先日はリリーアレンの実に6年振りともなる来日公演へ行って参りました。
前回フジロックに出演したときのことも鮮明に覚えていますが、あれから既に6年も経つのですね。時間の流れとは早いものだなと実感します。。
音楽好きには非常に馴染みのあるアーティストなので彼女についてあえて説明する必要はないかと思いますが、リリーアレンはイングランドはロンドン出身のシンガーソングライターで、ネットから火がついてデビューしたアーティストの先駆け的存在。音楽性はと言えばジャズやダブ、ポップやロックなど様々なコミュニティーからの要素を取り入れ、毒づき要素の強い独特の歌詞などもあり、そのあたりの評価が非常に高い。最近では流行りのエレクトロが目立つ部分もあるが、彼女の表現の豊かさをうまく表現出来ていると個人的には思う。また私生活では2011年に結婚・出産など経験しており一時的に舞台から退いていた。
まぁそんなこんなで6年ぶり待望の来日でした。
今回の会場は豊洲PITというライブハウス。最近よく聞く名前のハコだなぁ…と思ってはいたけれど、2014年11月オープンと、まだ非常に新しい会場である。当然ながら自分も初めて行く場所なので、いろいろ不安はありつつ会場へと向かう。
豊洲PITについて簡単にレビュー。

豊洲駅から歩いていけるだろうと思ってはいたものの、意外にも駅から10~15分ほどの距離。行きはゆりかもめで新豊洲まで行くのが利口かもしれない。(新豊洲駅からは改札を出てすぐ右手にPITが見える)
また開発地区が所以なのかまわりには何もない。コンビニすらない。到着は開場直前が無難である。
会場の外には当日券販売窓口の横に、場内と対面する形でドリンクカウンターがある。これは開場前にも購入可能なので早く来すぎたときは多少ありがたい。
気になるロッカーについて、会場の外にも常設ロッカーがあるのだが会場内の方が数が多い。よほど番号が遅くなければ外で焦って荷物や上着を入れる必要はなさそうだった。但し番号の呼び出しが非常にシビアで遅い。後ろの方の番号だと開場から30分以上は待たされる。
フロアに入るとやはり広い。全くチケットを捌けてなかったであろうリリーちゃんは後ろ1/3くらいは閉鎖されていた…(悲しみ)
よし、前置きはこのくらいにしてライブレビューです。
フロアに入るとステージには哺乳瓶が立ち並ぶ謎のステージセット(光ります)。既にステージ上ではDJがプレイしている状況で、もうこの段階で嫌な予感がしていたのだが、バンドセットの影も形も見えない。まさか今日DJカラオケセットか?と思っていたら案の定だった。
開演時間の定刻を過ぎて早々、場内が暗転しステージバックにVJ映像が投影される。デカデカとLily Allenとういう文字が浮かぶだけで場内は待ってましたの大歓声。6年振りのステージが幕を開ける。正直VJがなかったら酷いステージだったんじゃないかなともしみじみ思う。
突拍子もない奇抜なファッションに定評のあるリリー。6年振りの日本公演で一体どんな格好をしてくるのだろうかと楽しみにしていたのは自分だけではないはず。DJがスピンする1曲目「Sheezus」に乗せられながら現れた彼女はなんとスパンコールのスタジャンにパンツという、もう光りに光った謎のファッションで登場wwそれにしてもジャケ写やアー写で観る本人よりも2周りほど痩せている印象で昔の華やかさが戻ってきているような気がした。格好はアレだがやはりカワイイ!
2曲目からは本領発揮といったところか、必殺曲「Not Fair」で一気に会場を沸かせる。曲の最後のサビではEDMをマッシュアップしたEDMバージョンでお送りする荒業。続いて、私のホームタウンのことを唄った曲よ!というMCから投下された曲は、もちろん彼女をスターダムへとのし上げた代表曲「LDN」!!もはやイントロだけで腰砕け状態ではあったがまだまだ追撃の手は緩まない。続いては新作よりらしさ全開の「As Long as I Got You」を、更には圧巻のアンセム「Everyone's At It」まで一気に披露。一部声が出てない部分もあったのだが、そこもお茶目に逃げ切るあたりがずる賢いとでも言うべきか、かわいいので許せてしまう。スタートダッシュにもほどがあるセットリストだった。
そして数分のブレークを挟みなんと衣装チェンジが行われるwwここからは新作を中心とした少し落ち着いたメロウな曲群が続いたのだが、ハイライトはもうやはりというべきか中盤で披露された「Smile」だ。なんとダンス仕様のダブステップミックス!とんでもないアレンジに驚かされつつも、リリーのライブでこんなに躍らせるとは予想外で思いのほかかっこよかったと思う。
ここからは新作のダンスナンバーなど交え一気に攻める。「Hard Out Here」ではシンガロングが巻き起こり、2ndからの「22」や「L8 CMMR」などラストに向けてしっかりと盛り上げる。それにしてもなんとなく新作の曲の方が観客の反応が良い感じがした。少し方向性を変えた新作からのお客さんが多かったのかもしれない。
そして本編ラストには待ってましたの1曲!の前にリリーがお客さんの1人を指名してステージに挙げる珍事が起こる。何かを確認するかのように始めた1曲はやはり「Fuck You」だ。この曲のイントロでこの日1番の歓声が巻き起こる。そしてこの曲をステージに引っ張り上げた観客に一部唄わせるのだが殆ど唄えてない状況…少し苦笑いしつつもサビでは人差し指を突き上げての大合唱の応酬。たくさんの人が人差し指を突き上げながら、飛び跳ね、唄う!この光景はここくらいでしか見れないのではないだろうか。とても楽しかった。
そしてアンコールに登場したリリーはまたもお着替え済みww90分ほどのライブで2度も着替えるアーティスト初めて観たかもしれない。アンコールでは2ndの代表曲「The Fear」を唄いあげて、そんなにラストっぽくない「Who'd Have Known」で締め。リリーが去った後もさらなるアンコールを求める声が止まらなかったがあえなく終了。なんともあっさりした終わり方であった。
Lily Allen Setlist(2015.1.18)
1.Sheezus
2.Not Fair
3.LDN
4.As Long as I Got You
5.Who Do You Love?
6.Everyone's At It
7.Close Your Eyes
8.URL Badman
9.Smile
10.Life for Me
11.Miserable Without Your Love
12.Littlest Things
13.Hard Out Here
14.22
15.L8 CMMR
16.Fuck You
Encore
17.The Fear
18.Who'd Have Known

うーん…いいライブではあったんだけど、なんとも評価がしづらいライブだった。観客も棒立ちが多くて、もっと大騒ぎになるかと予測してだけに拍子抜けした部分もある。それに撮影禁止と出ていたのに撮影してるやつが多くて非常に萎えた。
またバックがDJセットだったり、海外ではダンサーを従えてライブしているものもあったりしたのが再現されなかったり、正直全く声が出てない部分などもあり、なんとも抑え気味な低調パフォーマンス。正直チケ代8000円の内容ではなかったかな。。AlfeeとかAir BaloonとかKEANEのカバーとかもっと色々聴きたかったよ…
なにはともあれ6年振りに元気な姿が観れて良かったなぁと思うわけで。久しぶりのリリーアレンはとても楽しめたと思う。次の来日はサンデープロモーション以外でもっと大々的なプロモをお願いしたい。
以上、初の豊洲PITからライブレビューをお送りいたしました!ではまた。
前回フジロックに出演したときのことも鮮明に覚えていますが、あれから既に6年も経つのですね。時間の流れとは早いものだなと実感します。。
音楽好きには非常に馴染みのあるアーティストなので彼女についてあえて説明する必要はないかと思いますが、リリーアレンはイングランドはロンドン出身のシンガーソングライターで、ネットから火がついてデビューしたアーティストの先駆け的存在。音楽性はと言えばジャズやダブ、ポップやロックなど様々なコミュニティーからの要素を取り入れ、毒づき要素の強い独特の歌詞などもあり、そのあたりの評価が非常に高い。最近では流行りのエレクトロが目立つ部分もあるが、彼女の表現の豊かさをうまく表現出来ていると個人的には思う。また私生活では2011年に結婚・出産など経験しており一時的に舞台から退いていた。
まぁそんなこんなで6年ぶり待望の来日でした。
今回の会場は豊洲PITというライブハウス。最近よく聞く名前のハコだなぁ…と思ってはいたけれど、2014年11月オープンと、まだ非常に新しい会場である。当然ながら自分も初めて行く場所なので、いろいろ不安はありつつ会場へと向かう。
豊洲PITについて簡単にレビュー。

豊洲駅から歩いていけるだろうと思ってはいたものの、意外にも駅から10~15分ほどの距離。行きはゆりかもめで新豊洲まで行くのが利口かもしれない。(新豊洲駅からは改札を出てすぐ右手にPITが見える)
また開発地区が所以なのかまわりには何もない。コンビニすらない。到着は開場直前が無難である。
会場の外には当日券販売窓口の横に、場内と対面する形でドリンクカウンターがある。これは開場前にも購入可能なので早く来すぎたときは多少ありがたい。
気になるロッカーについて、会場の外にも常設ロッカーがあるのだが会場内の方が数が多い。よほど番号が遅くなければ外で焦って荷物や上着を入れる必要はなさそうだった。但し番号の呼び出しが非常にシビアで遅い。後ろの方の番号だと開場から30分以上は待たされる。
フロアに入るとやはり広い。全くチケットを捌けてなかったであろうリリーちゃんは後ろ1/3くらいは閉鎖されていた…(悲しみ)
よし、前置きはこのくらいにしてライブレビューです。
フロアに入るとステージには哺乳瓶が立ち並ぶ謎のステージセット(光ります)。既にステージ上ではDJがプレイしている状況で、もうこの段階で嫌な予感がしていたのだが、バンドセットの影も形も見えない。まさか今日DJカラオケセットか?と思っていたら案の定だった。
開演時間の定刻を過ぎて早々、場内が暗転しステージバックにVJ映像が投影される。デカデカとLily Allenとういう文字が浮かぶだけで場内は待ってましたの大歓声。6年振りのステージが幕を開ける。正直VJがなかったら酷いステージだったんじゃないかなともしみじみ思う。
突拍子もない奇抜なファッションに定評のあるリリー。6年振りの日本公演で一体どんな格好をしてくるのだろうかと楽しみにしていたのは自分だけではないはず。DJがスピンする1曲目「Sheezus」に乗せられながら現れた彼女はなんとスパンコールのスタジャンにパンツという、もう光りに光った謎のファッションで登場wwそれにしてもジャケ写やアー写で観る本人よりも2周りほど痩せている印象で昔の華やかさが戻ってきているような気がした。格好はアレだがやはりカワイイ!
2曲目からは本領発揮といったところか、必殺曲「Not Fair」で一気に会場を沸かせる。曲の最後のサビではEDMをマッシュアップしたEDMバージョンでお送りする荒業。続いて、私のホームタウンのことを唄った曲よ!というMCから投下された曲は、もちろん彼女をスターダムへとのし上げた代表曲「LDN」!!もはやイントロだけで腰砕け状態ではあったがまだまだ追撃の手は緩まない。続いては新作よりらしさ全開の「As Long as I Got You」を、更には圧巻のアンセム「Everyone's At It」まで一気に披露。一部声が出てない部分もあったのだが、そこもお茶目に逃げ切るあたりがずる賢いとでも言うべきか、かわいいので許せてしまう。スタートダッシュにもほどがあるセットリストだった。
そして数分のブレークを挟みなんと衣装チェンジが行われるwwここからは新作を中心とした少し落ち着いたメロウな曲群が続いたのだが、ハイライトはもうやはりというべきか中盤で披露された「Smile」だ。なんとダンス仕様のダブステップミックス!とんでもないアレンジに驚かされつつも、リリーのライブでこんなに躍らせるとは予想外で思いのほかかっこよかったと思う。
ここからは新作のダンスナンバーなど交え一気に攻める。「Hard Out Here」ではシンガロングが巻き起こり、2ndからの「22」や「L8 CMMR」などラストに向けてしっかりと盛り上げる。それにしてもなんとなく新作の曲の方が観客の反応が良い感じがした。少し方向性を変えた新作からのお客さんが多かったのかもしれない。
そして本編ラストには待ってましたの1曲!の前にリリーがお客さんの1人を指名してステージに挙げる珍事が起こる。何かを確認するかのように始めた1曲はやはり「Fuck You」だ。この曲のイントロでこの日1番の歓声が巻き起こる。そしてこの曲をステージに引っ張り上げた観客に一部唄わせるのだが殆ど唄えてない状況…少し苦笑いしつつもサビでは人差し指を突き上げての大合唱の応酬。たくさんの人が人差し指を突き上げながら、飛び跳ね、唄う!この光景はここくらいでしか見れないのではないだろうか。とても楽しかった。
そしてアンコールに登場したリリーはまたもお着替え済みww90分ほどのライブで2度も着替えるアーティスト初めて観たかもしれない。アンコールでは2ndの代表曲「The Fear」を唄いあげて、そんなにラストっぽくない「Who'd Have Known」で締め。リリーが去った後もさらなるアンコールを求める声が止まらなかったがあえなく終了。なんともあっさりした終わり方であった。
Lily Allen Setlist(2015.1.18)
1.Sheezus
2.Not Fair
3.LDN
4.As Long as I Got You
5.Who Do You Love?
6.Everyone's At It
7.Close Your Eyes
8.URL Badman
9.Smile
10.Life for Me
11.Miserable Without Your Love
12.Littlest Things
13.Hard Out Here
14.22
15.L8 CMMR
16.Fuck You
Encore
17.The Fear
18.Who'd Have Known

うーん…いいライブではあったんだけど、なんとも評価がしづらいライブだった。観客も棒立ちが多くて、もっと大騒ぎになるかと予測してだけに拍子抜けした部分もある。それに撮影禁止と出ていたのに撮影してるやつが多くて非常に萎えた。
またバックがDJセットだったり、海外ではダンサーを従えてライブしているものもあったりしたのが再現されなかったり、正直全く声が出てない部分などもあり、なんとも抑え気味な低調パフォーマンス。正直チケ代8000円の内容ではなかったかな。。AlfeeとかAir BaloonとかKEANEのカバーとかもっと色々聴きたかったよ…
なにはともあれ6年振りに元気な姿が観れて良かったなぁと思うわけで。久しぶりのリリーアレンはとても楽しめたと思う。次の来日はサンデープロモーション以外でもっと大々的なプロモをお願いしたい。
以上、初の豊洲PITからライブレビューをお送りいたしました!ではまた。