寝たきりの母が居て男どもが居なくて
最初の揺れでまずやったことは、(兄嫁は外へ逃げた)。
母の頭に座布団を載せて寝椅子を抑えること、でないとどこかへ行きそうだった。でもそれは私の命をたすけることになった。
母の所へ飛んで行ったお蔭で私の頭を直撃していたはずの
重たい天袋四枚が私が座っていたはずの横に落ちていた。
四枚きちんと並んで落ちていたのがすごく不思議だった。
田舎の建具はとても頑丈なので座っていたら命はなかったか
頭だけ飛んでいたかもしれない。
インフラは全て正常だったので(携帯は夜に通じる)
ただテレビを見ていた。津波のことや原発のことは
あまり良く分らなかった。親戚は全部宮城だ。
インフラが全部止まって大変だったそうだ
うちの方は原発が近くて電気はよそから来たらしいが、
噂では東電はうちの地域は意地でも電気を通すと
言っていたらしい。寝ても起きても来る余震の地鳴りが
本当に怖かった。今でも近くを通るダンプなどの音が怖い。
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