鯉チローです。
夏休みは皆さんいかがお過ごしでしょうか。
私はすっかり独り癖がついてしまったようで、例年のように一人で海外を回るのが行事になってしまいました。
今年はお隣、韓国です。
韓国というと、食事であったり、アカスリだったり、××だったりと観光の目的は様々でしょうが、野球バカが行くところは一つです。
そう、野球場。
というわけで、韓国プロ野球を観てきました。
場所はソウルの郊外にある総合運動公園野球場。ここは2つのチームが本拠地として使っています。そのうちの一つ、斗山ベアーズとSKワイバーンズの一戦が今日のカードです。ワイバーンズは今年門倉が大活躍してたり、関川がコーチやってたりと日本人も活躍しており、今年は首位を走っています。
さて、試合開始より少し過ぎた頃に球場に到着。ここで意外な難敵がいました。ダフ屋さんです。日本よりはるかに積極的なおっさんが韓国語でチケットのアピール。袖を引っ張られてびっくりする鯉チロー。
私に韓国語がわからないことを悟ると、とたんに英語っぽく
「チアガール!チアガールシート!」
後からわかったのですが、私の肩にはデジタルカメラがかかっていたわけで、
どうやらチアガールのセクシーショットを狙うパパラッチと判断されたようです(泣
独り者オーラでも出てたんでしょうか。
内野指定4500ウォン。
つまり350円くらい。やっす!
さて、チケット購入後、入り口がわからず球場を一周するボーンヘッド。汗だくになりながら、なんとか球場へ入ることができました。私の席は3塁内野席。ビジターであるワイバーンズの応援席です。(韓国は内野が応援席ね。)ワイバーンズは赤色に近いチームカラーのユニフォームで、親近感がわきます。
2回を終わって6対1
あれ、デジャヴ。
私が球場の外で迷っている間に、赤いチームは序盤からいっぱい点が取られてました。
以前もこんなことあったな。
日曜日ということもあるのか、8割くらい。なかなかの入りでした。
球場は両翼100m、中堅125mで、日本の球場を見慣れている私には少し狭く感じられました。旧神宮球場くらいを思い浮かべていただければいいと思います。球場自体はとてもキレイでしたよ。
ワイバーンズは門倉が活躍しているので、彼が投げてたらいいな、と事前に思っていたのですが、いざ行ってみてわかったこと。
誰が誰だかわかんねぇ。
なんか、門倉っぽい人が投げてました。(後で調べたら違ってました。)いや、序盤で6点取られているので、既に2番手が出ていたのかも。
さて、試合の方ですが、ベアーズの一方的な展開になると思いきや、3回にワイバーンズも相手エラーをきっかけに1点差まで追い上げ、序盤から荒れた展開になりました。
日本の野球ファンから見て面白かったのは、その応援スタイル。まず、日本人のメガフォンにあたるのがスティックバルーン。これを2つ合わせて叩くと結構いい音がします。
内野席の前の方にステージがあり、そこで応援団長らしき男性と、両脇にセクシーなチアガール。遠かったので容姿まで確認できなかったのが悔やまれます。
そして両脇に設置されたスピーカーから大音量で音楽を流しながら、試合そっちのけで一生懸命踊ってました。その踊りに合わせて一緒にスティックバルーンを振り回すファンたち。
その光景はさながらAKB48のコンサート。
いや、行ったことないけど、多分ね。
で、コンサートだから、当然スタンディング。だからこうなる。
見えねェよ!
踊りの種類はいろいろあって、覚えたら結構楽しいかもしれません。
試合の合間にハンバーガー買おうとしたら、それが出来上がるまでに1イニング待たされ、ホームランを見逃すという、ケンチャナヨな韓国人気質を少し恨みながら、試合はホームのベアーズが少しずつ引き離していきました。
イニングの間に、一般客がプロポーズ(?)。
独りでわざわざ日本から来ている私への嫌がらせが行われました。
この後、イニングの合間に、スコアボードに映し出されたカップルはキスをするというイベントもありました。ただの友だちとか、関係ない人と映されたらどうするのかとか、隣の可愛い韓国人女性と映されたら舌をいれるべきか否かとか心配をしていたのですが、
老いも若きも照れずにチュッチュチュッチュ。
話逸れますが、韓国にいるとカップルの大胆さにはびっくりします。
日本は独り者に優しい国ですね。
9回表、ワイバーンズ応援団は、最後の
花火?
そんな危ないもん振り回すな!
ワイバーンズは1点差まで追い上げたあとは、まったく音なしになってしまいました。唯一のチャンスは8回、連続フォアボールでノーアウト1、2塁としたものの、次の打者は643のダブルプレー。結局、ベアーズが9対5でワイバーンズを下しました。
ヒーローインタビュー
マスコットはなぜか鋼鉄のクマ。
以前紹介したライオンズのマスコットもそうですが、とにかく可愛くない。
日本と韓国ではマスコットの定義が違うのかも。
試合展開よりも応援の仕方とか、ネタ探しとか、そっちの方が気になってしまいました。それでも、例えば打った瞬間の反応なんかは国が違えど同じようなもんで、文化の違いで変わるところと変わらないところを見つけていく面白さがありました。ソウルの中心からそんなに離れていないので、ソウルを訪れた際は足を運んでみてもいいかもしれません。
あ、キスしても怒られない相手と一緒にね。
D.D.佐藤のような選手がいれば分かりやすそうですねw
選手より体力使ってます。