銘木アトリエEq

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医療従事者も人間だ!医療崩壊を防げ!

2020-04-03 09:35:38 | 過去の執筆など
コロナウィルスが問題視されてから、2か月半といった所。
今朝もTVのニュース番組では、相も変わらずコロナコロナ。

テレワーク(自宅勤務)の方もいれば、出勤をする人もいます。
有給休暇の取得を推奨されて家で待機している人もいるでしょう。

そんな中、TVで散々言われている、”医療崩壊”の話題です。
貧困問題とは直接関係ない可能性もありますが、お付き合いください。


先ず結論から言います。

安定職業として医療従事者になった人、
社会的地位の為に医療従事者になった人。

一部に献身的なキチ〇イじみた医療従事者もいますが、
多くの医療従事者は、言ってしまえば職に就きやすい、
転職しやすい、復職しやすい、収入が安定している。
そういう目的で国家資格を取得して医療従事者になっています。

その方たちに命を賭してまで、超ハイリスクな最前線で、
劣悪な環境下でも、医療行為を続けろ!!
と言うのは、いくらなんでも酷だと思います。無理ゲーです。


入った会社がブラック企業ならば、辞める人が続出するのは当然です。
ブラック企業から逃げ出した人を責められますか?
多くの人は”逃げるが勝ち”と考えるでしょう。

このコロナ禍によって、安定した職業として就いていた現場が、
一瞬にして超超超ブラックな現場に変貌した訳です。
しかも敵前逃亡は死刑とまでの圧力を掛けられ、
誰かの命を守る為に薄給で、命まで掛けさせられている状態。

こんな劣悪な現場で働き続ければ、どれだけ崇高な志を持っていたとしても、
精神的・肉体的に耐えられる訳がありません。

精神面でボロボロになれば、すぐに身体的に影響が出て来て、
場合によっては感染し易い・重症化しやすい状態になっても不思議はないのです。


衛生衣服すら品薄になってきて、病院によってはゴミ袋に穴を開けて着ている状態まできています。
マスクの品薄ももちろん、白衣や滅菌衣類の供給すら危うい状態です。

医療従事者の高い志によって、今はギリギリで半崩壊の状態でしょう。
しかし現場からは白旗が上がっていて、もう耐えられない!SOS!!
それが、日本医師会が政府に要求した”緊急事態宣言”の提言だった訳です。

その要求すらも政府はスルーします。
当然でしょう。
緊急事態宣言をしたら株価が下がりますからね。

責任を問われたく無い、誰かに責任を擦り付ける事が日々の業務。
そんな連中に何かを期待する方が悪かったのかもしれません。


さて、既に時期を逸した感は否めませんが、
このまま医療現場のダメージが蓄積して行くとどうなるのでしょうか。

俗に”医療崩壊”と言われていますが、
具体的に何が起こるかは、誰も説明はしません。
説明しただけで責任を問われてしまいますから。


端的に言います。
医療崩壊が起こったら、死者が爆増します。

新型コロナに起因する死者の話ではありません。
コロナがあろうと無かろうと、心筋梗塞は起こります。
脳梗塞は起こります。癌は進行します。

平時であれば簡単に救える命が救えなくなって、
なんて事ない病気やケガが命に関わるという事なのです。


具体的に私を例に挙げます。

私は重症筋無力症という病気を持っていて、
最悪の発作が起こると、呼吸する筋肉が動かなくなります。
クリーゼという症状です。

クリーゼが起こった場合、人工呼吸器と薬を使い、
呼吸する筋肉が回復するまで待つ治療を行う事になるでしょう。

今の医療水準であれば、クリーゼを起こしても即死になるパターンは少ないと言えます。

ところがコロナ肺炎の患者で溢れかえってしまうと、
先ず人工呼吸器が確保出来なくなり、私は死にます。
人工呼吸器があっても、使用出来る医療従事者がショートすれば、やはり死にます。


医療従事者が精神面・肉体面でダウンしてしまえば、
その人数すら減って行って、治療を施す事すらできなくなってしまうでしょう。
手術が必要な患者も手遅れになってしまいます。


それこそが”医療崩壊の本質”であり、避けなければならない事なのです。
何を優先してでも、医療現場に手厚いケアを行い、
医療崩壊を避ける事の重要性を分かって頂けたでしょうか。


”医は仁術”なんてのは昔の話で、”医は算術”の世の中です。
病院経営がビジネスであるように、医療従事者だってビジネスライクで構わないのです。
せめて逃げ道を確保してやる事も必要かもしれません。


このままの医療体制が続けば、”命の選別”が起こりかねません。
社会的弱者である老人や貧困層、障害者は、真っ先に切られるでしょう。
到底、他人事とは思えません・・・。



私は感染症を学びたく、臨床検査技師の国家資格を取得しました。
実は、コメディカルの人間だった訳です。

今の状況を見て、私自身に何が出来るかを考えました。
まだ具体的な方法や手順を示す事は出来ません。

けれども、何とかしなければ。
そして何かが出来るのでは・・・と考えています。


例えば、私のように働く事が出来なくなった有資格者、
引退した有資格者、臨床現場から離れた研究者が奮い立って・・・。

医師法や保助看法を犯して、国家資格が剥奪されるかもしれません。

それでも今現在、最前線で耐えている医療従事者をサポートする為に、
公園や広場を不法占拠し、無許可の野戦病院を設営。
コロナ軽症者への検査や、簡易的な処置、処方、投薬・・・。

この状況下においての、軽微な罪を背負う事を厭わない人達で、
何とか後方支援が出来ない物か・・・。
せめて重症者の選別や、軽症者への指導だけでも出来ないだろうか・・・。



扇動の発端者として、コロナ禍が終息した後ならば、
私は処罰されても仕方ないと思いました。
資格を剥奪され、収監をされても構わないと思っています。


一人でも多くの人に、”死ぬな!生き延びろ!!”とメッセージを送るならば、
その程度の責任やリスク、背負わせてください。


医療崩壊が続けば、確実に貧困問題にも直結してきます。
貧困者は十分な医療を受けられなくなる。
そんな時代を私は望みません。
きっと誰も望まないでしょう。

だからこそ、今ここで食い止める必要があると考えます。



小さな提案や提言、具体案、指摘、指導、感想・・・
どんな事でも構いません。
コメントや連絡を頂ければ幸いです。

また、一人でも多くの人に情報を共有して頂きたく、
共感して頂ける皆様のご友人、ご家族、お知り合いに対し、
広く拡散を頂ければ嬉しい限りです。

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地獄の門は4月1日に開いたばかり

2020-04-03 09:14:33 | 過去の執筆など
コロナ禍で失業した人、収入が減った人、借金を作った人・・・。
自己責任の旗の下、
「2か月や3ヶ月で潰れる事業なんて、元から無理があっただけ」
「貯金をしてこなかった貧困層は努力不足」
「能無しの非正規雇用が死のうが関係ない」
そんな論調で追い詰めて行った結果、
先ずは観光業、興行業、飲食業から始まり、
様々な業界が深刻なダメージを負ってしまいました・・・。

言うのは自由だし、思想も自由だけれども、あまりにも心無い発言だ。


回復不能なダメージを負った経営者もいれば、
すでに倒産・廃業をした企業が出ている事も既知の話だと思います。

コロナ問題が大々的にTVなどで取り上げられるようになって2か月ほど。
たったの2か月で焼野原になってしまいました。

ところが、本当の地獄はこれからである。と言わざるを得ないのです。
決してパニックを煽るのではなく、現実を現実として受け止めるしかないでしょう。

はっきり言って、中小零細企業が9割と言われる日本の中で、
2か月間の運転資金で耐えられていた企業の方が少数であったと思います。
多くの企業が雇用を守る為、家業を守る為に奮闘して来た事は容易に想像が出来ます。

今はまだ2か月の”ふるい”に漏れた企業が倒産しているに過ぎませんが、
これが3ヶ月、半年、1年と経過するに従って、”ふるい”の網目は大きくなります。
当然、連鎖的な倒産も含めてこれからが厳しい戦いになると思います。


4月1日は地獄の門が開いた日、と述べました。
掻い摘んで説明します。

コロナ禍以降の2月、3月に契約終了となった非正規雇用の人達がいます。
例えば派遣社員であれば、2か月毎や3か月毎に契約を更新して行く事がほとんどです。

3年間の長期に雇用をする約束であったとしても、
今回のように経営に不安が募れば、真っ先に契約を切られて終了となります。

それが派遣社員だ、選んだのは自分!自己責任だ!
とは言いますが、これだけ派遣社員を増やしてきた社会にだって責任はあるのでは?


さて、一般的に派遣社員は社会保険に加入している事が多いです。
契約終了の憂き目に合ったとしても、健常者であれば失業給付が3ヶ月程度出ます。
3ヶ月以内に次の仕事を見つけなさい、という事です。
はっきり言って、次の仕事に就ける人は0に近い程に少ないでしょう。


4月1日から開始された、大企業への”同一労働同一賃金”。
同じ業務をする人は、正規・非正規を問わず同じ給料を払いなさいという法律です。

この施行によって、安いからと派遣社員を使っていた企業は、
派遣社員の使い方を再考せざるを得ないのです。

派遣社員の中には正社員登用された人もいるでしょう。
失業した人の中にも、次の仕事が見つかる人もいるでしょう。
けれども、多くの派遣社員は失業者として放たれて終了です。

生活の為に、日雇い労働へと進む方もいますが、今は時期が悪かった・・・。
イベント会場の設営、人員誘導など日雇い労働に代表される仕事が、自粛でぱったりです。

荷物の仕分けや軽作業の仕事は残ってはいますが、
仕事の席に対して求職者が多すぎるが故に、
例えば、1週間後の予約で1日のみ仕事に就ける・・・そんな有様のようです。


社会保険に加入していた派遣社員ですら、失業給付を受給する為には、
”12か月以内に6か月以上の社会保険加入”
が問われるとされます。

この条件はあくまで、会社都合退職の方への救済策での条件です。

1-2か月単位の短期仕事を重ねる派遣社員や、
就業したばかりの派遣社員の中には、失業給付を受けられない人も出ます。

ましてや社会保険に入っていないパート社員や契約社員の方たちもいる訳で、
失業=貧困 
に直結する方が多く輩出される事は、想像に容易いでしょう。

失業給付が受けられる人達は3ヶ月の延命がなされたのですが、
その方たちの失業給付が終わる時には、果たしてどうなるのか・・・。


業績不振によって解雇や時短勤務となったパートや契約社員の人達。
コロナ禍以前から求職状態(失業者)だった方たちの給付金が終わるタイミング。
その影響が出るのが4月1日だった訳です。

はっきり言って、すぐに雇用が回復するなんてのは希望的観測に過ぎません。
貯金を切り崩して生活を続けたとしても、
即座に貧困状態に陥る事は、避けられないのかもしれません。


けれども、そんな中でも絶対に死ぬな!生き延びろ!と、私は言い続けます。

以前の記事に、失業給付が終わった後にも、
条件付きで月額10万円の給付に繋げる方法を記載しました。

失業保険が切れそう。この先どうしよう!
https://blog.goo.ne.jp/bartonella/e/3d8ffcb423333091117793c6391fcd49

ご覧頂ければ、不安が少しは和らぐ方もいるかもしれません。

知り合いや親戚、友達やネットの知り合いにも、
同じ境遇で不安を抱えてる人がいるかもしれません。

一人でも多くの方に伝聞、拡散して頂きたく思います。
よろしくお願いします。


利用出来る福祉サービスはまだあります。
貧困は辛いですし、情けないと悩む事も理解しています。
それでも絶対に死なないでください。
ここは何としても踏ん張って、生き延びる事を考えてください!。

生活への不安、病気への不安・・・様々な不安の形があると推測します。
鬱屈とした気分、自粛ムードが故に、家族へ八つ当たりしてしまう人もいるでしょう。

もし少しでも辛い時には、心療内科を気楽に受診して薬を処方してもらってください。
私のように薬をがぶ飲みしてでも、気力を振り絞って生き抜こう!

心療内科や精神科への受診が躊躇われるならば、近所の内科でもOKです。
薬に頼って良いんです。
こんな社会情勢では、誰だって精神的に疲弊するものです。

コンビニにジュースを買いに行く気楽な感じで、
近くのクリニックに行ってみてください。
その程度の気楽さで今は乗り切りましょう。


100年後の世代に日本国を残してやる為には、生きる事が最重要です。
例え焼け野原になろうとも、命さえあれば皆で復興が出来ます。
そして復興の立役者は、読んでいる皆さんなのです!
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