
「俺は絶対、頑固じゃねえ!」。
これ、私が大学生時代に、サークル内で流行った言葉(笑)。
確か、このフレーズが出たのは、サークルの合宿でだったと思う。
誰が言い出したかは、忘れてしまった。
もしかしたら、私が飲み会などでギャグで言い出した可能性もあるが、私じゃなかった可能性もある。
「俺は絶対頑固じゃねえ!誰が何と言っても。」とでも言おうものなら・・・。
学生の頃には仲間内で受けたギャグを、社会人になって、学生の頃のノリで学生時代のギャグを言っても、しらける場合がある。
「・・・だから何?」
「・・・・・」
「・・・ふ~ん、面白いね・・・(白けた言い方で)」
「・・・そんなのが受けてたの?」
などの反応が返ってきて。
そういうことを、社会人なりたての頃、同時期に別の会社に入社した「大学時代の友」から何度か言われたことがあった。
そんなことを何度か聞かされてたので、私は学生時代に仲間内で受けていたギャグを、うかつに自分の職場では中々使わなかった。というか、中々使う気になれなかった。
厳密には、学生時代のノリを、社会人になって間もない頃に飲み会でうっかり一瞬だけつい出して失敗したこともあり、それ以来ますます慎重になった。
その時は、一瞬だけだったから、致命的な大ごとにはならなかったとは思うが、それでもその一瞬の隙での失敗は職場で拡大されかねなかった。後悔した。
そんな時、学生時代と社会人環境での違いを感じて、学生気分が少しづつでもぬけていくきっかけになることがある。
それを、学生時代は「ぬるま湯」の環境だったが、社会人になってシビアになったからじゃないか・・・と分析したことがあった。
社会人になった環境は、そこは学生時代のような身内受けは中々なかった。
学生時代の身内受けギャグには、相手を多少ちゃかす要素があっても、そこには根底に「友達関係」があったから、多少ちゃかしても互いに許容しあってる部分があった。
だが、社会人になると、人間関係に損得勘定もあったりするし、ちゃかすことによって生じるイメージが上司からの評価にもつながる場合もあるので、学生時代のような許容感覚はなかったりする。
まあそれでも、職場の人間関係を円滑にするためにも、ある程度はくだけた雰囲気もあったほうがいいと思える部分もあり、そのへんは飲み会などで少しづつ醸成していければいいと思った。
とはいえ、飲み会がたとえ「無礼講」であったとしても、学生時代と同じ感覚に戻ったようなノリは禁物だと実感したこともあった。
飲み会になると、当初はつい学生時代のコンパのノリが顔を出すこともあったので。
ただ、そういう要素も、社会人生活が進むにつれ、だんだん薄れてはいった。
あまりくだけなくなったのだ。自分なりに。
あ、プライベートで友人たちと飲んでると、たまにそういう要素が顔を出すことはあったかもしれないが。
その場合、仕事上の損得関係がからまない間柄だったからだろう。
会社内や、仕事関係の人との飲み会と、プライベートで行きつけの店に行ってそこの常連さんたちとくだけた話をする時では、やはりプライベートでの飲み会の方が気楽だったし、時には遠慮のない話もできたし、話し方もできた。
仕事関係の人との飲み会と、仕事がからまない相手とのプライベートな飲み会は、いつまでたっても別物であった。私の中で。
学生時代に仲間内で流行ったものの中には、ギャグ以外にもクイズゲームらしきものもあった。
「これ、誰の音かわかる?」みたいな。
ただ、そういうクイズゲームというのば、その場にいる人の何人かは、その種明かしを知っていないといけなくて、そのタネを知らない人がその場に混ざることによって成立する。
種明かしを知ってる同士が、その問いに対して同じ答えを同時にするが、種明かしを知らない人は、その正解の輪に入れなくて、ただただ混乱する・・・という系統のクイズゲーム。「え?なんでそうなるの?」という感じで。
種明かしを知ってる人は、種を知らない人に対してちょっとした優越感を感じるという他愛のない遊びだが、そのゲームを何度かやってるうちに、そのタネを見破れる人も出てくる。
そうなると、種に気付いた人は、正解の輪に入れる。
だが、いつまでたっても種が分からない人もいて、種がわからない人はますます混乱するのだ。
種がわからない人は一刻も早く正解の輪に入りたくて、あせってくる。
で、誰が最後まで種を見破れないか・・・という決着だったと思う。
こんな遊びも、私は仕事関係の人との飲み会では、持ち出したことはない。
最後まで残った「種がわからない人」が、普段の仕事で立場が上の人だったりして、つまらない恨みみたいなものを買ってしまっても何の得もないからだ。
学生時代にさんざん仲間内で受けたギャグや遊びは、社会人になって持ち出すのはなるべく控えておいた方が・・・無難ではある。
今後、学生時代に別れを告げ、社会人になる人に、そのへんは伝えておきたい。
私自身、社会人なりたての頃に、うっかりそういうものを持ちだしてしまい、失敗したことは、前述の通り一度もないわけではないから、なおさら。
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