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今日は
「良い化粧品*悪い化粧品」 著:小澤王春(おざわたかはる)
のご紹介です。
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◎素顔を傷つける恐るべき「薬品」とは・・・
ポイントは、合成界面活性剤という薬品の毒性にある。
この合成界面活性剤は、日本で市販されている化粧品のかなりのものに入っている。また、化粧品以外には、合成洗剤やシャンプーにも入っている。合成洗剤の場合は、入っているというより、「水で薄めている」といった方が妥当だろう。
・・・これが肌の細胞を破壊し、シミやシワなど様々な慢性疾患の原因になるのである。
化粧品というのは、一見そのようには見えなくても、水と油を混ぜ合わせ、そこに色をつけたり、香料を入れたりしてつくられる。水と油をまぜたらクリーム、それに色をつければクリームファンデーション。
普通は、水と脂は混ざり合わない。ここで威力を発揮するのが界面活性剤だ。
界面活性剤には、水でも脂でも溶かしてまぜあわせる働きがあるのだ。
以前は、界面活性剤として石鹸を使っていた。しかし、現在では人間によって化学的に合成された合成界面活性剤にとってかわられている。
というのも、石鹸は人体に害がないかわりに乳化力(水と油を混ぜる力)が弱いからだ。
合成界面活性剤なら威力が強力なので、大量に速く化粧品を製造できる。また、持続力もあるので、化粧品から水分が蒸発してしまうこともない。
合成界面活性剤によってバリアゾーンを壊された肌に入ってしまって一番怖いのはメイク用品によく使われているタール色素という色材だ。「ー色ー号」という表示があればタール色素である。
1992年アメリカの国立がん研究所は、ヘアーダイをしている女性はリンパ腫にかかる確率が50%増加すると発表した。また、その前年にヨーロッパで開催されたシンポジウムでは、そのほかのガンにかかる確率が10%以上増加すると報告されている。
ヘアーダイの発色材は、タール色素と同系の薬品である。毒性がタール色素より強く、単純に化粧品の毒性がこれらの研究報告に当てはまるわけではないが基本的には、同じ毒性だ。
合成界面活性剤が、タール色素を肌の中まで運んでしまう。
明らかに危険性があると認識してもらいたい。
◎あなたの素肌を守るために何が必要か
結論をいうと、自衛すればいい。
化粧品選びと使い方の両面から総合的な意味での化粧法を工夫すれば、化粧品の毒性は妨げる
決して悲観してはいけない。
化粧品の毒性を避けるには、おおまかにいうと次の3つの方法がある。
①あらゆる化粧品をいっさい使わない。
②毒性のある化粧品を買わない
③毒性が肌にはいらないように使う
本書で取り上げるのは、②と③つまり選び方と使い方だ。
これを工夫すれば綺麗になりながら肌も守れる。
私は決して化粧品反対論者ではない。むしろ、化粧品は使う価値があるものだと思っている。
毒性さえなければ安全で価値のあるものになるはずである。問題は、いかに毒性の少ない化粧品を選びどのように使うかということだろう。
合成界面活性剤は、基礎化粧品にも使われているのでこの毒性を防ぐには、しかるべき方法でこれが入ってない化粧品を選べばいい。・・・手間も何もかからない。安全なものを選べばいいだけだ。
一方のタール色素は、メイク前の基礎化粧さえ正しい方法で行っていればある程度は妨げる。使い方さえまちがえなければいい。
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