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忍者の郷、藤堂高虎が改修した伊賀上野城

2024-06-01 11:18:39 | 気ままな人生

筒井定次が築いた伊賀上野城、戦乱が過ぎ天下統一した徳川家康に従い藤堂高虎が大規模に改修する。豊臣氏を包囲する目的の伊賀上野城は、「大坂の役」で豊臣氏が滅び改修工事は中断しますが、再建され現存する木造天守です。天守には藤堂高虎の黒漆塗の兜や武具など展示品され、西国を睨む日本有数の高さを誇る高さ29.7m内堀の高石垣が有名です。

遠目に見る伊賀上野城跡

国史跡に指定される本丸跡の3層3階 天守、昭和初期の模擬天守ながら見応えのある本格的な城郭です。築城名手の藤堂高虎が築いた城は高い石垣でも有名です。豊臣家が滅亡し、天守等は作られませんでした。当時創建しようとしていた五層天守とは異なり、昭和初期に地元の政治家により木造 三層天守を残された城跡に伊賀上野文化産業城として再建、城を含めた近隣一帯は上野公園として散策が楽しめます。

高台の頂上を本丸にお城が、東寄りに三層の天守閣を建ちます。城下町は古くから開けた北側を中心としました。複合式天守の”昭和の城”は、伊賀文化産業城と名付けられ、優雅な姿から白鳳城とも呼ばれ伊賀市民の自慢のランドマークです。

まじかに見る天守

外観の白い三層の美しい城郭から「白鳳城」とも呼ばれています。三層からなる天守閣には武具・甲冑や藤堂家の遺品、横山大観をはじめ名士の色紙46点の天井絵が展示されています。最上階の天井には、横山大観などの色紙46点が飾られおり、そこから城下町一円を見下ろす眺めも格別です。

内堀と石垣が残り、高さ約30メートルと日本有数の高さを誇る内堀の石垣も必見で、映画のロケ地としても利用されたようです。また、伊賀市の郷土資料を展示。現在の三層の天守は、昭和10年に建てられますが、木造の建物内は戦国時代の雰囲気そのまま残されています。伊賀文化産業城とも呼ばれ、市の指定文化財となっています。

天守の見学

日本100名城のひとつに選ばれている伊賀上野城の天守閣内は、随所に様々な展示品があります。最上階の天井には「横山大観氏」など著名人から寄贈された1m四方の色紙に目が奪われます。1階と2階は筒井氏や藤堂高虎にまつわる展示品が見れます。

結構な高さなの石垣の上に、天守閣はさらに30mの高石垣の上にあります。高石垣の高さは日本一のようで、当時の敵側攻め手も攻めあぐねる様子が想像されます。
3階は伊賀市を一望、元が高台にあるのに高石垣でさらに高さがあるため、伊賀市内の展望は穏やかな街並みと田畑、山並みなどが素晴らしいです。窓から見る構造で廻縁がないので外には出られません。

敵側を睨む高石垣

築城当時は、大阪城の豊臣氏も健在で、戦略上の重要性が意識して築城されたらしいようです。本丸西側の石垣は黒澤明監督の映画や、TVロケ地にもなる日本一の高さの石垣は見どころです。大阪城と競う約30mの高さを誇る高石垣には手すりや柵もないので、足元に気を付けて散策を楽しんでください。石垣の上から覗くと足がすくみそうですが、お堀と石垣のバランス景観も見事なものと思います。

石垣に沿って散策

伊賀上野城がある上野公園・園内の散策は四季折々の景観が楽しめます。俳聖殿や忍者屋敷など名所・旧跡も数多くあります。標高184mほどの丘にある梯郭式平山城には多少の高低差があるので本丸に着くまでゆっくりと石垣を眺めながら歩きたいと思います。

アクセス

伊賀鉄道の忍者列車に乗ってガタゴトと揺れながら上野市駅へ向かいます。上野市駅で下車、松尾芭蕉の銅像が上野市駅前広場に建っています。駅前からお城のある上野公園入口まで徒歩10分程が目安です。天守閣近辺までは若干の坂を上がりますが、舗装された道が続きますのでゆっくり歩きたいと思います。



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