Baseball Junky!

鯉の罠に落ちた一人の男の、野球バカ一代記。

新井の覚悟

2005-06-26 01:11:51 | 野球全般
球炎 屈辱バネ 巻き返す新井

今年のキャンプインだった。1月の自主トレ中に全く打撃練習をしなかった新井に、その理由を聞いた。「書くのはホームランを20本打てたときにしてください」。妙な色気もない今の打撃状態なら、いずれ目標に到達するだろう。18本目で約束を破らせてもらう。

 左手薬指第二関節に重度のやけどをしていた。オフに精神鍛錬した際に負傷し、患部は骨が見えるほど大きく陥没。医者に手術を進言されたが、「開幕に間に合わなくなる」と断った。1月中はバットも握れず、振れなかった。球団には激しくしかられた。

 今季の成績が今後の野球人生を決める覚悟だった。「今年はどんなに頑張っても補欠」。周囲の低評価は肌で感じた。忘れられる危機感と負傷した負い目。徐々にふさがる患部とともに、例年以上に死に物狂いでバットを振りまくった。開幕には間に合った。


鯉チローです。今日は新井を見直した日。
今年の開幕、ファーストはノムケン、サードはラロッカ。


新井は控えでした。

つまり少ない打席で結果を出す必要がありました。それに過去2年の結果を見れば、HR20本というのは簡単な数字ではありません。



それでも彼は怪我を言い訳にしたくなかった。

結果に対する責任感。それがどんなに最悪の状況であったとしても。



プロとしての意地なのでしょうか。
男としての美学なのでしょうか。

新井がどんなことを考えて、記者に怪我のことを語ったのかわかりませんが、
悔しいほどかっこいいです。
本当にそう思います。

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2 コメント

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Unknown (かなん)
2005-06-29 17:50:16
ごめんなさい、こちらの記事をウチのBlogで紹介させていただいたところ

何を勘違いしたのか他Blogの名前で紹介していました。

本当に申し訳ありません!

TBしてくださって、ありがとうございました。すみません。
いえいえ (鯉チロー)
2005-06-30 01:04:20
かなんさん、コメントありがとうございました。

そもそもリンクには気付いていなかったので問題ないですよ。今年の新井はひょっとしてホームラン王?

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