三輪のレッドアラート!

憂国のクリンゴンのブログですが、最早あまり知識系の話題は取り上げません。自分の頭と心を持たぬ馬鹿が群れるだけですから。

トラバは届かないけど気持ちだけ

2006-08-20 14:09:49 | 日本を襲う地獄の未来
んーーーー。あちこちにトラバが届かない。
同じGOOブログの佐藤健様のブログにすら届かないw もう諦めの境地だね。
さて、今日もエントリー一つあげます。

奥田健次の教育改革ぶろぐろ部: 小沢一郎からの巻き返しに期待する(1)

こちらで小沢氏の試案について述べられていた。

農村部1人区照準 小沢民主、農政PR

食料自給率100%・・・・。凄い目標ではある。
ちなみに、食料の自給と言うのは言うほど簡単ではない。
農地があり、そして水が無ければならないからだ。

食料と言うよりも植物と言うものは水と大地の栄養分、日照によって成長する。
つまり、食物と言うのは形を変えた水と言うわけだ。

さて、それだけの水が今の日本にあるのだろうかなと・・・。そう考えてしまう訳だ。(ちなみに、主食の米だけなら多少の余りさえ今のところ出ている。)

いつぞや農林水産省の広報コミックを見た事があったが、そのコミックでカツ丼を日本の自給分のみで作るとタマネギ丼にしかならないと言う風に描写されていた。
肉についても、肉を太らせる為の飼料はほとんど海外からの輸入なのだから、和牛だけ居てもどうにもならないと言うわけだ。
これは鳥や豚についても同じだろう。

ものの道理として、日本人は江戸時代に有機農法によって3000万人程度の人口を比較的豊かに(世界標準でみての話だけど)暮らさせて来た。
海産物がそこそこ豊かで、肉食を大々的には行わず、ひたすら循環の枠内で暮らしてきた結果が3000万人程度の人口と言う事になる。

さて、緑の革命がどうのとか言う寝言は置いておいて、日本人を養う適正な水の量は約3000万人、これが正解なのではないだろうか?
でも明治大正昭和には7000万程に増えていたか?これでもギリギリ自給自足できていたのではないかな?どうなんだろう?

今、その倍ほどに人口の増えた日本はどうにかして自給率100%まで持って行けるのだろうかね?
疑問は大きく横たわっているな。

それはどうかとして、ここでそもそも論。
日本の農業は何故ここまで衰退したのか?

菜種や大豆を安楽死させて、その後もどんどんと日本の農業に関して規制緩和を求めてきた相手は誰か?

はい、アメリカですね?(狂牛肉の受け入れをあれ程までに露骨な政治圧力で求めてきているのもアメリカですよね?)

つまり、食料自給率100%を目指す日本と言うのは、多分あらゆる意味でアメリカの言う事など聞かない、聞けない日本であると言う事です。
私個人としてはアメリカの言う事をここまでポチになって聞く日本もだらしないが、ここまでの圧力を掛けて来るアメリカも横暴が過ぎると思います。

まあ、飢餓国に農産物を売りつけて、せこい儲けしか出ないより、日本みたいな金持ちの国に比較的高く売りつけた方が儲かるからこそ、日本は狙われる訳なんでしょうけどね・・・・。
実際、日本の食料自給率が向上し、食糧安保でアメリカのくびきを緩められるなら、それに越した事は無いでしょう。

様々な意味で日本のためにもなりますしね。(今の日本は農家と流通関係が儲からなさ過ぎです。量販店と商社だけが儲けている。)

ともかく、小沢氏ってのは、やはり反米路線だったと言う事がこの記事からは読み取れますね。
そう言う意味では昔から首尾一貫していたのでしょうけど、最近、その手段としてアジアとの友好云々と言う方向性に向かってしまったのは残念です。

この人も所詮民族派の政治家ではありえなかったという事でしょうか。