べに~らんどの園長ブログ

 仙台八木山ベニーランドは、杜の都を代表する「なつかしいけど新しい」遊園地。社長の八木充幸が園長として書き込んでいます。

回想「荒野の野砲」その2

2011年06月14日 10時35分37秒 | アトラクション
 「荒野の野砲」は谷をはさんで、手前に砲台、向こうに的(まと)と、地形をうまく利用したアトラクションでした。43年前の開園広告によると、最初の名前は「西部の大野砲」で、まもなく「荒野の野砲」になったようです。



 的は恐竜、怪獣、宇宙人、海賊、魔法使いなどいろいろ。ボールに打たれていたみますので、テント生地に絵描きをしてもらっていたのです。



 野砲に照準も付いているのですが、実はあまりあてになりません。もうカンでやるしかないです。それでも約30mはなれた的めがけて打つ爽快感はたまりません。ストレス解消にうってつけだったのでは。


 
 的に入いるとファンファンーレが鳴るようにセットされていましたが、お客様からはよくなにか景品はないのと聞かれました。イベントではハロウィンで的に入ったらキャンディプレゼントなどでも活躍しました。

 冒頭の写真の通り的4つの下にネットがあって、下の方の大きなカゴに集まり、そこからそばのトロッコに移るようになっていました。トロッコには20m近いレールが付いていて、たまったらウィンチで引っ張り揚げてボールを回収する仕組みでした。いちいち玉拾いに入っては大変だったのでこういう形になっていたようです。

 今回被害にあってしまったのが、このネット・カゴ・トロッコ・レール・ウィンチです。しかも斜面の土留めをしないと復旧もできません。野砲、コンプレッサーの部品切れも重なって、やむなく引退となってしまいました。
 
 
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回想「荒野の野砲」その1

2011年06月14日 10時14分03秒 | アトラクション
 読者の方から野砲の画像をもっとというご要望がありましたので、ご紹介します。「荒野の野砲」はもともと車つきの野戦砲のイメージで、砲台に固定して使用していました。

 もともと色は軍用の迷彩色か緑だったようですが、遊園地らしくと途中で8色カラフルに塗装しなおしたとのこと。



 発射バーを押すと圧搾空気の力でボールが飛びますが、ちょっと力がいります。年齢制限がありませんので、非力のお子さんには付き添いの方が手助けできて、家族みんなでできました。

 場所はちょっとはずれでしたが、屋根もありますので雨でもOK、日差しも避けられました。フリーパス対象外でしたので、近くの券売機を利用しもらうことが多く、100円券1枚だけ残った時にもちょうどよかったようです。



 ボールは軟式野球のもので、ツルツルになるまで使用しました。沢に転がって汚れますので、まとめて洗濯機で洗う作業も。アトラクションで洗濯機はここだけでした。
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