NPO法人 安心運転支援センター

交通安全の運転情報を提供します。

玉名市で下記の講演を来年1月に予定

2009年10月23日 12時17分12秒 | 日記
玉名市で下記の講演を来年1月に予定しています。

主催:玉名を元気にする会
後援:NPO法人(特定非営利活動法人)安心運転支援センター 

演題 [高齢者のペダル操作ミス(踏み間違い)を防ぐワンペダルとは]

講師:西島 衛治    特定非営利活動法人(NPO)安心運転支援センター理事長・九州看護福祉大学大学院教授・博士(工学)

1.オートマチックトランスミッション車の暴走事故件数
 1998年のオートマチック車の運転操作ミスが原因の事故は4,137件で、5年前より6割以上増えており、このうち20人が死亡している。(現在は年間全国で7000件以上、熊本県警の調べでは、県内の運転操作ミスが原因の交通事故約1000年の17%以上がペダルの踏み間違いが原因)
特に、65歳以上では610件と、5年前の2.4倍となっているという(警視庁調べ:自動車ニュース,1999)。
2. 現在のアクセルペダル,ブレーキぺダルの問題点
現在の自動車のアクセルペダルとブレーキペダルは、加速(進行)させるのも、減速(停止)させるのも足で踏下するという同じ型の動作によって行うものである。
 俊敏な動作が要求される緊急事態で進行中の車輌を停止させるためには、アクセルペダルを踏下している膝関節の緊張を緩め、ブレーキペダルに足部を移動させ、再度緊張させ、踏下しなければならない。
 ところが、図1に示すように,突然物体が眼前に出現したときのように大変な緊張を要する状況では、膝関節に伸張反射が生じることがある。したがって、現行のペダルの構造では、パニック様時に運転者がアクセルに乗せた足を引き上げ、ブレーキに乗せ換える動作には遅れが生じるか、あるいはその動作そのものが大変に困難であると考えられる。
3.新方式アクセルバー・ブレーキペダル(ワンペダル)システム
 新方式アクセルバー・ブレーキペダルシステム’ワンペダル)を図2(下記出典参照)に示す。
本システムでは,従来のアクセルペダルの位置にブレーキペダル、アクセル制御器は棒状(アクセルバー)のものでブレーキペダルの右方に取り付けられている。

図3.新方式アクセルバー・ブレーキペダル。
出典:http://www.naruse-m.co.jp/index4.html

最新の画像もっと見る