今ではプレステ、Wii、DS、PSPなどのハードを買えば、1人で遊べるゲームはたくさんある。
だが、まだファミコンすらもなかった時代、ゲームといえば、実際に友達と遊ぶゲームばかりだった。
バンカース、モノポリー、すごろく、人生ゲームなどをはじめとするボードゲームは忘れられない。
また、ボードゲーム以外でも忘れられないゲームといえば、私にとっては「野球盤」がある。
これは白熱した。
ファミコンで一般的になった野球ゲーム「ファミリースタジアム」は、対戦チームと自チームの選手や成績が表示され、選手を動かして遊ぶテレビゲームだったが、この野球盤は、投手とバッターの2ポジションしか、プレイヤーは操作することができなかった。
守りは、ゲーム盤に設置された穴に打球が落ちればアウトだったので、プレイヤーは動かす必要がなかった。
その分、投手対打者の1対1の対決だった。
まるで、剣の試合のようでもあった。
私は野球盤で遊んだことは何度もあるが、自分自身がそれを持っていたかどうかは・・・情けないことに記憶がない。
まあ、これは、1人では遊べないゲームだったので、私が遊んだ野球盤が自分で持っていたものなのか、あるいは友達が持ってたものなのか、記憶が曖昧なのだろう。
ともかく、相手がいないと出来ない遊びだった。
投手と打者しか操作できないのに、なぜあんなに皆が熱中できたのだろう。
それは・・あのゲームは、シンプル極まりないシステムだったがために、その分、プレイヤーの想像を膨らませる要素があったからではないだろうか。
特定の投手、打者、対戦チーム・・という概念がなかったがために、プレイヤーは、想像の中で「架空のドリームチーム」になりきることもできた。
そう、プレイヤーに想像の余地を大きく与えたシンプル構造だった。
だから、想像の中で星飛雄馬と花形満を対戦させることもできたし、ベーブ・ルースと江夏を対戦させることもできた。
ONとハンク・アーロンの3人でクリーンナップを組むこともできれば、花形満と左門豊作とオズマでクリーンナップトリオを組ませることもできた・・ってわけだ。
時には、投手側のナレーションで、星飛雄馬から番場蛮に投手交代させることもできた。
また、草野球チームを組んでる人にとっては、自分のチームを仮想登場させることもできたろう。
そう、すべては想像の中だからできた。
打者や投手やチームを特定してないからこそできた。
想像力を使えば使うほど、燃えたと思う。
なんてったって、ドリームチームを結成できるというのが魅力だった。
野球盤が人気あったころ、巷では「巨人の星」も人気があった。
巨人の星には「消える魔球」というのがでてきて、大人気だった。
そこで、野球盤には、やがて「消える魔球」機能つきのバージョンが登場し、これはそれまでの通常の野球盤以上の面白さがあった。
消える魔球機能とは、打者の前に穴があり、投手側が「消える魔球」用の穴のレバーを引くと、穴のフタがあき、投げた球がそこに落ちる。
落ちるとフタがしまり、自動的に「消えた」ことになる。
だが、これは、見逃せばボールになってしまう。
だからこれを投げて相手がバットを振るか振らないかがポイントになる。
バッターが一度もバットを振らないで、投手が「消える魔球」ばかり投げてると、それはフォアボールになって、無条件で類にランナーがでてしまうことになる。
消える魔球を、どこで使うか・・が勝負の分け目で、まさに「かけひき」であり「心理戦」であった。
時には、レバーを引くふり(音)はするけど、実際には魔球は使わない・・などという「フェイント技」なども使うようになった。
この機能がついた野球盤は、かけひきの妙が更に深まり、奥深さや戦略性もアップしたと思う。
懐かしい「野球盤」ではあるのだが、さすが根強い人気を誇るだけあって、今でも健在なようだね。
機能も追加され、概念も追加されている。
ドリームチームの概念はより明確化されていたり、野球盤プラスアルファの要素が付け加えられたり、魔球が増えたり、打法を調整できたりできるようになってるバージョンもあるようだ。
スタジアムも今風になってたり。
いやあ、しばらく会わないうちに、野球盤はしっかり進化していたんだね。
値段もまちまちで、4000円前後から10000円前後・・まで幅広い種類があるようだ。
案外、高価かも(まあ、低価格のミニサイズバージョンもあるけどね)。
私の少年時代は、いくらぐらいしたのかな・・。
ともあれ、このゲームは、今後もさらに進化していきそうだね。
まさに、不滅のゲーム盤、野球盤!
だが、まだファミコンすらもなかった時代、ゲームといえば、実際に友達と遊ぶゲームばかりだった。
バンカース、モノポリー、すごろく、人生ゲームなどをはじめとするボードゲームは忘れられない。
また、ボードゲーム以外でも忘れられないゲームといえば、私にとっては「野球盤」がある。
これは白熱した。
ファミコンで一般的になった野球ゲーム「ファミリースタジアム」は、対戦チームと自チームの選手や成績が表示され、選手を動かして遊ぶテレビゲームだったが、この野球盤は、投手とバッターの2ポジションしか、プレイヤーは操作することができなかった。
守りは、ゲーム盤に設置された穴に打球が落ちればアウトだったので、プレイヤーは動かす必要がなかった。
その分、投手対打者の1対1の対決だった。
まるで、剣の試合のようでもあった。
私は野球盤で遊んだことは何度もあるが、自分自身がそれを持っていたかどうかは・・・情けないことに記憶がない。
まあ、これは、1人では遊べないゲームだったので、私が遊んだ野球盤が自分で持っていたものなのか、あるいは友達が持ってたものなのか、記憶が曖昧なのだろう。
ともかく、相手がいないと出来ない遊びだった。
投手と打者しか操作できないのに、なぜあんなに皆が熱中できたのだろう。
それは・・あのゲームは、シンプル極まりないシステムだったがために、その分、プレイヤーの想像を膨らませる要素があったからではないだろうか。
特定の投手、打者、対戦チーム・・という概念がなかったがために、プレイヤーは、想像の中で「架空のドリームチーム」になりきることもできた。
そう、プレイヤーに想像の余地を大きく与えたシンプル構造だった。
だから、想像の中で星飛雄馬と花形満を対戦させることもできたし、ベーブ・ルースと江夏を対戦させることもできた。
ONとハンク・アーロンの3人でクリーンナップを組むこともできれば、花形満と左門豊作とオズマでクリーンナップトリオを組ませることもできた・・ってわけだ。
時には、投手側のナレーションで、星飛雄馬から番場蛮に投手交代させることもできた。
また、草野球チームを組んでる人にとっては、自分のチームを仮想登場させることもできたろう。
そう、すべては想像の中だからできた。
打者や投手やチームを特定してないからこそできた。
想像力を使えば使うほど、燃えたと思う。
なんてったって、ドリームチームを結成できるというのが魅力だった。
野球盤が人気あったころ、巷では「巨人の星」も人気があった。
巨人の星には「消える魔球」というのがでてきて、大人気だった。
そこで、野球盤には、やがて「消える魔球」機能つきのバージョンが登場し、これはそれまでの通常の野球盤以上の面白さがあった。
消える魔球機能とは、打者の前に穴があり、投手側が「消える魔球」用の穴のレバーを引くと、穴のフタがあき、投げた球がそこに落ちる。
落ちるとフタがしまり、自動的に「消えた」ことになる。
だが、これは、見逃せばボールになってしまう。
だからこれを投げて相手がバットを振るか振らないかがポイントになる。
バッターが一度もバットを振らないで、投手が「消える魔球」ばかり投げてると、それはフォアボールになって、無条件で類にランナーがでてしまうことになる。
消える魔球を、どこで使うか・・が勝負の分け目で、まさに「かけひき」であり「心理戦」であった。
時には、レバーを引くふり(音)はするけど、実際には魔球は使わない・・などという「フェイント技」なども使うようになった。
この機能がついた野球盤は、かけひきの妙が更に深まり、奥深さや戦略性もアップしたと思う。
懐かしい「野球盤」ではあるのだが、さすが根強い人気を誇るだけあって、今でも健在なようだね。
機能も追加され、概念も追加されている。
ドリームチームの概念はより明確化されていたり、野球盤プラスアルファの要素が付け加えられたり、魔球が増えたり、打法を調整できたりできるようになってるバージョンもあるようだ。
スタジアムも今風になってたり。
いやあ、しばらく会わないうちに、野球盤はしっかり進化していたんだね。
値段もまちまちで、4000円前後から10000円前後・・まで幅広い種類があるようだ。
案外、高価かも(まあ、低価格のミニサイズバージョンもあるけどね)。
私の少年時代は、いくらぐらいしたのかな・・。
ともあれ、このゲームは、今後もさらに進化していきそうだね。
まさに、不滅のゲーム盤、野球盤!