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気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

「お宝レコード発掘の旅」 を見てると。

2019年01月21日 | レビュー(テレビ、ゲーム、本、映画、その他)

たまにBS朝日で不定期(?)に放送される番組「お宝レコード発掘の旅」。

この番組を見つけると、見るようにしている。

今年2019年の正月にも放送されていた。

 

何年前か忘れたが、最初にこの番組を見つけた時、あまりかまえることもなく、なんとなく見始めた。

そうしたら、案外面白く、結局最後まで見てしまった。

私個人的には好きな企画だが、世間一般ではどうだろう・・とも思ったが、なんのなんの。

いつしかシリーズ化してるようで、たまに放送され続けている。

 

この番組は、レコードプレイヤーを抱えたスタッフが、その格好で町を歩き、通行人に「あなたの家に眠っている、思い出のレコードを聞かせてください」と声をかけ、その人の家に行って、その人の家に眠っているレコードをかけ、その曲にまつわる記憶を語ってもらう・・・そんな企画だ。

考えてみれば、あまりお金のかかっていそうもない番組なのだが、かつてレコードを集めていた私としては楽しい企画。

 

進行役の野口五郎さんが、実に楽しそうに語る語る(笑)。

時には彼の知ってる芸能界裏話や、音楽の専門的な知識を披露し、時にはギターやベースなどをその場で弾いてみせる。

彼がギターがうまいのは私は元々知っていたが、ベースもかなりのもの。

そして、ギターを手にすると歌うこともあるのだが、ボーカルに関しては彼のもっとも得意な分野。

 

五郎さんの長い芸能界キャリアや、知識、ボーカル・楽器演奏テクニックをいかんなく発揮できる番組で、「五郎さん、いい仕事をゲットしたなあ」などと思って見ると、それもまた楽しい。

なにしろ、得意げなのだ(笑)。

 

この番組を見てると、なまじ私の家にもレコードが多数眠っているだけに、私の町にも取材にきてくれないかな、あわよくば私も取材されたい・・なんて思ってしまう(笑)。

で、更に、私がこの番組の取材を受けたら、どんなレコードをセレクトするかな・・などと皮算用(?)してみたりする。

 

 

取材される人は、まさにランダムな一般人。

レコードを持ってそうな年代の人に声をかけるから、自然対象は中高年の世代の人になる。

若い人だと、CDは知ってても、レコードなどかけたことがない人も多いはず。ましてや、持ってる若い人などあまりいないだろうから。

 

 

ランダムに声をかけられた一般人が、どのようなレコードを持ってるか・・というのは、案外楽しい。

演歌を聴いていそうなおじさんが、実はジャズのレコードを集めてたり、おばちゃんが実は洋楽コレクターだったり、あるいはイメージ通りに古い演歌や歌謡曲のレコードを持ってたりで。

 

対象はレコードなどで、出てくるレコードは古いものばかり。

昭和の歌謡曲、GS、古いジャズ、洋楽・邦楽問わずフォーク、ロック、ポップス、映画音楽、その他。

 

中には私が今でも残してあるレコードも。

 

声をかけた一般人の中には、昔はレコードを持ってたけど処分してしまい、今はもう持っていない・・・という人もいる。

私などは、昔集めたレコードで、処分してしまったレコードは1枚もない。

全部、とっておいてある。

元々は、いつかまた聴くだろうと思って捨てられないでいたのだが、実際には今はもうレコードを聴く機会はまずない。

というのは、レコードプレイヤーが今も正常に作動するかわからないからだ。

 

そのへん、レコードをかけて試してみればいいのだろうが、ついついユーチューブで探してしまったり、せいぜいCDをたまに聴いてしまうぐらい。

でも、ユーチューブにもなく、CDでも持ってなく、レコードでしかもう持っていない曲は多数ある。

そんな曲はレコードを引っ張り出してきて試せばいいのだろうが、いざプレイヤーが動かなかった場合、ショックを受けそう。それが怖くて。

 

 

聴こうと思えばいつでも聴ける・・・そんな安心感を持っていたい。

そんな気持ちがあるから、あえてレコードを試さない部分もある。

 

私のブログに来てくださる人の中には、昔レコードを集めた人もいらっしゃるのではないだろうか。

昔集めたレコード、あなたの家にはまだありますか?

まだ、かけられますか?

そして・・もし、この番組のスタッフがあなたの町に現れ、あなたが取材されたら、どんな曲をセレクトしますか?

ただし、選べるのは1曲です。なので、、よ~く吟味することになります。

私なら・・・う~ん、難しい・・・悩む。

あれこれ迷って、森田健作のシングルを選ぶ可能性もあるし(笑)。

ビートルズとかディランや、日本のフォークだと、なにもこの機会で選ばなくても・・という思いもあるから。

 

 

ともあれ・・今では聴くことはまずなくなってしまったけど、ジャケットが大きくて、新作を買うとおまけでポスターがついてきて、「買った」「持ってる」という実感が大きかった、それがレコードの魅力だったと思う。

 

私の自主制作アルバム「空を見ていた。」にしても、本当はCDではなく、LPで作りたかったぐらい、レコードに対する思いは私の心の中に残っている。

 

だから、レコードというものを主役にした、この「お宝レコード発掘の旅」という番組は、おじさんの私としては好きだ。

 

 


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2 コメント

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Unknown (鮎川愛)
2019-01-21 21:59:52
私も、その番組、偶然観ていました。


確か、神奈川県茅ヶ崎市に暮らす男性で、「松田聖子親衛隊」だった人、いませんでした?


けっこう強面の男性なのに、「親衛隊」としては無邪気な笑顔でパフォーマンスされていた場面が特に印象的でした。


ところで、野口五郎さん、その仕事は大御所芸能人として、最高の仕事ですね。


芸能人同士で仕事するより、遥かに気楽に出来るでしょうね(笑)


さて、私も20年以上昔、家でレコードがたくさん入っている段ボール箱を見たことがあります。


グループ名は覚えていませんが、楽曲タイトル「風」だけは最も印象深く残っていますね。


私自身も、私が最も愛する50年代洋楽ロックンロールをレコード盤で聴いてみたいです。


だんぞうさんは、その時代のレコード、たくさん持っていらっしゃるでしょうから、これからも愛蔵してくださいね。
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Unknown (だんぞう)
2019-01-22 09:51:23
いました、いました、アイドル親衛隊。
松田聖子さんの親衛隊でしたっけ?松本伊代さんの親衛隊長が出ていたことがあるのは覚えています。

野口五郎さんは、この番組の中では終始ごきげんです。彼のキャリアや知識や特技を、いかんなく発揮できる番組だと思います。

鮎川さんのご両親もきっとレコードは集めていたんでしょうね。

「風」ですか?
シューベルツの曲だと思います。
元フォーククルセダーズの、はしだのりひこさんがリーダーだったグループです。
確か、曲を作ったのも、はしださんだったような・・。

レコード大量に家にありますが、どうも捨てる気になれません。
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