佐賀大学学生まちづくり広場「ばるん」

佐賀大学生が『街』開拓の原動力者として長期的、短期的スパンで実現可能な「街の活性化」策を考え出し、実現していく団体。

『オールドエネルギーを“エコ化”せよ』~日本が世界を救う時代へ~

2009-06-06 02:39:23 | Weblog
皆さん、こんにちは。
最近、世界は環境ブームで湧いている。
オバマ大統領をはじめニューエネルギーの存在を
示唆する傾向が強くなっている。

環境車では、トヨタのプリウスやホンダのインサイトなどの
ハイブリッド車が経済政策の影響や時代の影響もあり人気を呼んでいる。

ここで注意したいのは、
私には先進国の動きとして
今までの既存のエネルギーの使用を段階的に減らしていき
ニューエネルギーに特化した開発だけを推進しているようにも受け取れる。

もちろんニューエネルギーを切り口に、
新しい時代の到来を示唆していくのは私達先進国の役目の一つだろう。
しかし、ニューエネルギー一本筋で次世紀に対応するには限界がある。
だからこそ、オールドエネルギーとなった石油や天然ガスや石炭などとの
上手いバランスをしっかりととってエネルギー供給を行っていくことが
私は本当の先進国の役割だろうと考えているのである。

ただし、石油等には特徴上、
様々なストロングポイント(SP)とウィークネスポイント(WP)がある。

ここでは主な2つのポイントに着目したい。
1つ目は、「石油の継続的供給体制」
2つ目は、「石油の生み出す環境破壊要素」

1つ目について、
昔学校の教科書では「石油の埋蔵年数はあと数十年程度」
と限定的な表現をされていたが、実際に最近の技術進歩等により
いまだに数十年程度だという表記がしてあり、この先もずっと石油が
存在し続ける可能性は増してきたという事実がある。

2つ目について、
ニューエネルギーと比較すると石油や天然ガスや石炭等は
CO2等を大量に空気中に排出するため決して環境に優しいとは言いづらい。

この2つの事実を勘案してみると、
石油等の資源を環境に優しい形で
今後ずっと使える設備開発を進めていくべきだと考える。
そしてニューエネルギー生産は勿論行い、
並行してオールドエネルギーの環境浄化設備の強化を行い、
同時にエコライフ実現へ向けての対応を
考えていくべきだと考えている。

特に、アメリカがニューエネルギーに力を入れているのであれば
日本は逆にオールドエネルギーの環境配慮及び環境好循環サイクル型の
システム開発に力を注ぎ、協力して先進国らしい次世代エコライフ推進
をしていく責任と任務を果たしていくべきだろうと考えている。

私は、日本が嫌いな日本人はおそらく少ないだろうと思う。
また日本が世界を環境面でも
リードしていける潜在的な力を持っているはずだと
思っているはずである。

だからこそ、アメリカと同じ路線だけを見て、
まねて追随するだけではなく、アメリカと同じ路線方向はとりながらも、
別の分野、別の手法で日本らしさを出して、
力を合わせるほうが、懸命だろう。

そして、対等な世界的なリーダー格の協力関係構築には
そのほうが意味があると思うのだが、皆さんどうだろうか。




今日はこの辺で。。。










佐賀に「ビアガー伝説」到来!!

2009-06-03 18:06:01 | Weblog
皆さん、こんにちは。
銀行で修行中の西山です。

「佐賀は熱いですね~市民の期待が、街の人の想いが!」

いつもばるんの後輩に期待を寄せている
ばるん卒の西山です。

佐大出身よりも、
佐賀大学学生まちづくり広場「ばるん」出身の方が
かなり知名度が高いということになれば嬉しいですね。
佐大入学者に「『ばるん』に入りたくて、佐賀大に入学した」
という人が多数という伝説を作って欲しいですね。

今日、後輩が一生懸命頑張っている姿をしっかりと
読売新聞佐賀版ネットで拝見いたしました。
ビアガーデンの収益金を病院に寄付するという写真つき記事。
いつもお世話になっていて、すごく街への想いが強かった
商店街の2人の商店主の方もいい顔で写っていました。
「ギョウザラッシュの仕掛人こと加藤さん」と
「ジャズisシンフォニーこと杉谷さん」。
とにかく佐賀への想いがすごかったということがとても
印象に残っています。

最近、外から「ばるん」を見ていてよく感じることが…
「よくがんばっているなあ」ということに尽きます。
肝心の自分ですが、勿論頑張っていますよ。
まだまだ見習い中ですが。。。

ばるんで活動をしている当時は、
目の前の活動に集中していて、周りがあまりみえておらず
イベントが終わればまたイベントということで、
活動イベントをやりくりするのに必死な毎日でした。
落ち着いて寝むったことがなかったのですが…
最近落ち着いて考えていると、
自分も今の後輩のように頑張っていたのかなと考えていると
ちょっと懐かしく思えてきます。

多くの素晴らしく優秀な商店主さんや行政の方他地域の皆さんのお陰で、
ずっとばるんが続いているということは言うまでもありません。
ばるんが継続するためには、周りの皆さんの温かいご支援が必要なのです。
ただ逆に今の商店街にはやる気があり、元気のある
学生まちづくり団体も必要だということはまた真なりでしょう。

ぜひ今回のビアガーデンを一度っきりのイベントにせずに
今後もずっと続けていける大切な大切なイベントにしてください。

そして「ビアガー伝説・佐賀」をテーマに、
街の人や地域の人たちとビールを片手に昔を懐かしみ、
街の新しい魅力づくり、伝説づくりをする上での絆を深める
大事なきっかけにして欲しいと願っています。


今日はこの辺で。。。






『メッセージ』~佐賀大学学生まちづくり広場「ばるん」の後輩へ~

2009-05-26 00:58:38 | Weblog
「ばるん」の後輩達へ

お久しぶりです。
いつもばるん塾、商店街トリートメント大作戦、
アーケードイベント、街なか瓦版、ビアガーデン企画など
色々と頑張ってますね。
ばるんの仲間もどんどんと増えて、楽しく活動しているようですね。
ちょっとうらやましいぐらいです。
いつもばるんMLで頑張っている様子、拝見させてもらっています。

今回は、チームUさんがこのブログにばるんの動画リンクを
はってもらったお陰で商店街トリートメント大作戦の様子を
拝見しました。頑張っているなあと感心しました。

先輩として本当に頼もしかったです。

動画の中では、みんなちょっとたじたじな面があったが・・・
学生の間は、話がたじたじぐらいが実直さが伝わりいいと思います。
大事なのは「熱意と行動力」ですからね。

今から皆さんの歴史を着実につくっていってくださいね。

656広場でのビアガーデン企画が、
皆さんにとって最初の記念すべき「歴史の1ページ」になることを
先輩として陰ながら応援しています。
皆さんなら、きっと成功させてくれると確信しています。

今後のばるんを運営していくにあたり
先輩から少しアドバイスできたらと思っています。
燃えている盛りに余計なお世話かもしれませんが、
一応聞いてください。

一つ目は、「リニューアルの精神の大切さ」です。
僕達の代がつくったのは、本で例えるならば
ばるんという基盤を著した「原本」です。
ただ、「原本」は時代に応じて、メンバーに応じてより適合した形を
求めていきます。
時代の変遷やメンバーの意識変化、外部環境の変化により、
どうしても読まれなくなります。
だから、皆さんに作って欲しいのは、ばるんのアイデンティティや
ばるんの根本となる指針・考え方を踏まえた上での「リニューアル活動」です。

二つ目は「すべての人に支えられていることに感謝する心を忘れない」ことです。
ばるんの活動は、今や皆さんの努力の甲斐あって、様々な方によい評価を頂いて
いるのではないかと思います。
しかしながら、それは皆さんに関わるすべての人があなた達を支えているからに他なりません。絶対に傲慢にならずに謙虚な姿勢で活動を行い、すべての人に教えを請うてください。決して無駄な話はありません。
その話を生かすも殺すもあなた達次第です。

三つ目は「助け合いの精神」を持って活動してください。
活動をしていると苦しいとき、病気がちになって、しなければならないことは
あるけれども休みたいというときは誰だってあります。
多少の無理は自分への戒めとしても、あまり無理をするともっと苦しくなり、
更に迷惑をかけてしまうかもしれません。
メンバーの気持ちを気遣いあい、助け合いの精神(できる人が積極的にやる)
といった前向きで思い合える人であってください。

四つ目は「本業は大学の勉強」です。
どんなにボランティアに明け暮れても、卒業ができないと
本末転倒ともなりかねません。
「しっかりと卒業すること」は私の4年間の究極の目標でした。
教員の免許を取得したこともあり、
特に3年後期からは、かなり経済の取得する科目を考えましたよ。
皆さんには言わなかったけれど、実際
卒業決定が大学の掲示板に貼り出されるまでひやひやでした。

五つ目は、「外部の人の意見に耳を傾けよ」ということです。
自分がばるん時代を振り返って一番思ったのが、
自分が関係していた人の話は熱心に聞いていたけれども、
あとで考えると、関係者内で決断を急いで出しすぎていたと感じて
反省しています。
外にアンテナを向けられずに、狭い視野でしか物事が見れてなかったと思います。
やはり、アンテナは高くはり、多角的な視点で、直接関係していない人からの
情報も収集できるほどの寛容な受信機能をどこかに備えてつけておいたら
いいですね。これは私の完全な反省から来たものです。

六つ目は、「今を精一杯いきる」ことです。
今という時期は永遠にもうやってきません。
あのときこうしておけばよかったは、あとのまつりです。
思いついたらやってみる!失敗してもともとだという気持ちで
チャレンジをし続けてください。
それが、今後の人生においても少なからず
皆さんのパワーの源になってくれるでしょう。
頑張っている者(自分で頑張っていると自覚している者)には
なぜか不思議とパワーが宿ってきます。
それがすべての不可能を可能に変えてくれます。

今私は社会人生活が始まったばかりですが、
大学時代の経験はすべて活きています。
社会人生活はまた大学時代とは違った面白さがあります。
大学時代よりだいぶん体力的には楽かな!?とも思っています。
多くの人に教育していただいたお陰だろうと思っています。


最後に皆さんにお願いがあります。
「皆さんがばるんを卒業するまでに、
商店街に皆さん一人ひとりの足跡を残してください」

佐賀大学に通った証を、
佐賀の中心市街地で商店街の人他多くの関係者の皆様に
育ててもらったという証を、ぜひ残してください。
いつまでも商店街があなた方を忘れないように。

大学卒業して皆さんが全国に散らばってしまっても
きっと苦楽を共にした皆さんの心は、佐賀の商店街656広場で
つながっていくことでしょう。





頑張ってください!
明日の佐賀のために!




今日はこの辺で。。。








『100円時代の終焉』~100円のモノは絶対90円で売り切れ!~

2009-05-16 11:39:32 | Weblog
皆さん、こんにちは。

私は仕事帰りの時間を見計らい、
週に4回は書店に足を運ぶのが日課だ。

小学校、中学校、高校では特段に
本を読むのが好きなほうではなかった。
というより全く本を手にすることがなかった。

しかし、大学時代からその意識が180度変わった。
時間がたっぷりあったからかもしれないが、
「もっとこの世の中を分析したい」「自分なりの考えを持っている方が
スマートではないか」「様々なことを発見できるスキルを身につけたい」
と思うようになった。
それならまずは、他人が苦労して書いている書籍を拝見して
それをベースに自分なりの考えを構築することは面白いことだと
思えるようになった。

それからというもの、
時間があれば必ずといっていいほど書店に向かう日々を送っている。

最近、私のよく通う書店で出くわす面白い風景がある。
それは若者がよく「お金儲けの本」をあさっていることだ。
なぜそれがわかるかといえば、若者がずらっと並んでいるビジネス書から
選んでいる本のタイトルが決まって「お金の儲け方」「お金の稼ぎ方」
「年収1000万の仕事術」「FX関連の本」である。
この100年に1度といわれる大不況を乗り切るため、
確かに若者の必死さは伝わってくる。私もまだまだ若者だが・・・。
ただ一方で、「お金だけを単純に儲けたい」という一攫千金とも思える夢を描いている若者が多いと感じずには居られない。
決して「お金儲け」を考えることがいけないとはいわない。
ただ、「お金儲けはそう単純な構造ではない」ことも特に若者には理解して欲しいのである。地道な努力と運が実ってやっと成果としてお金がついてくる。

ここで私の持論を紹介したい。
「お金儲けは決して自分だけの儲けでは完結しない」

お金を儲けるということは、
「他人にもお金を儲けさせる」
もっと言えば「他人とお金をシェアする」
のと複線構造になっているということを改めて認識する必要がある。

そう単純でないことは
父の会社経営の危機を近くで毎日見ていた自分には
痛いほどわかる話である。

だから、私は昔の言葉で恐縮だが、
「お金は天下のまわり物」だということを強調したい。
そして「お金稼ぎ」の根本は「お客様含めた関係者へ幸せを配る仕事から」だ。
その仕事に欠かせないものは、「幸せを運ぶ究極目的としてのアイディア」だ。

話が少しそれるが、
現代はダイソー率いる「100円ショップ」は
海外にも拠点を持ちグローバル規模で活躍している。
そのノウハウに習い、日本中の多くの店で100円商品を並べるようになった。
ここでもいえるのは、単なる100円ショップのマネ、受け売りであり
アレンジが効いていないお店が目立つ。
一般商店の方が今後このノウハウをもとに販売する場合は、
「100円のモノを100円で販売する」発想を転換して
「100円のモノを90円で販売する」仕組み(スキーム)が要求される。

これは価格競争のためだけと考えられるかもしれないが、そうではない。
大事なことは、「アイディア転換して、時代の先を見据えることだ」
といいたいのである。

10円だけでも安く買ってもらうことで、
また次に自分のところの継続的なお客様となってくれる可能性がある。
一回の粗利は少なくても、継続して来てくれるお客様を増やすほうが
最終的には恵まれた商店となることができる。
しかし単に安ければよいわけではない。
他の素晴らしい商店をお客様のニーズにあわせて
他のお店も紹介できるシステム体制をとっておくべきだ。
そこで、商店同士でお客様を共有する、シェアするという感覚が大事なのだ。

もし自分の商店にきたお客様には
他のニーズを探り、他のお店を紹介する仕組みをつくれば、きっとお客様は
ありがたいサービスの提供者だという気持ちになるはずだ。

ただ、紹介する際に注意したいのは、
紹介した先の商店及び人とお互いに協力しておくことだ。
よりよい店づくりのために毎回議論して、お互い問題点や改善点を指摘しあう機会を持ち続けてチェックしあう意識共有が欠かせない。

他人のお店もよりよい店づくりだと
商店同士が確信しているからこそ、紹介し合えるのだ。

それからもう一つ教訓じみた考え方がある。
「常に時代の3歩先を見通し仮説を立て、お客様のニーズとウォントに
叶いそうなものを1歩先の視点から、ご提案していき3歩先まで誘導すること」
これが大切だ。
「自信を持って紹介できるお店をいくつも持ち、自分ところだけで商売を完結させない」=「お金とお客様をシェアする」という感覚が大切になると考えている。

ビジネスで大事なことをまとめておこう。
①お客様に継続的に買ってもらえるようにすること。
②徹底的に議論しお互いのお店を改善していく中での「紹介制ビジネス」。
勿論これは当たり前だという方も多いだろう。
ただ、本当にそういうシステムをとっているのかをこの機会に再度考え直してもらい、商店を営まれている方にぜひご活用いただきたい。

「個人完結型のビジネスモデル」は完全に終わりを告げている。
「継続型ビジネスと紹介制ビジネス」が今後の商売を牽引していく。
私はそう確信している。

お金儲けにこだわる若者にも、
ぜひ長期的なビジョンを持った継続的なビジネスづくりを
してもらいたいと切に願っている。


今日はこの辺で。。。



『新・就活戦略論』~勝ち抜く就活生は「見せ方」が上手~

2009-05-10 01:51:09 | Weblog
皆さん、こんにちは。
私は大学時代、内定をもらった昨年の4月から
就活アドバイザーとして、何十名という就活生と直接会って
アドバイスを行い、多数の第一志望内定者を出してきました。

今の就活生に足りないことを3つ挙げるとすれば
以下のことでしょう。

1つ目は、世の中を実はあまり見ていないことです。
ニュース等で取り沙汰されている
テレビメディアの間接情報を鵜呑みにして真実だと思い込み、
疑おうという視点が欠けていることです。

そして、何より新しいビジネスを
自分の頭で考えていないことです。
こうすればもっとよくなるという
システム開拓を考える習慣がないことです。
面接で、突発的な時事内容の質問をされたときに
自分なりの回答が言えず、メディア情報を
さぞ自分の考えのごとく自信満々に話して落とされるパターンが
多く見られます。
面接官が聞きたいのは決してメディア情報の鵜呑みではなく
あなたの経験に裏打ちされた根拠の中での論理的な私見であることが
多いようです。


2つ目として、
「自分を知らない=自分のアイデンティティ欠如」の問題です。
自分は何ものなのか、どんな仕事に向いているのか
どういう仕事をして生きていきたいのか、人生設計はどう考えているか。

勿論、この不確実要素多岐の時代において、
人生の方向性を決めるのは至難を極めることかもしれません。
しかし、現時点での自分の方向性と筋道を決めないで、
適当な場当たり的な思いや感覚でどっか入ればいいのやという類の
他人任せ、時代任せ、会社任せのやり方では
自己成長できないどころか、面接官にもすぐに飽きられてしまいます。


最後に3つ目として、
人生を渡り歩くための「人生哲学を獲得していない」ということです。
例えば、当たり前ですが「謙虚な心をもって誠実に行動する」、
「周りのすべての人に学ばせてもらうというつもりで、感謝しながら生きる」、
「一見すると苦しい道と楽な道があれば、迷わず苦しい道を進むようにする」
など、人生を生きる上での羅針盤となる信条が今の就活生には欠けている気がしてなりません。

面接官はそこを実によく見ているなあと感心しています。
しかし、上手く自己のPRができる者だけが勝ち続ける就職戦線が
続くことは、ある意味で、PR下手の人の隠された本質部分の考え方や
価値観を掘り起こせず、落とすことにもつながります。

同じ考えを持っていても少し話下手なだけで受かりにくい傾向は、
本当に合理的な選別なのかどうか、私にも疑問点は残ります。
ただ間違いなくその傾向は顕著になっているといえるでしょう。

確かに、現実に反旗を翻してあえて話べたで勝負すると
いう人もいるでしょう。
しかし、私達の目標がこの買い手市場を
早く乗り越え内定を勝ち取りたいと考えている以上、
なるべく素早く切り替え、社会に順応して就活生には
「話し上手のなるトレーニングをしての臨むアクティブアプローチ」の手法を
考えてもらう必要性を感じています。

私が就活生にアドバイスをして、確認してもらいたいことは
次の4点のチェック項目です。
①「面接のスピーチ内容準備」
②「話し方、伝え方、うなずき方、提案の仕方、日々トレーニング」
③「簡単な礼儀作法」
④「自分をよく見せる仕方トレーニング」
です。

実は、相談に来る就活生の多くが、
この一つも完璧にこなせていないのが実情です。

④に関して言えば、大手ホテルマンや大手証券会社や都市銀行等の若手
社員さんに見習うところが多いでしょう。
務めている若手社員は、それなりに自分を高貴に見せるテクニックを
持っていて、どんなに内心不安で破裂しそうなほど緊張した状態であっても、
全く外見に出さずに坦々とこなしているように見せるのが上手いのです。
あとでそのときの話を聞いてみたら「死にそうなほど緊張していた」とは
よく聞いた話です。

「焦ったら負け」という言葉はわかりますが、
やはりあれだけ内心は不安と緊張でいっぱいなのに、
外見に出さないというのは一つ特技であり、
見せ方の上手さがあるのだと思うわけです。

そしてそこには緊張しないための下準備、
そして緊張しても外面に出さずに落ち着かせるトレーニングを
欠かさずしているということです。

仕事を始めても実はお客様の交渉するときに、
一番大事なことは、お客様を安心させることです。
こちらが不安で緊張しているために、
緊張して相手まで不安にさせたり、緊張させたりしたら
上手な商売はできません。
だからこそ、こちらが外見にでてしまうような緊張をしていては
いけないのです。

そう考えると、その以前の段階でその能力を備えているかを見ることが
大事なことではないでしょうか。
準備に準備を重ね、またもし準備していないことを聞かれても、
初対面でいかつい面接官に当たっても、就活で動じずに自分を誠実に
適切にアピールできる能力は要求されるでしょう。

もし就活に今一生懸命取り組んでいて、
早く内々定通知をもらいたい人は、私の上記の4つの提言を
ぜひ参考にして、トレーニングにトレーニングを重ねてください。

できただけでいいや、という場当たり的な発想はこの際やめてもらいたい。
交渉に慣れている人でも時として苦労しますので、就活生は友達同士、親や兄弟姉妹に力してもらって絶対リハーサルをして臨んでください。


ちょっと余計なお世話かもしれませんが
あなたのために、あなたの一回しかない大切な人生のために、
明日から実行をよろしくお願いします。


では今日はこの辺で。。。









『不振にあえぐ百貨店業界』~感性と情緒のビジネスモデル変革の模索~

2009-05-09 00:05:05 | Weblog
皆さん、こんにちは。

最近、私は大学時代は街をいつも見て回って
佐賀の街を「我が庭」のように見ていたような気がする。
今は、就職したので「新人」ということもあり、
まだ外には出ることは少なく、職場内で仕事をすることが
多くなっている。

だからといっては何だが、私は仕事が休みの土・日を
街中で過ごすことに決めている。
勿論、楽しみも一つの理由だが、街の繁華街周辺を歩き、
街の移り変わりや時代のトレンドをなるべくキャッチしようと
思っているのが大きな理由である。

そこで気になるのは、「若者の百貨店離れ」だ。
かといって「中年の方やお年寄り」が特段多いというわけでもない。
1階はにぎわってはいるものの、2階以降はお客さんは
こちらが申し訳なくなってくるぐらいの閑散具合だ。
さぞや落ち込んでいるだろうなあ、とこちらが心配してしまうぐらいだ。

これは「昔ののれんビジネスの終焉」を告げているともいえる。
つまり、のれんを振りかざして品物よりもプレミアム料を加味して販売する
時代が終わり、新しいビジネスモデルへの転換を意味しているともいえる。

そこで、私が提案したい変革のきっかけとなりそうな
ビジネスモデルのキーワードは次の3点だ。
①お年寄り、②若者、③地域の新事業紹介及び仲介拠点だ。

まずはショッピングに新しい付加価値をつけるために、
お年寄りが求めている最高級のサービスを提供する、
思いを叶えられる空間づくりだ。
何より「お年寄り、高齢者のニーズ仲介実現」を第一にしていくことだ。

例えば、衣食住ができる快適空間づくり。
リクライニングルームを設置してマッサージ師を一人に一人つけるようにする。
また、高齢者アカデミー校を開設して高齢者の勉強空間をつくる。
お教室や習い事ができる学習交流スペースを設置して、
近くで必要となる様々な品物をすべて購入できるようにする。
さらに、本屋の併設、美味しい料理が堪能できるスペースを用意して、
ヘルプ常備スタッフが案内をしていく。
ヘルプ常備員はお年寄り・高齢者の要望聞き絶えずして、
百貨店以外のお店と提携してお年寄り・お年寄りのご要望に応えられるように対応する。
目指すは、いわゆる
「最高級サービス」と「御用聞き仲介実現者」に徹するビジネスモデルだ。

私はこれらのサービスは
結構な価格をとっても来店客は見込めると踏んでいる。

また若者に対してもセールス集客策が必要である。
若者は近年「すぐに飽きやすい性格」が露見されるようになった。

そこでカラオケやボーリングといった今主流とされる遊びは
永遠に継続するものでないと考えている。

そこでショッピング系で言えば
「男女オシャレコーディネート」の仕方セミナーや
「ファッションコンテスト」例えば学祭で行う「イケメン、イケ服コンテスト」「美女、美女服コンテスト」でも行ってお客様参加型のイベントにしていくのもありだろう。百貨店からコンテスト審査モデルででも選ばれようなら嬉しい限りだ。

「サプライズコンサート企画やイベント企画」
「特別映画上映会」はどんどん行っていくべき。
また政治経済にもちょっとでも関心を持ってもらうために
「カップルで学ぼう面白おかしい経済学」、「男の心理学」、「女の心理学」や「お笑いコント素人版」と「日ごろのちょっと気になるお悩み解決」と「巷で話題の雑誌トーク」など様々な企画もので参加型の企画を継続していくこともいいのではないでしょうか。

男性だけで楽しめるもの、女性だけで楽しめるもの、
男女で一緒に楽しめるもの、家族で楽しめるものそれぞれある。
そこでターゲットを絞り込んで企画すれば面白いだろう思っている。

若者の傾向としては、
「気分発散」
「自分達だけ得したい」
「ラッキー症候群」
「意外と見えを気にする」
がありますので、それを効果的に生かした
集客及び販売策を考えていくといいでしょう。

最後に「地域の新事業」について百貨店スタッフが熟知して、
地域情報すべてのアンテナショップとしての役割を担うというスタイルも考えられます。
お客様の要望というには
別に百貨店だけで対応できるとは限りません。
そこで、店内に案内役のウェーターやウェートレスを常備して
店内で対応できること及びそれ以外のお店等の紹介や検索を行って
くれるところであれば嬉しいですよね。

案内役に、百貨店スタッフだけでなく、
大学生や高校生アドバイススタッフをバイトで入れて案内させると、
実は親近感をもって接することもでき、かつバイト生もなるべく多くの情報を仕入れようと情報収集をして街をよく知るきっかけになります。

宿泊施設の案内や旅行サービスの案内、観光地の案内、
様々なニーズへの対応を一気にこなす業務サービスも
今後の百貨店業界の運営にとても大事なことだと思います。

私は百貨店はこれから厳しい環境の下で
生きていかざる終えないだろうと考えています。

したがって、今起こっているような
百貨店同士の合併&買収等は今後も絶えないでしょう。
しかし同時に「百貨店業界パラグラムシフトの時期」でもあると思います。
思い切った180度転換や他業種との連携提携した、新しいアイデンティティ活路を見出さなくてはならないと考えている。

他業種との連携により、コーポレートビジネスモデルの強化が
お年寄りと若者と地域にとっての新たな相乗効果戦略ともなりえると考える。

ただ、この課題を書いている間も、
なかなか百貨店業界変革のためのシナリオが浮かばず、
変革をすることへの難しさを痛感して書き進めてきました。

そこでもし読者の方で、こんなやり方をすれば
百貨店の明日が切り開けるのではという良案がありましたら、
ぜひコメントに書いていただければ幸いに思います。
ぜひよろしくお願いします。




では今日はこの辺で。。。




なぜ人はちょいとサービスに弱いのか?~人間心理のお得感発掘~

2009-05-01 19:26:22 | Weblog
皆さん、こんにちは。
毎回私のブログを閲覧して頂き、
ありがとうございます。
最近は閲覧数が以前よりも伸びていて、
大変嬉しいというのが率直な感想です。

今回は、私が職場帰りによく立ち寄る中心街のチェーンCafe
「ドトール」にて感じた販売の心理テクニックについて話したいと思います。

私は仕事帰りにドトールにて「本日のコーヒー」230円を
頼むのが習慣化しつつあります。

今日はゴールウィークの前日ということもあって、
ガラス越しにあるケーキも気になり
「ミルクレープ(350円)」を注文しようとレジカウンターに入った。
そして、私は「本日のコーヒー」と「ミルクレープ」を注文する予定だった。
しかし、店員に「ミルクレープ…」といった瞬間、思わぬ返事が返ってきた。
二者択一の質問を投げかけてきたのだ。

「通常のミルクレープと今月限定のブルーベリーミルクレープ、どちらになさいますか?」

これが店員さんの仕掛けた強烈な仕掛けである。
私は慌ててしまって、すぐ横にあった限定のブルーベリーの値段を
ちょっと垣間見て、また「限定」という2文字に耳と心を奪われてしまった。
そしてついつい「じゃあ、ブルーベリーミルクレープで」っといってしまった。

店員さんの「今月限定の」という発言をしらっとしたところが
妙に憎いところである。

お会計を終わらせると、ちょうど「2品で600円」だった。
つまり、限定ブルーベリーミルクレープは370円だったのだが、
ここで驚いたことに、私の中で何か高い買い物をしたと思えていたが
「600円」で、案外お徳じゃないかと感じてしまった。
値段の設定もかなり巧妙である。

値段が大幅に変わると人は断る習性にあるようだが、
ちょいと魅力あるフレーズを添えて比較させておき、
あまり値段が変わらなければ人は断る勇気を捨ててしまうという心理トリックだ。

また、普段とは何か違うもの、普段では食べられないもしくは
得られないものを得ようとする習性があるようだ。

まとめると一言
「人間は、ちょっとした贅沢サービスとサプライズに弱い」(西山)

また歯切れがよい数字、例えば600円や300円、1000円だと
何かお得な感じがする。これが一品よりも二品とかだと
かなり手ごたえがあるようだ。
これだけある割にはお徳だと感じるらしい。

今日は、本当に私の些細な仕事後の「ドトール談」でしたが、
意外と大事なことではないでしょうか。

もし皆さんが買い物をしているとき、もしくは食事しているときに
安かった高かったという「消費者感覚」だけで捉えると
あとで考えて完全にやられたという経験をした人は多いはず。

だからこそ、私達は「販売者の感覚」つまりバイヤーが仕掛ける
様々な心理作戦を考慮して買い物などをしていくと、その
巧妙なテクニックに感心したり、納得したりしてかなり生活が
面白いかもしれないですね。

私達は仕事をしていく、もしくは生活をするために働かないといけないですよね。
そこでの中心になっていくのが、色々な職種があるにせよ最終的には
「製造・企画・営業・販売」という仕事ではないでしょうか。

そこで大事なことを一言で表すならば
「相手の心理状況を考える」ことなのかも知れないですね。

ただお客さんがあとで損したと思わせず、逆に得したと
思ってもらえれば最高ですよね。
そのことを今日の「ドトール」は教えてくれた気がします。

そう考えるとドトール店長の
マインドとハートが少しわかってきたような気がします。

皆さんもぜひ「消費者感覚」から「販売者感覚」に
シフトしていきましょう。



それでは今日はこの辺で。。。







『踊る言葉』~言葉ありき社会の弊害~

2009-04-25 00:36:29 | Weblog
皆さん、こんにちは。
元佐賀大学の西山です。

私達は、日々言葉を選んで生活している。
すでに私達の回路には、長い話=わかりにくいという暗黙の公式が出来上がり
長いと集中力が切れる関係もあり、コンパクトにインパクトのある
言葉を使いまとめようとする傾向がある。

日々言葉を選ぶとき、私達が注目しているのは「空気という間の感覚」である。
手短に終わらせたいところで長く話をしたり、
その場にふさわしくない話をすると「空気が読めてない」とは一昔呼んだものだ。

ただ、そんなことも言っていられない。今は「言葉ありき社会」なのだ。
首相をはじめ言葉巧みな政治家やタレントや芸人、世の中の特に若い人は必ずといっていいほど、カッコよい言葉を使い、世間をうならせようとする。
流行語というのは一種の「かっこいい言葉選手権」のようなものだ。
そして、それによって世論を変えようとする人もいる。

つまり今起きている現象は、「無言実行よりもインパクトのある有言実行の方がカッコいい」という言葉ありきの社会系システムなのである。

その一方で、若者はネット社会の影響でコミュニケーションが苦手であるとニュース等で騒がれている。この整合性をあわせると、若者はたわいもない同世代との話には積極的である一方で、それは本来的なコミュニケーションの意味とずれているということである。

有言実行という言葉は、昔から「言うことにより、自分への決断を下す」ということで実行への架け橋の一躍を担っていた。
しかし今は、どちらでもいいことや、自分を変える、自分へのよい意味での決断には全く関係ないところでの「単なるおしゃべり」が続いているということだ。


その意味で、どんなにある行為や現象を巧みに表現するために
「造語」を作り続けても、無価値なものになっていると考えられる。
まさに私達は『踊る言葉』の中で生きている存在であり、
有言実行のような風情も基盤のような礎も何もないともいえるだろう。

これは気づいていないかも知れないが、
今まで先人達が作り続けてきた格言とも言える言葉の重さを
踏みにじる行為とともに、造語で塗り固めようとする若者造語文化は、
先人達の生き様を軽んじる行為ともいえるだろう。

時代が変われば文化も変わるというと
一見そうだと思ってしまいがちだが、
今の流行語及び手短なお笑い等のインパクト発言は、
私達の説明文化を汚して先人達の知恵と格言の重みを
軽んじてはいないだろうかということをしっかりと認識した上で
使っていくべきだろうと思う。

今私達は、表面と内面の思いのギャップに悩む人が多い。
それは非常に生き辛く、混沌とした競争格差社会に
私達が住んでいることも一つに挙げられる。
しかしもう一つ理由を挙げれば、
私達に「有言実行」に至らしめるような確固たる昔の格言の存在が、
若者造語文化の影に身を潜めてしまっているからではないかと私は考えている。



今回は、抽象的でわかりにくい部分もありますが、
多めに見ていただければ幸いである。
今日はこの辺で。。。












なぜ、ユニクロは不況でも売れ続けるのか?~売れる仕組み分析~

2009-03-29 18:23:46 | Weblog
皆さん、こんにちは。
佐賀大学を3月24日に卒業した、西山です。

佐賀の皆様には今まで色々と迷惑等をおかけして、
そのたびに色々な面でお世話になりました。
大変感謝申し上げます。

今後はまず実家のある熊本から、
社会人としての再出発をすることになりました。
これからもよろしくお願いします。

早速、熊本に帰り実家近くの「ユニクロ」にジーンズを買いにいきました。
そこで見たものは、とてつもないマーケティングと顧客満足心理戦略でした。

今日、重要な教訓をユニクロで再確認できました。
「自分達(売り手)のウォント(やりたいこと)よりも、顧客のウォント」

私たちは、つい「こうしたら売れるのでは」という単純な仮説を立てて、
自分(売り手)がいいと思う商品を売りつけようとしてよく失敗します。

それはあなたが売りたいのであって、
買い手が欲している商品ではないからです。
大事なことは買い手が欲している商品をマーケティング調査して見つけ出し、それを顧客の購買力をくすぐるような商品配置を心がける必要があることです。

今日私がちょこっと顔を出しただけの「ユニクロ」でしたが、
上記以外にも5つの販売戦略がありました。
1、試着室等を通じた顧客とのさりげないコミュニケーション
(コミュケーションにより、購買者が買うときにサポートを受けたり特典を教えてもらえたり、不安を取り除いてもらえて、安心して購入してもらえる)

2、時間間隔により、スキマ時間を作って他の商品も見学させる
(ズボンのすそ縫い等で少し時間を頂いている間に、他の商品を閲覧してもらい、更に他の商品の購入を促進させる効果がある)

3、セット価格安と無料サービスで購買力の向上を図れる
(試着室の中に、ズボンを2着買うとセット価格で安くなる及び無料すそあわせなどのフォローをしてもらえるため、お客様にカスタマイズした商品を提供できる)

4、シンプルでかつ安くて同質な商品を多数ならべるセールスプロモーション
(品質がいい同質サイズの商品を多数そろえており、すぐになくなりにくく、それでいて商品価格もお手ごろな値段なので、お客様が安心して買える)

5、明るく元気な若手裁縫技術者と販売スタッフのコラボレーション
(明るくて元気な若い方を多数、裁縫技術部門と販売スタッフを店内に常駐させて、すぐに様々なお客さんにニーズに的確に対応できるように教育が行き届いている)

ざっと見ただけでも一般客の私をうならせる戦略を考えている。
更に販売員の動き一つとっても、元気で明るい挨拶に加え、
丁寧で素早い商品並べ、商品並べ手直し等を常に行っている。

新聞折込の広告宣伝のデザインにもこだわっているが、
これだけの販売戦略を持っているのである。

「売れている店はなぜお店全体がきれいであり、
逆に売れてない店はなぜか汚いイメージがある。」

これはすべて「スタッフの活気力」に起因するのだろうが、
上手くいっていない会社ほど、社員のやる気が薄くなる傾向にあるようだ。
逆に儲かっている会社ほど、どんなに忙しくても、社会から必要とされる会社と見なされることで、責任とやる気がみなぎり、社員は生き生きしている。
したがって、社員が生き生きしていると、お店の店内もイメージもきれいになる。

ただ、これには私の身近に例外もある。
それは「ラーメン屋」などである。
古くて年期が入っているからこそ、上手くいっているという経営スタンスもある。
ラーメン屋などはその典型で、古い建物で熱気の煙がでていて
ちょっと汚いぐらいが繁盛している証だともいえる。

経営のスタンスは様々にあるのは確かだ。
しかし、忘れてはいけないことは、私が冒頭で書いた
「自分達のウォントよりもお客様のウォントの方を大事する」ということである。

ただ、自分達のウォントが消えて、お客様本位の経営になりすぎるのも問題だろう。そこで、考えなければならないのは、「自分達の経営の大まかな軸をはっきり打ち出して、その後はその軸をなるべく幅広く捉え、お客様のウォントやニーズや時代の要請を最大限に反映した形で経営を行っていくことだろう」と考えている。

私の尊敬している先輩も、お店に入ったら一瞬で
このお店のマーケティング手法や席数や回転率から売り上げや利益等を
読み取ってしまう。
私も身近なお店から、その先輩の技法を見習いたいと思っている。


今回も久しぶりながら、
長い文章になってしまいました。
今日はこの辺で。。。






『人間哲学』と『企業哲学』と『日本哲学』が鍵!~派遣切りの実態検証~

2009-02-15 10:56:07 | Weblog
皆さん、こんにちは。
佐賀大学の西山です。

私は最近、政治に対しての不信感を募らせる一人だ。
機能不全に陥っているといっても過言ではない。

これは様々な議論がある話であるが、
「郵政民営化論」は前回も書いたように最初から賛成である。
これは変えようがない。

色々議論はあるが、一国の経済成長を考えると
最終的には大事になってくるからだ。
なぜかというと話は簡単で、一国の経済及びGDP成長を考えると、
民間に任せられるものは任せて、ビジネスの成功者に習って、
民間がアイディアを振り絞り一生懸命働く中で個々人や企業が成長していき、
サービス、利便性の向上を実現することで、日本を元気にしていけるからだ。
ただ、サービス面では経営効率化だけで考えてしまうとまずいので
農村部や離島など採算があまり取りにくい部分は「政府のセーフティーネット」の役割が大事だと以前のブログで書きました。そこで詳しい説明は今回は割愛することにする。ただ、それ以外にも一度つくられた教育格差、貧富の格差によって
成功者にすでに習えない現実があるという問題が、様々なメディアで囁かれているが、私は全く感心しない議論だといえる。

語弊を恐れず、強いことを言ってしまうと
「格差で問題となっている方達は『自分コントロール力が欠如している』といえるからだ」また「環境であぐらをかきつつ、文句を言おうと構えているから」だ。
本気で頑張らなければ、自分に何が足りて、何が足りないのかを考え、足りないものを補う努力をしていないのに、「社会のせい」だという空虚な逃げ道を利用しようとしているからだ。社会には適応しないと生きていけないので、現実を踏まえた上で、それに乗る努力は必要不可欠だ。

政治家はそんなキツイ発言は絶対しない。
当たり前だが、票がとれなくなるからだ。
そしてマスメディアの批判対象になるからだ。
そうすると政治生命終わりに近いと考えているからだ。

だけれどもそれを理解したう上で、あえて言う人が強く話す人が絶対必要なんだと思う。これは行き過ぎると反対派に射殺されるリスクも現実問題としてあることはある。正論を言っているのだけれども、納得いかない者が狙うリスクがあるのが日本社会を覆う負の側面だろう。

しかし、それを振り切っても
「この社会はおかしいよ!みんなで足の引っ張り合いをしているだけの社会じゃないか!変えていこうよ!」

それを言い出したのが、小泉純一郎さんであり、
竹中平蔵さんであると私は考えている。

彼らは政治生命、人生をかけて挑んだ戦いであったと思う。
私個人的には、彼らは賞賛に値すると思う。

今は実態を伴いないために批判になることをあえて覚悟の上で、
将来の最終的な日本経済の発展を見据えての改革に私は共鳴しているのである。

目の前で起こっていることに対する、
「都合のよい帳尻あわせ」とはまるで違うわけだ。

現代政治家の論理は一元論で処理がつくと言える。
「国民の政治関心がない、国民の教養の欠如」⇒「今一番国民、地元支援者が喜ぶことを言おう」⇒「すぐに票に結びつく」⇒「当選確実だ」

確かに政治家としては、
長期的な視点、将来的な視点で、
今実感を伴わないようなことを話しても、
誰も見向きもしない、これでは自分の政治生命は終わるから、
今国民の政治関心レベルが低い中で、
単純に国民が喜ぶことにシフトして話そうと考えるわけだ。
これを私は「現代に対する帳尻合わせ」とネーミングしている。

なぜ今郵政民営化論が議論の的になっているかも明らかで、
郵政民営化の長期的な結果を見ずして、アメリカサブプライムローンの影響による、日本の今の不況の現状が、郵政民営化の最終結論のごとく浸透しているからだ。これは明らかにおかしい議論だといえる。

竹中さんは恐らくサブプライムローンに端を発する
アメリカ金融危機の影響に危機感はあったものの、これほどまでに拡大して
ここまで日本の景気や経済に深刻な影響を及ぼすものとは
予測していなかったと考えられる。
そこで、今回の出来事は郵政民営化の本当の結論を待たずして
金融危機の影響による最悪の結末という一種の「結論すり替え事件」に
あったような感覚ではないだろうか。

だから、今からもう郵政民営化論を出して議論するのはやめてもらいたい。
竹中さんは常にそう話している。
構造改革という歴史の検証でなく、
今の現状の打開策を考えましょうと
声高に叫ぶ理由はまさにこのことだといえるだろう。

話を戻し、最近の派遣切りに合っているケースを検証してみても
派遣社員の現状はいかにもシンプルな論理だ。

「日本不況による需要減少」⇒「大企業に連動した中小企業の製造業の需要減少」⇒「経営危機を乗り切るための一手段、派遣社員切り」という一過性の論理だ。

しかし、派遣だからという理由だけで本当に切られるだろうか。
正社員だからという理由で本当に切られないのだろうか。
そこにこそ「人生哲学」と「企業哲学」があると思う。

私の分析によると、その分かれ目は
「自分の将来を見据えての長期的プランを持って、毎日取り組んでいるか」。
「人生のライフサイクルの中で、今しかできないことに懸命に取り組んでいるか」そして「そこで培ったものを将来的にどう繋げていこうと考えているか」が分かれ目だと思うのだ。

つまり、成長する際に以下の3つのプロセスをしっかりと見極めているかと
いうことが問われると思うのだ。最初は個人だけの成長にシフトしがちだが、
将来的に企業の成長、日本の成長に繋がっていくことが大事だろうという理論だ。私はこれを「成長の3段階理論」とネーミングしている。

〔成長の3段階理論〕
1番に個人の成長を考える。
2番に企業の成長を考える。
3番に日本の成長を考える。

年齢によって今どの成長レベルかという言い方があるが、
なるべく若いころ、できれば社会人1年目からこの3つの成長レベルを
意識してもらいたい。自分の成長が、自分の成長だけに帰結せずに、いつになったら働いている企業の成長に繋げられるか、ライフワークの中で学んだ知識技能を生かして日本の成長のためどれだけ寄与できるかを考える。

つまり今現在において給料は少ないが、将来的には多くなると仮定して、
今からでも「一大企業の経営者を任された」という意識で仕事をしていく。
そういう感覚を常に持っていれば、私は派遣切りや正社員切りなどにはならないと思うのである。一緒に一大企業を支えるためには、それだけ相応の努力が必要だからである。

将来設計の甘さゆえに、社会の逃げ場を求める人が増えている。
これが今しか考えない将来への思考停止を生み出し、人生設計を改善しないのである。ここに一番の問題点があると私は考えている。

語弊があることを承知で話せば、
自分の生活と成長だけを重視しすぎて、企業や日本経済のことを
考えていないのでは、いつか経営者からメスが注入されることになりかねない。
この危機的な状況下では、特に考えられるので注意をしておきたい。
私も来年から企業に就職するわけだが、そこのところを必ず念頭において仕事に打ち込みたいと考えている。

最近読んだ本のタイトルで、
大前研一さんが声高に主張している「『知』の衰退からいかに脱却するか?」
が本当の意味で問われる時代になったことを実感している。

先々を考えれば、
今の厳しい世の中でも
「自分のやるべきこと」が見えてくると思うのだが、
今ばかりを見ている人にはあまり先が見えてこない現実があるようだ。


長くなりました、
今日はこの辺で。。。