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 時間の外  ~since 2006~

気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

録音エンジニアのプロ根性

2011年07月11日 | 自主制作アルバム

私の初の自主制作アルバム「空を見ていた。」のレコーディングでは、初日のスケジュールは昼の12時から夜の22時くらい(実際には延びてしまって23時くらいまで)まで行われた。

予算の都合上、この後のレコーディングは深夜0時から翌朝の10時くらいまでになるので、昼間のレコーディングは初日だけ。

なので、ゲスト参加してもらう相方には、この初日たった一日だけしか機会がなかった。

で、初日に、相方にゲスト参加してもらう4曲だけの私のベーシックトラックを、相方がスタジオに来る前までに録音。

その4曲は「空の少年」「里山の向こうに君が見える」「岩瀬の湯」「もっと早く出会えていたら」。

 で、相方が来て、いざ録音ブースの中に入る。

このブースの中では、たった一人での作業。私の入れたベーシックトラックに、彼が音を重ねてゆく。

だが、相方はおそらく、こういうスタジオ録音というのは初めてだったのではないだろうか。

ライブの経験は多数あっても。

ライブでの演奏と録音スタジオでの演奏は、だいぶ勝手が違う。

いくらライブ経験が多くても、いざ録音スタジオに入って演奏するとなると、かなり緊張する。

それが初体験なら、なおさらだ。

相方は相当緊張してたようだ。エンジニアからの忌憚のない意見が出される旅に委縮してしまってるようだった。

相方の名誉のために書いておくが、私自身もブース内に最初に入った時は、緊張した。

普段こういうレコーディングスタジオ入りしていないと、いざこういうブースに入って演奏したり歌ったりする場合は、委縮してしまって思うように演奏したり歌ったりできない人も多い・・というのは、スタッフの言葉。

私は20代の頃に、ポップスバンドを組んでた頃に、バンドでのレコーディングのためにスタジオ入りしたことは何度かあるので、ある程度の免疫はあったかもしれない。まあ、それでも緊張感は変わらないけど(笑)。

バンド時代は、まずベース、ドラム、リズムギターなどのベーシックトラックを最初に録音した後は、そこに音をかぶせる鍵盤やサックスやリードギターなどは、後から一人ずつ音を重ねた。

なので、後から一人一人が音を重ねていく時は、それ以外のメンバーは、ミキシングルームでエンジニアの後ろで休憩ができた。

この「空を見ていた。」のレコーディングでも、相方が音をかぶせてる時は、私は休憩することができた。

だが・・問題は、レコーディングの2日目以後だった。

2日目以後は、すべて私一人での作業になる。

 

・・ということは・・・ 基本的に「休憩」がないのだ。自ら言い出さない限りは。

休憩しようがしまいが、スタジオ使用料はそのままなので、あまり休憩するわけにもいかない。

とはいえ、たまに少し休憩をとらないと、精神力も体力も疲労困憊してしまう。

それはエンジニアも同じこと。

なので、時々エンジニアに向かって、「この作業が一区切りついたら、少し休憩しましょう」と私は切り出す。

それでも、エンジニアは自分の納得のいくまで作業を繰り返している。

休憩したいからといって、今やってる作業をやっつけるようなことはしない。私同様に相当疲れているはずなのに。

つくづく、エンジニアのプロ根性には頭が下がった。

 

 なお、写真は、コールクラークのTシャツと、ギター。

 


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