時間の外  ~since 2006~

気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

ソノシート「ウルトラセブン」をアップで見る

2011年11月09日 | 漫画・アニメ、そして特撮

 ウルトラセブンのソノシートの中身を記しておこう。

 

■ ソノシート「ウルトラセブン」

■ ドラマ「恐怖の怪獣狩り」  

■ 出現怪獣  ピット星人 エレキング

■ 収録曲 「ウルトラセブンの歌」 「ウルトラ警備隊」

 

・ 企画・制作  円谷特技プロダクション

・ 脚本  金城哲夫

・ 音楽  冬木透

・ 効果  東京効果プロ

・ キャラクター原画  成田亨

・ 絵    堀江卓

・ 出演  森次浩司  古谷徹  阿知波信介  菱見百合子  浦野晃  千葉耕市  ほか

@ 円谷特技プロダクション

 

● ソノシートブックの内容

・ ウルトラ警備隊の歌詞&楽譜

・ ウルトラ警備隊の専用車「ポインター」の図解

・ ウルトラホーク(ウルトラ警備隊の戦闘飛行機)の紹介

・ 収録ドラマのオールカラー漫画絵本

・ 見開きピンナップ

・ ウルトラセブンの歌の歌詞&楽譜

 

● 付録

・しおり

・すごろく

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

値段は300円だったようだ。

セブンは、その制作現場が後年ドラマ化されたり、シナリオライターの金城さんにスポットを当てた番組が紹介されたり、今でもセブン関係のイベントで森次さんやひし見さん(菱見さん)が参加されたり、最近でもセブンのテーマソングがオーケストラで生演奏されたりして、本当に息の長い人気を誇っている。

ウルトラシリーズの名作・・と呼ばれているのは、ダテではないのだ。

金城さんをとりあげた番組は興味深かったし、森次さんやひし見さんは今でも「ダンとアンヌ」のイメージが強いほどだ。

 

怪獣よりも宇宙人が主な敵であるウルトラセブンではあるが、このソノシートドラマに出てくる怪獣エレキングは、セブンの中でも代表的な「怪獣」だったといえるかもしれない。

セブンに出てきた「怪獣」でよく覚えている敵怪獣は?と聞かれたら、私はまずこのエレキングの名前をあげるだろう。

ちなみに、セブンに出てきた宇宙人はたくさんいるが、私にとって一番印象に残ってる宇宙人は、やはりメトロン星人だ。

そう、和室で、ちゃぶ台(?)ごしに、座ってダンと会話をした、あのメトロン星人。あのシーンは、非常にシュールだった。

 

全体的に、敵のデザインでは、ウルトラマンの怪獣たちのほうが上だったと思う。

ウルトラマンに出てきた怪獣や宇宙人では、たとえばゼットン、レッドキング、ネロンガ、バルタン星人、スカイドン、ベムラー、ゴモラ、シーボーズ、ブルトン、アントラー、ぺスター、ガバドン・・・などなど、今でもルックスと名前が一致するし、姿を思い出すこともできる。

だが、セブンの方では、宇宙人の名前は覚えていても、ルックスとすぐには一致しなかったりする。

でも、物語の奥深さという意味で、セブンのほうが考えされられることは多かった。

 

このソノシートの絵本の部分は、絵本というよりもむしろ漫画になっており、作画はあの堀江卓さん。

代表作としては「矢車剣之助」「天馬天平」などがあり、その画力は独特の「品」があった。

漫画とはいっても、その画風は、挿絵風なクオリティを持っていた。

ソノシートブックの絵本では、・・特にアニメではなく特撮ドラマ系の作品では、南村喬之さんのような挿絵画家が絵を担当することが多かった気がするが、このセブンのソノシートブックの絵に堀江さんが起用されたのは、その挿絵風の画風が買われたのかもしれない。

とはいえ、堀江さんというと、時代劇系作品のイメージが強かったので、今こうしてこのブックを見てると、堀江さんが絵本部分の絵を担当してるのは、けっこう意外な気もする。

 

ウルトラ警備隊の車「ポインター」には、けっこう憧れたものだった。

あの派手なデザインでは、町の中をもし走ったら、スーパーカーも目じゃないくらい目立っただろうなあ。

もとはクライスラー社の車だったようで、それに改造を加えて、ああいう外観になったらしい。

一度乗ってみたかった。

スーパージェッターの流星号、ソランのエンゼル号、バットマンのバットマンカー、宇宙エースのスーパーリング、遊星仮面のロケット・ライダー、ロビンのペガサス、サンダーバードなどと並んで、このポインターも、乗ってみたい乗り物の中の一つだった(笑)。

 

ウルトラホークは、ウルトラマンが終わって、新たにセブンが放送されるまでの、つなぎみたいな形で放送されていた「キャプテン・ウルトラ」に出てきたロケット「シュピーゲル号」を思わせるような、合体ロケットだった。

ちなみに、キャプテンウルトラは、円谷プロの作品ではない。

 

このセブンのソノシートブックの真ん中あたりのページは、見開きのピンナップになっている。

ピンナップ・・というと、つい壁に貼って飾っておきたくなりそうなものだが、なにせ絵本の真ん中のページがピンナップになってるので、ピンナップのページをはずして壁に飾ってしまったら、絵本がバラバラになり、絵本のストーリーも「途中抜け」になってしまうので、ピンナップとして使った人は、多くはないのではないか。

 

↓ 堀江卓さんが描いた絵本。オールカラーなので、豪華感がある。 


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