話を進めていく中で、ある参加者から、
「単身世帯のご老人が回りに結構いるのだが、鍵は閉めっぱなし。電気もついてない。たまにテレビの灯で、安否を確認してホットする。安否確認するにも声を掛けていいのか、悩んでしまう。」
と言うお話があった。
「岩城には前川盛太郎町長時代に、花ちゃん電話と言う、NTTと協力して開発した安否確認電話があり、支社協でその事業を現在もしている。」
と、私。
それを受けて支所長が、
「岩城地区には現在250世帯の65歳以上の単身世帯が暮らしている。しかし、実際に花ちゃん電話を設置している世帯数はわずか25にとどまり、今後花ちゃん電話の設置世帯数増加に努めたい。」
と花ちゃん電話の普及に努力することを参加者の前で誓った。
市内の現状を見てみると、他の各社協支所では安否確認電話を県社協に丸投げしていて、1週間に1回安否確認されているかさえ、分からない非常に意味の薄い福祉を実施しているところが多いようだ。
それを考えると、安心して暮らせるシステムとしての花ちゃん電話は、他の支所でも導入し、単身世帯の高齢者が地域で安心して暮らせるようにして欲しいものだ。
続く