必ずシフトして下りの振動で落ちないように工夫して効果あったんで、

今回もそうしてたのですが、根本的な原因かな。

そしてついに、ＣＰ１～２の間で一部「押し上り」を。。。

「押し上り」をしないというのもひとつの課題だったんですが

見覚えのある景色を見て、もう直ぐＣＰ２！！とわかってても、足が・・・

ヘリが近くに飛んできた時には何事かと思いましたが、怪我人がでたんでしょうか。

既に脚切りまで残り数分。もうだめだなと思いつつ、えらくガレた下りを下り切ったところで

脚きり１３時の「１分前」で到達

ここからＣＰ３まで１時間では到底無理　どうせなら止められた方が潔く終了できるのですが

精魂も膝も腿も足も腕も水もジェルも尽き果て、ここでやめようかとしばらく考えましたが、

天気もいいし、御岳も綺麗に見えるし、折角だし、写真撮りながら・・・

時間に間に合ったということはまだ走ってもＯＫということですし。

気持ちだけリラックスモードでＣＰ３を目指します。

ここからの道のりは４２ｋｍ参加の時に走っているので多少はわかっているつもりでしたが、上っても上ってもまた上り。

あれ？そろそろ下りじゃなかったっけ？なんて都合のいい事はなく。人の記憶って、都合よくできてますね

このとき、私を含めＣＰ３を目指すのは１０名にも満たないのですが、

時折声を掛け合い、地道にペダルを回して上り、時には押して上って、

抜いたり抜き返したりといった感じで。

この区間にはもう我々だけで、祭りのあとのとても静かな中を走ってる感じです。


≪本当に天気がよくてよかったです≫

この道をみんな通っていったんやな、もうゴールしてる人たちも沢山いるんやなといろいろ思いつつ、

そういえば、前夜祭で言ってたな。「１００ｋｍ走るのに相応しくない人」とか・・・

ＣＰ３へ着いたのは１５時ちょうど。ＤＮＦ確定です。

そして、係りの人に、

　「ゼッケン回収します。」

そうなのか・・・これが弱き者の証なのか・・・

周りで休憩していた方たちをしばしお話後、挨拶して帰路へ。

４２ｋｍのスタート地点付近からもどるんですね。初めて知りました。

この日、１００ｋｍ走るのに相応しくない自分がよくわかった。


追伸・・・スタート待ちの時とＣＰ１へ行くまでに２回ブヨにやられました　
走っている時は気にしている暇はなかったんですが、今は非常にかゆい・・・