意外と不人気?
渡の感情の昂りに呼応するかのように目覚めたタツロット。
彼の手…もとい牙により、キバの鎧の封印が完全に解かれ、ファイナルウェイクアップ!
「タツロット:変っ身っ!」
テープで貼っただけ。
炎と共にブラッディウイング(マント)が出現、変身完了ッ!
前評判イマイチだったけど、結構かっこいいじゃない!
でもキメポーズはダサい。
仮面ライダーキバエンペラーフォーム。
ある理由により力を封じられていた「黄金のキバの鎧」の真の姿で、アームズモンスター全ての力を寄せ集めた「ドガバキフォーム」をリスクなく上回るスペックを持つ。
太古の昔にファンガイアのキング専用の鎧として開発された鎧であり、ライフエナジーを大量に消耗するため、普通の人間が使おうものなら即、死に繋がると言う。
ファンガイアと異種の混血である者が装着した場合、「エンペラーバット」と呼ばれる飛行形態への変身も可能となる。
かつてファンガイアにその殆どを滅ぼされたレジェンドルガ達はこのキバを仇と認識していたが…
他のアーツもそう変わらない筈なんだけど、肘の可動範囲が狭いのが何か気になる。
マントは左右二枚の合計四枚が展開する方式。
内側のマントの根元近くに外側のマントがボールジョイントで接続されており、広く展開させることが可能。
「笑顔の王様」と呼ばれたマスク。成型・塗装の都合上、目の脇の銀色のラインの塗装が省略されているみたいです。
笑顔らしいので腹の底から笑ってもらう。
おれはあまり気にならないのですが、やや顔が縦に潰れ気味みたいです。
フエッスルは今回もばっちり塗装済み。もちろん外せません。
ウェイクアップ、ドラン、ブロンのフエッスルも再現。
ただしいずれのフエッスルもエンペラーフォームでは使われていなかったりします。
キバット、フエッスロットはもちろん装着変身の物とは別造形なので互換性は有りません。
…と、思いきやキバットだけは取り付け可能でした。
ただし正位置で。
タツロットはかなり厳しい塗装。取り外し可能ですが台座が目立つ仕様となっています。
くっくるくるくるくるー
以下テープで貼り付けただけのフィーバー技ごっこ。各モンスターアームズは付属しません。
ガルルフィーバー・エンペラーハウリングスラッシュ。
タツロットが吐き出した炎で飛びあがり、天高くから兜割りを決める。
…が、致命傷を負わせたものの即死には至りませんでしたとさ。
ゲームにも登場し、空中から対象に突っ込む通常技として再現されていたようです。
幻のバッシャーフィーバー・エンペラーアクアトルネード。
炎を撃ち出すのか水を撃ち出すのかは不明。
ドッガフィーバー・エンペラーサンダースラップ。作中では一度だけ登場。
タツロットが吐き出したエネルギー球で相手の動きを封じ、叩き潰す。
そして破壊力150tを誇る必殺の両足ライダーキック、エンペラームーンブレイク!マントは後ろに動かないけどキニシナイ!
え・・・
この辺りからの新作アーツの特徴として、足首から下が樹脂製となって軽くなり、横方向への可動軸が廃止されボールジョイント接続になったいうポイントがあります。
この点、正直塗装ハゲしにくくなる以外は欠点が目立ちます。
可動範囲は狭くなるし、重心が今まで以上に安定しなくなって本体を立たせるのが難しくなっていると言う…
魔皇剣・ザンバットソード。
かつては1986年時点でのキングが所有していた物で、入手した渡の意識を乗っ取り暴走させたが、ガルル、バッシャー、ドッガらの協力で制御可能となった。
刀身は巨大な魔皇石を削り出した物を使用している。
名前は斬馬刀から?
シャキンシャキンと楽しげにザンバットバットで剣を研ぐ姿のカッコ悪さは異常。
キバットが吹き鳴らしたザンバットフエッスルの笛の音(ウェイクアップフエッスルと同じ音)と共に、
剣からも妖しいメロディが流れ、キバから供給された魔皇力の赤い光が満ちていく…
そこから繰り出す必殺の斬撃、その名もファイナルザンバット・斬。
正直この演出は非常にカッコイイと思いました。ネーミングはちょっとアレですが。
ザンバットバットは刃を柄から抜くと取り外しが可能。
元々はアームズモンスターが融合した姿だった筈なんですが、何故か最終回付近でザンバットバットの取り付いたザンバットソードを振るうキバとアームズモンスターが同じ画面に映ると言う描写が…
「ディケイド」ではキバフォームのキバが剣を振るう場面も。
サントラの写真の記憶を辿ろうとして失敗した例。
バイオリンと猫の為に安売りだったあのfigmaを買いましたが何か。
と言う感じでエンペラーでした。
細かいダウトはあるものの、個人的には思い入れがある分お気に入りの逸品です。
黄金のキバとかSUPERNOVAとか明らかにダークヒーロ路線廃した後の企画でしょコレ…