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柳下正明監督 つまんないサッカーしてきやがってーと思ったけど

2021年04月18日 11時00分00秒 | アルビレックス新潟
現在ツエーゲン金沢を率いる柳下正明監督が、アルビレックス新潟の指揮官時代の語り草の一つは「あんなつまんないサッカーに負けたのが悔しい」発言。
負け惜しみ、とも受けられますが、この言葉はつまり柳下監督の志向性をも打ち出しています。
つまんないサッカーと名指ししたのは、サンフレッチェ広島FC。
護りを固めて隙を作らず、逆に相手の隙を見逃さずにカウンターなどで得点して勝利を収めることを基本戦略にしていた広島を、当て擦ったのでした。
そして、相手のゴールを攻めるサッカーをしていくと宣言。
だがしかし、それを成功裏に終えることが叶わず、成績不振で新潟を去っていたのでした。

さて、2021明治安田生命J2リーグ第8節。
金沢は、かつて揶揄した広島のような戦い方をしていたように〝映り〟ました。
守って、護って、防御に注力して、新潟のミスや隙を突いてカウンターで攻めるーそんな戦い方。

柳下さん、それって「つまんないサッカーじゃねぇの?」と心の中で数度ツッコミ。

吾輩は第6節の[ツエーゲン金沢×SC相模原]を石川県西部緑地公園陸上競技場で観ました。
渡邊泰基と平松宗をそれぞれ応援するため。
そこで目にした金沢は、柳下監督が標榜するサッカーでした。
現に金沢の支配率は58%、パス本数は538本で、成功率79.6%。

でも第8節の金沢はパス本数247本、支配率26%。
大違いにも程があります。

昨シーズン、新潟が5失点して敗北したゲーム、あれも新潟のほうがボールを握って押し込む時間が長ったけども、昨日4月17日ほど顕著じゃなかった。
堅陣を作って耐え忍んでカウンターだけ、そもそも5ゴールは奪えない。
それ以前の試合でも「堅守速攻」に非ず。
対柳下ツエーゲン戦では、2021明治安田生命J2リーグ第8節が異色だった印象。

柳下監督は、今季の新潟のサッカーを分析して、自分たちはアウェイだし、ある程度ディフェンスの時間は長くなると選手たちには説いたかもしれない。
そのうえで、攻撃では積極性を失わないよう指示したのかも。
ただ、新潟の「ボール回収力の極めて高い」サッカーが想定以上で、想定していた以上に「後退戦」の様相に陥った可能性は考えられます。

つまんないサッカーなど本意でないけども、新潟のホームゲームという逆風もあって、結果的にそうなってしまった柳下正明監督だったのか?

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