ベーシックトラック録りから1ヶ月以上、いよいよミキシングに向け全てのトラックを確定させるフルート、ギター、キーボードのオーバーダビングを週末2日間で行いました。
場所は今回初めてとなるエンジニアおすすめの都心某スタジオです。
フルートのブース。マイクはベーシックトラック録りと同じもので同様にセッティングし、出来るだけ差が出ないように配慮されていました。
ピッコロもスタンバイ。
ソロは時間の許す限り何テイクも録って追い込んでいきました。限られた時間の中で集中力と精神力の勝負でしたが、その中でベストなテイクが出せたのではないかと思います。
ギターのブース。広く快適な空間で気持ち良く作業することが出来ました。
楽器はベーシックトラック録りで使用した2本に加え、新戦力のG&L ASAT Z-3 Semi-Hollowを投入しました。
マイク、セッティングはやはりベーシックトラック録りとほぼ同じ、マイク・プリアンプはエンジニア持込のこだわり機材を使用しました。
良い環境も手伝ってスムーズに予定をこなすことができました。G&Lのテレキャスターは主にクリーントーンで使用し、その独特のトーンと鳴りを最大限に活用しました。
キーボードはベーシックトラック録りと同様にコントロールルームにセッティング。集中が必要な場面では他のメンバーは気配を消して邪魔をしないように注意しました。
ソフトシンセを使ったあるパートの録音ではその場のアイディアでメンバーのアシストにより音色のリアルタイムコントロール!
真剣勝負の中でも和気あいあいと楽しく作業を進めました。
TEEの多くの楽曲で重要なパートとなっているピアノの録音は最大限集中して取り組みました。
演奏していないメンバーも集中してトラックを聴き、OKテイクの判断、改善点の的確な指示、そして時にはプレイヤーの気持ちをほぐす言葉をかけたりと重要な役割がありました。
ベーシックトラック録りから1カ月以上空いたことで各自十分な事前準備をすることができ、2日間という限られた時間の中で全てのトラックをほぼイメージ通りに録ることができました。
これで2015年の活動は全て終了しました。
2016年4月29日の3rdアルバムリリース記念ライブが既に決まっており、年明け早々ミックスダウンから再始動します。