バスケと釣りと。。。

小4から始めたバスケット。今では中学バスケにコーチや審判活動で携わっています。

『間違い』というのは二つはある

2020-01-30 13:56:27 | バスケットボール
こんにちは!ば~ちです。

先ほどに続きですが、これはさすがに間違っている事をお伝えしていきます。
前回記事はこちらから。
・『正しい』?『間違い』?


1.体の動きが不適切

これはバスケットの動きのことではなく人体の動きのメカニズムの部分です。

どうすればこう動くか?
どうしたときに体に無理が生じるか?
力の伝達はどうするのがより効率的か?

歩く時ってどういう動作ですか?
右脚が前に出たらその右腕は?自然と後ろに行きますよね?それをドライブの動作に置き換えてみてください。

脚より前にボールは来ませんよね?

これをせずいきなりボールを体の前に前にと教える(教わる)から肘も伸びきったぺちぺちドリブルになるんです。

静止した状態でドリブル練習をするとき、体の横でボールをつく練習をする割に、いざ動きながらドリブルをする練習になった途端に、前にボールをつけと言われるんです。これ、実は次ステップの練習だったりします。

なぜかって?

ボールがコントロールしにくいから

です。

話戻りまして、体の横でドリブルしてみてください。
そうそう、そうです。

各関節が動きますよね?

腕を伸ばした状態ではドリブルは出来ないんですよ。
また、足べたにして右腕を前に出して下さい。歩くときみたいに。軽~く。

左腕はどうなりました?
体の上体はどうなりました?

さて、シュートはどうか。


おおよそセット位置ってこんなもんじゃないですか?
そして、過去記事でお話しした感じで、脱力させまっすぐ腕を伸ばしてみてください。
勝手に手首がペロンと返りませんでしたか?ぺろん、って。

これはいわゆるリストショットでも同じことが起こります
そしてどのセットポジションでも起こるものです。

これがリリースポイントです。

この動作を早くすると余計な力が最小限でシュートが出来るポイントのひとつになります。指先にも余計な力が加わらず、指先の感覚が身に付きやすくなります。
シュートは手先だけで行うものではありませんから、これを下半身の動きと連動させるわけです。


2.考えずに練習をする

前回記事の最後にお話ししたことです。
その練習の意図を考えず、練習を消化するだけの作業になっていないか、ということです。
「頭使わないで練習してたら、練習は普通に嘘をつくよ」
ダルビッシュ有選手が言った言葉ですね。
また、同じような意味合いで、
「練習は嘘をつかねえよ。物理的にも精神的にもものすごく頑張って伸びないなら、その練習の内容が間違ってるか必要ないのさ。」
この言葉の前に、
「本当に必要な練習を日々過去より正しい方法で常にフィジカルの能力を向上させつつ行えばスポーツは必ず伸びる」
と言っています。
林修先生も、
「努力は必要な量を、必要な方向にやらないと実らない」
たしかに、です。イチロー選手も同じようなことを言っていたと思います。

ただ!

これは根性論を言っているわけではない言葉です。
どういう意図があって、どういう場面で必要で、どのように取り組むか
これが大事です。

物事なんでも上手になるためには、頭使わないと伸びしろがなくなるよってお話です。

『正しい』?『間違い』?

2020-01-30 11:25:37 | バスケットボール
おはようございます!ば~ちです。

よくこんなこと見たり聞いたりしません?

「正しい〇〇はこれだ!」
「こんな〇〇は間違い!」

YouTubeなんかでもおなじみのサムネ。
しかしながら中身を見ると、「はい?」というものばかり。

特に多いのは、シュートフォームディフェンスの構え(スタンス)に関するもの。

「『正しい』が存在するなら、みんな同じになるはずだよね」
そう、バスケット(に限らず)は、武道のようなを披露するスポーツじゃあないんですよ。
ってのが私の信条。
そしてそこに疑問に思い多角度から調べていくと、大概体の動き、つまり解剖学等々の観点からの根拠から述べているものはありません。

別に解剖学を学べとか、じゃなきゃ教えちゃいけないのかということではありません。自身の経験則のみで指導するのはちょっと足りないですけど(;^ω^)
が、何をもって『正しい』とし、何をもって『間違い』としていることには選手も含め、そのまま鵜呑みにするのは、ちょっと待ったですよ。

サッカーのスローインのようなシュートフォーム
マークマン全く見ず、または見つけずのDFなど
これらはさすがに間違っていると言わざるを得ないですが(;^ω^)

正しい』はすべてにおいて『正しくない
世が言う正しいセットではないですよね?
体の角度がよく言う『正しい』から大きくとられています。

DFスタンスにしても、深く膝を曲げることも、解剖学的観点からすると好ましいスタンスではないそう。

また1vs1におけるディレクション(方向づけや角度のつけ方)やディスタンス(距離感)は、はっきり言ってOFの攻撃力vsDFの防御力と言えます。

OFのシュート力やそこに行くまでのレパートリーなどが攻撃力、DFのフットワークや予測や相手の攻撃の限定化などが防御力と言えます。

OFプレイヤーのシュートエリアが広いだけでもDFからしたら脅威ですし、つき方も変わってきます。

そしたらベーシック、いわゆる基本や基準はあったとしても「正しいこととは言い切れない」であり、十人十色のプレイがあるわけですから、それに合った動きをすることがよりいいのではないでしょうか。

人は断定的に言われたものはそうだとインプットしてしまう生き物

「そこはそうじゃなくこうだろうが!」
よく聞きません?言ってることは(指摘している事)わからんでもないですが、
「それだけじゃないよね?」
と思ってしまいます。いくらセットをするプレイだとしても、ね。
チームシステムは大切だと思いますよ、はい。

これってYouTubeなんかでもそうですが、特に若年層対象としているチャンネルは気を付けてください。
言い方がやんわりなだけで、明確に「正しい」と「間違い」と言っているものをちらほら見かけます。
つまり、
先のあるプレイヤーに断定的な言葉を用い、ケースバイケースがある事はせず、考える事や取り組み方を遮断してしまっている
挙句、そのケーススタディもバッドな限定的な動きのみを抽出して「これはダメ」「間違い」「これが正しい」と配信していることにはいかがなものかと思います。
無駄に尺をかけるならちゃんと複数のケーススタディとその検証をしてもらいたいものです。

チームシステムは大事だが、その弊害で個の能力が伸びないケースは多々ある

特に若年層、U-15のカテゴリの中学校までは大いにあり得ます。
なんでって?
「チームが勝つことの近道だから」
つまり監督コーチ自身が勝ちたい、が念頭にあるからです。特に公立校の監督はこう言います。
「ゾーンプレスとハーフゾーン禁止になってどう強豪校に勝つんだ
いかに勝つことが第一目的かわかる言葉です。
今ではいかにルールのグレーをつき、よりシステマチックにするかがバスケット指導の現状です。
これって果たして『正しい』と言えるのでしょうか?すげーと言われる監督顧問の学校だと尚更で、チームが私物化していたりします。

学校ではこんな感じで、YouTube見たらなんや違うこと言ってるし...
これでは一番困るのは子供たちですよ。

個々においては何が『正しい』かは違う

こんなのは当たり前の介です。180cmの選手と160cm選手で「『正しい』シュートフォーム」は同じですか?「『正しい』DFの付き方」はどうですか?
はたまたミドルレンジなのかアウトレンジなのかでも変わります。
田臥選手と富樫選手、それぞれ違いますよね。
つまり、世にいう『正しい』超がつくほど限定的で瞬間的な場面というわけです。

とりわけクリニックにおいては、このような断定的なことは基本言いません。
何故なら、自分のチームとして指導していないからです。
あくまで、技術向上や楽しくバスケに触れ合う事が主目的(になってるはず)です。
私立校等(公立校は原則タブー)で開かれるクリニックはまた別ものとお考え下さい。

ですので、YouTubeを開く際は断定的なフレーズが用いられていないか気にしたほうがいいです。クリニックは特にエッセンスみたいなものですから。
加えてふわふわした感じになっていないか。

最後に

よっ......ぽどおかしな動作でなければ、個々に『正しい』も違えば、成長に伴いそれも少しづつ変わっていったりするものが多いです。
シチュエーションや相手によっても『正しい』と言われているものが『間違い』に変貌することだってあります。
ミニのころのDFの仕方と高校最後らへんのDFつき方もシュートの打ち方も変わりますよね。

大切なことは、どんなことにも考える事が大事でどのように取り組むかです。

ではでは!
良いバスケットボールライフを!