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 時間の外  ~since 2006~

気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

ドンガバチョの未来を信ずる歌

2022年09月30日 | 懐かしい系、あれこれ

 

幼少の頃、NHKで放送されてた人形劇で「ひょっこりひょうたん島」という番組があった。

かなり忘れている部分が多いので、少し調べてみたところ、この番組は帯番組で毎週月曜から金曜まで夕方17時45分から18時までの15分枠で放送されてたようだ。

私は本放送で見てたのか、あるいは再放送で見てたのか、そのへんの記憶はおぼろげだ。

 

特にピンポイント的な主役がいなかったような気がするが、強いてあげれば島に暮らすメンバーそれぞれが主役だったような印象がある。

 

割と個性豊かなキャラが揃っていたのだが、そのキャラの中のひとりに「ドンガバチョ」というキャラがいた。

丸くて太ってたおじさんで、身だしなみはしっかりしてて、大統領の雰囲気があったと思う。

 

番組中ではいくつかの挿入曲があったと思うが、その中の1曲で忘れられない歌があった。

それこそ、ドンガバチョが歌ってた「未来を信ずる歌」であった。

私は長らくこの歌を単に「ドンガバチョの歌」として記憶していたのだが、あらためて調べてみたら「ドンガバチョの未来を信ずる歌」というタイトルがついてるらしい。

なんとも固く、重たいタイトルがつけられていたんだね。

 

なぜこの歌が印象深かったかというと、その歌詞にある。

幼少の頃はこの歌は単に、ドンガバチョが歌う普通のとぼけた歌程度に思って聞いてた。

私自身もたまに口ずさんでいたが、あまり重たい意味など考えもせずに、何の気なしに歌っていた。

 

だが、後になって思いだすと、この歌詞の一部が、何気に「深い」と思うようになっていった。私が年齢を重ねていくにつれ。

 

歌詞の内容をそのままここに記すのは気が引けるので、大体の意味合いの部分だけでも書いてみよう。

 

今日がダメでも明日があるし、明日がダメでも明後日があるし、明後日がダメでも「し明後日」がある。結局、どこまでいっても、いつになっても明日はやってくる。

そんな意味合いの歌詞だった。

 

確かにその通りだよね。

ぶっちゃけた話、明日はどこに居ても、誰にでも必ずやってくるわけで。

それこそ、自分が死んでも、世間には明日はやってくる。

国が滅びても明日はやってくる。

地球が存在し、太陽が存在し続ける限り、明日はやってくる。

まあ、このへんまで書くとかなり極論だけどね(笑)。

例えば、仕事関係では、どうしても今日中にやっておかねばならない仕事もあるし、締め切りが動かせない仕事もある。

 

でも、「どこまで行っても明日はやってくる」というのは、子供はもちろん、大人にとっても「通じる」歌詞なわけで。

 

世の中には、明日への希望を歌った歌は多いが、このドンガバチョの歌もそうだった。

おじさんになってからこの歌をネットで聴く機会があり、「なつかしいな」などと思って聴いてたら、けっこうしみじみしてしまった。

子供の時に聞いてた時は、「なんか、当たり前のことを歌ってるなあ」ぐらいにしか思ってなかったけど。明日というのは、当たり前のように来るわけだからね。

 

 

「明日がある」というテーマの歌は、他にも多数ある。

ドンガバチョのこの歌の場合、子供番組に出てきていたので、当時の子供に「幼児体験のひとつ」みたいな形で刷り込まれた・・というのが大きかったのかもしれない。

 

幼少時に何気に聞いてた歌を、大人になって聴き返すと妙にしんみりきてしまうことがある。

歌詞の内容という意味で。

 

貴方にはそんな曲、ないだろうか。

もしも今日という日に、傷ついたり落胆したりした人がいたら、この歌でも聞いて、少しでも元気を出してもらえたら。

そう、「♪どこまでいっても明日がある」のだから。

 

 

ドン・ガバチョの未来を信ずる歌 ひょうたん島

 

 

 


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2 コメント

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Unknown (キャプテンゼロ)
2022-09-30 21:31:47
ああ、この歌憶えてます。
ひょっこりひょうたん島は、よく見てました。
声優の藤村有弘さんのはまり役のドン・ガバチョのこの歌。

昭和40年代の、日本が高度成長期の真っ盛りの頃でしたから
明日を信じて皆、仕事に精を出し日本全体に活力がありました。
この頃だと、坂本九さんの「明日があるさ」なんて曲もありました。
明日という字は、明るい日と書くのねは
アン真理子さんの「悲しみは駆け足でやってくる」って曲でした。
水前寺清子さんの「365歩のマーチ」も
今日という日は、幸せじゃなくても明日を信じて
ひたすら今日を精一杯、がんばろうという歌でした。
作家の井上ひさしさんが、原作なので、
子供向きながら、各キャラクターのセリフの端々に
奥深い人生感を垣間見る事ができる、レベルの高い人形劇でした。
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Unknown (だんぞう)
2022-10-01 07:45:23
あの番組の中では何曲もの挿入歌があったような気がしますが、その中でもこのドンガバチョの歌は、特に印象的でした。

あの番組が放送されてたのは、仰る通り高度経済成長期の時代で、今より活力があったのかもしれませんね。
「明日」をテーマにしたヒット曲も多かったんでしよう。
「あしたのジョー」もあの頃でしたっけ?
「あした輝く」なんていう漫画もありました。
ともかく国民は、明日に夢をかけ、明日を目指していたのでしょう。
それは戦争という過去から、早く脱却したかったからなのかもしれない…なんて思ったりもします。

ひょうたん島は今となっては相当古い作品ですが、その主題歌やキャラは、今でもたまに復活したり、再起用されたりしてます。

それだけ浸透してたんでしょうね。
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