年俸の安い高いで監督を決めるなんて…ねぇ

週刊新潮の11月2日号に、[岡ちゃん「FC東京監督」報道の波紋]という記事が出ていたので、それをチェックしてみた次第。

19日付の日刊スポーツ新聞が1面スクープにした記事を発端にした、FC東京の来季監督人事報道について、〝いかにも〟週刊新潮〝らしい〟裏事情が載ってましたわ。


J1残留をほぼ確定させたとはいえ、この時期に、来季の監督人事について、あれこれ報道されるのは、他チームの事ながら、不愉快に感じることではあります。
まあ、プロ野球も、シーズン中に来季の人事やら契約やらが報じられるのですから、Jリーグも同じように、スクープ記事が出るのは、仕方のないことなのかもしれんけど。

話を戻して、FC東京が、横浜Fマリノスの監督を辞任した岡田さんに、就任を打診したと日刊が報じる一方で、スポーツニッポン新聞は、山本〝人間力〟昌邦さんと大熊さんを次期監督候補にリストアップしてると伝えてます。
サンケイスポーツ新聞は、大熊さんと岡田さんのいずれか、と書いています。

ちなみに、FC東京の〝機関新聞〟である東京中日スポーツは、一切の言及なし。
ジェフユナイテッド千葉の来季監督は岡田さんであるとスクープを飛ばしたスポーツ報知も、全く触れず。

吾輩思うに、FC東京のチームカラーを考えたら、岡田さんがベターだと思うんだけど。
それに、今野×岡田武史という師弟コンビが復活するしね。
あと、FC東京サポのブログを拝読したら、岡田さんの支持率が一番高いような感じでもあった。

ただ、アルビサポとしては、FC東京に強くなって欲しくないので、あの人が監督なら助かるかな、なんて思ってますヾ(;´▽｀A``


週刊新潮は、サッカー雑誌記者の見立てを引用して、山本さんが有力と書いてました。
でも、その理由が、
[岡田氏は1億円近い年俸が必要になるので、5000万～6000万円で済む山本氏で落ち着く、という見方が専らです]
というのは、どうしたもんだろε-(￣ヘ￣)┌

スポニチも、
[岡田氏は高年俸がネックとなっており、本命を山本氏として水面下で動き始めている]
と書いているし。

そりゃあ、人件費抑制というのは、企業論理として分かるけど、年俸の安い高いで、監督として招聘するかどうか決めるってのは…ねぇ

クラブを強くしてもらいたいと思ったら、年俸額で折り合うべきじゃないと思う。
例えば、基本年俸は低くして、インセンティブ契約にするとか、手段はあるじゃない。

もしお金が無いというのなら、それを岡田さんに伝えて、でも是非監督して招きたいと誠意に交渉すべき。
イビツァ・オシムさんが、ジェフの監督に就任したのは、提示された年俸額が高かったからじゃない。
祖母井GMが熱心に口説いたからこそ、欧州の金満クラブの高額オファーを蹴って、来日したわけです。
岡田さんも、お金だけで動く人だとは思えません。
もし、1億円出さなきゃダメなんだったら、所詮、守銭奴ってことで諦めるしかないけどさヽ( ´ー)ノ

それと＜安さがモノを言って監督打診された＞なんて、山本さんにも失礼だろうて。