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鳥取県境港、実は優しい妖怪の町でした!

2023-04-07 11:37:34 | 旅行

ぶらりと温泉目当てに出た山陰の旅先で途中下車した境港駅、境港は妖怪の棲む町です。海沿いに広がる静かな温泉郷のある米子駅から境港へはJR境線の鬼太郎列車に乗り約45分、境港駅を降りると...何と恐ろしい妖怪がいたるところで出くわす妖怪ロードに導かれます。そう、ここは妖怪げげげの鬼太郎の生みの親、水木しげる先生の故郷なのです。

ゲゲゲの鬼太郎と目玉おやじ

JR境港駅から水木しげる記念館までの約800m続く妖怪の道が水木しげるロードです。道路沿いの所々に妖怪が177匹が待受けて、恐れを知らずに来る人を冷ややかに見つめています。最近は夜暗くなる妖怪ロードに、妖怪たちの影絵の照明が投射されたり 妖怪のライトアップがもあって妖怪たちの気配もパワーアップ、男の僕は金〇〇もチジミ上がります。

妖怪小豆洗いはロード沿いの橋に

コマ目洗い(あずきあらい)は、川でショキショキッ♪とリズミカルな音をたてながら小豆を洗う妖怪です。小豆を洗おうか、人を喰ったろうかぁなどと歌いながら音と歌声で川へと誘い、落とされてしまうこともあるそうですが、川傍で小豆の洗う音や歌声は聞こえるがその姿を見たものはおらないようで、滅多に見れる妖怪では無いのですが巷説百物語にも登場する人気の妖怪です。

ロード沿いには妖怪神社

妖怪ロードを歩き河童の泉を通り過ぎると、水木しげる先生がご神体に入魂した「妖怪神社」があります。周辺にあるのは、神仏・吉凶を司る妖怪どもや森にすむ妖怪ども(ブロンズ像)がお見えになります。妖怪の町を安全に楽しまれるのであれば、ぜひ参拝して無事に観光が終えれますようにと、パンパンと祈願しましょう。

河童の泉で水遊びする妖怪

水木しげるロード途中の妖怪広場にあるのが「河童の泉」。9体の妖怪たちが寛ぐ妖怪どものオアシスになっています、小便小僧になった鬼太郎もいますよ。泉の周りに高さ3メートルの塔や切り株や小屋があり、9体の妖怪どもが思い思いにくつろいでいる、暑い日はたまに人間の子供達も水遊びを楽しんでいる妖怪オアシスです。

境港駅前で筆談中の水木先生

JR境港駅前には、鬼太郎や目玉おやじ、ねずみ男が見守る「水木しげる先生執筆中」のブロンズ像境港駅から出てすぐのところに、漫画を執筆中の水木先生と、それを見守る鬼太郎とねずみ男。水木さんの表情を見る限り、かなりテンパってるので、鬼太郎達に、作品のダメ出しなんかされているんだと思います。「ハゲたら困るので、毛針の使用はほどほどに」とか「ネコ娘なんか活躍させないで、俺を使ってくれ」と駄々っ子のように言ってるようです。

境港駅は隠岐の島行き船乗り場最寄り駅

境港駅は、鳥取県境港市大正町のJR西日本・境線の海岸に面した駅です。当然に駅を走る列車は妖怪列車です。町に棲む妖怪どもは通勤・通学で鬼太郎列車を利用して通っており、妖怪列車に乗車する場合は妖怪どもと相乗りなので十分に注意が必要です。妖怪が隣に座ったら...危うき近寄らず離れることです、お菓子など与えたら駄目です。

弓ヶ浜海岸から見える伯耆大山

海岸線にある温泉郷の皆生温泉から最寄りの砂浜を散策、海辺から見える伯耆大山は733年に出来たと伝わる「出雲風土記」に国引き神話の火神岳(ほのがみのたけ)の名で登場します。「神坐す山」に生まれた「地蔵信仰」もあって、古代書物に残る日本最古の神山で神話の世界が隣町の境港を鎮守するかのように隣接しています。