全日本サッカー選手権大会を制覇すると、AFCチャンピオンズリーグ出場権を付与されるのは、サッカーファンの皆さん御承知の通り。
となれば、2011シーズンをJ2リーグで戦うFC東京が天皇杯で優勝しちゃったら、彼ら帝都を本拠とするクラブは、Jリーグ2部とACLとを同時並行で戦わなくちゃいけない、って解釈でOKなんでしょうか?
ラモス瑠偉が監督時代の東京ヴェルディが、J2カテゴリーながら、全日本選手権優勝チームであったために、アジアチャンピオンズリーグに挑んだ前例があります。
従って、FC東京が1月1日に賜杯を掲げた暁には、ACLにエントリーするのでしょう。
さあ、そこで難問登場。
いや、まだ登場はしていませんでした、「将来の想定」問題です。
FC東京がACLに出場することになったら、Jリーグヤマザキナビスコカップの予選グループの組み分けは、一体どう処理するのか?
Jリーグは、2011シーズンのヤマザキナビスコカップの大会形式をこう定めています。
<ACLに出場する4チーム(名古屋、G大阪、C大阪と第90回天皇杯全日本サッカー選手権大会優勝クラブ)を除く14チームを2グループに分け、各グループで1回戦総当たりリーグ戦を行う。>
<名古屋、G大阪、C大阪と第90回天皇杯全日本サッカー選手権大会優勝クラブはAFCチャンピオンズリーグ2011(ACL)に出場するため、予選リーグはシードされ、決勝トーナメントからの出場となる。>
FC東京がACL出場となったら、上記の前提は、崩壊しちゃいますよね。
ナビスコ杯の予選リーグは、「15チーム」を2グループに分けることになる。
7チームずつじゃなく、片方が8チーム、もう片方が7チーム、という歪な形に。
ヤマザキナビスコカップの決勝トーナメント枠は「8」で、そのうち「4」はACL出場クラブ向けのシード枠。
でも、1チーム分、足りない。
考え得る解決策は―
グループAは8チーム編成で、上位3チームにまで入れば決勝T進出
グループBが7チーム編成で、上位2チームにまで入れば決勝T進出
―というもの。
だがしかし、8チーム中で3位までになれば予選突破というハードルと、7チーム中で2位にまでなればOKというそれと、どっちのハードルも高さは同じかと言えば、その答えは「否」。
それに、興行と消化試合数にも不公平が。
8チーム編成の組になったクラブは、予選リーグを7試合戦う。
7チーム編成だと、6試合。
たった1試合の差だけど、興行が違ってくるよ。
主管試合数が「4」のクラブと、「3」のクラブと、分かれるわけで。
1試合の入場者収入利益とグッズ収入利益が、1000万円としましょう。
4試合できるチームは4000万円の収益を手にし、3試合のチームは3000万円。
1000万円の差は、デカイ。
===================
この問題は、今季に限った話じゃなく、将来何度でも起こり得ること。
J2チームが、或いは翌シーズンJ2に降格するクラブが、全日本選手権で頂点に立つような事態が、100%決して起こらないとは断言できない。
FC東京が、平成23年1月1日に賜杯を手にしたら、ホントどうするの?どうなるの?
となれば、2011シーズンをJ2リーグで戦うFC東京が天皇杯で優勝しちゃったら、彼ら帝都を本拠とするクラブは、Jリーグ2部とACLとを同時並行で戦わなくちゃいけない、って解釈でOKなんでしょうか?
ラモス瑠偉が監督時代の東京ヴェルディが、J2カテゴリーながら、全日本選手権優勝チームであったために、アジアチャンピオンズリーグに挑んだ前例があります。
従って、FC東京が1月1日に賜杯を掲げた暁には、ACLにエントリーするのでしょう。
さあ、そこで難問登場。
いや、まだ登場はしていませんでした、「将来の想定」問題です。
FC東京がACLに出場することになったら、Jリーグヤマザキナビスコカップの予選グループの組み分けは、一体どう処理するのか?
Jリーグは、2011シーズンのヤマザキナビスコカップの大会形式をこう定めています。
<ACLに出場する4チーム(名古屋、G大阪、C大阪と第90回天皇杯全日本サッカー選手権大会優勝クラブ)を除く14チームを2グループに分け、各グループで1回戦総当たりリーグ戦を行う。>
<名古屋、G大阪、C大阪と第90回天皇杯全日本サッカー選手権大会優勝クラブはAFCチャンピオンズリーグ2011(ACL)に出場するため、予選リーグはシードされ、決勝トーナメントからの出場となる。>
FC東京がACL出場となったら、上記の前提は、崩壊しちゃいますよね。
ナビスコ杯の予選リーグは、「15チーム」を2グループに分けることになる。
7チームずつじゃなく、片方が8チーム、もう片方が7チーム、という歪な形に。
ヤマザキナビスコカップの決勝トーナメント枠は「8」で、そのうち「4」はACL出場クラブ向けのシード枠。
でも、1チーム分、足りない。
考え得る解決策は―
グループAは8チーム編成で、上位3チームにまで入れば決勝T進出
グループBが7チーム編成で、上位2チームにまで入れば決勝T進出
―というもの。
だがしかし、8チーム中で3位までになれば予選突破というハードルと、7チーム中で2位にまでなればOKというそれと、どっちのハードルも高さは同じかと言えば、その答えは「否」。
それに、興行と消化試合数にも不公平が。
8チーム編成の組になったクラブは、予選リーグを7試合戦う。
7チーム編成だと、6試合。
たった1試合の差だけど、興行が違ってくるよ。
主管試合数が「4」のクラブと、「3」のクラブと、分かれるわけで。
1試合の入場者収入利益とグッズ収入利益が、1000万円としましょう。
4試合できるチームは4000万円の収益を手にし、3試合のチームは3000万円。
1000万円の差は、デカイ。
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この問題は、今季に限った話じゃなく、将来何度でも起こり得ること。
J2チームが、或いは翌シーズンJ2に降格するクラブが、全日本選手権で頂点に立つような事態が、100%決して起こらないとは断言できない。
FC東京が、平成23年1月1日に賜杯を手にしたら、ホントどうするの?どうなるの?