昭和40年代から50年代にかけて、紅茶キノコなる飲料が大ブームになった。
健康飲料として。
これは自家栽培も可能だったといわれたせいか、我が家の冷蔵庫にもよく母が保管していた。
健康飲料というふれこみであったが、私は家の冷蔵庫を開けて、紅茶キノコが保管されてるのを見ると、なにやら胡散臭く思えてしかたなかった。私は紅茶キノコなるものをよく知らなかったから、なおさらだった。
そのルックスは、・・むしろ不気味にさえ思えてしかたなかった。
へたしたら体に悪いのじゃないか、こんなの飲んで大丈夫なのか・・・そんな風に思えてならなかった。その「見た目」から、
ともかく・・少なくても我が家にあった紅茶キノコは・・・はっきり言って「気持ち悪く」見えてしかたなかった・・・というのが当時の私の正直な感想であった。
水分の色といい、「キノコ」の形状といい。
だいいち、キノコには見えなかった(笑)。実際それは「キノコ」ではなかったらしい。
母は、きっとテレビなどでの情報を知って、自分でも栽培してみようと思ったのだろう。
でも、気持ち悪く見えていた私は、できれば母には紅茶キノコなど飲んでほしくなかった。
幸か不幸か母が紅茶キノコを飲んでる姿は私は見たことが無い。
私が見てない時に飲んでいたのか、あるいは栽培はしたものの結局処分してしまったのか・・それはわからない。
ただ、けっこう長い間冷蔵庫の中に紅茶キノコはあり続けたが、気づけばいつしかなくなっていた。
紅茶キノコの様子が気持ち悪く見えて仕方なかった私は、家の冷蔵庫から紅茶キノコが消えた時、なにやら安堵感を覚えた覚えはある。
やっと、あれを処分してくれたか・・・と思って。
我が家にあった紅茶キノコの様子はともかく、当時流行ったことは確かだった。
なぜあんなに流行ったのだろう。
だいいち、結局紅茶キノコって一体なんだったのさ?
そう思い調べてみた。
ウィキによると・・・
「紅茶キノコは東モンゴル原産で後にシベリアでよく飲まれるようになった発酵飲料。紅茶、もしくは緑茶に砂糖を加え、そこに培地で栽培されたキノコにも見えるゲル状の塊を12日から14日ほど漬け込む事で発酵させる。日本では昭和40年代末から50年代初頭にかけて、健康食品としてブームとなり、流行した。家庭で栽培できたことから、株分けにより口コミ的にも広まった」
とのこと。
ただ、ウィキには、こうも書かれている。
「日本で1975年初頭から異常なブームとなり、漢方薬的効果を期待して飲んだ人のあいだでさまざまな生理的異常が生じたとされ、安全性が心配され有効性に疑念が持たれた。1977年に東京都立衛生研究所の研究者らが都内の愛飲家からわけてもらった紅茶キノコについての調査では、紅茶キノコを構成する微生物に病原性は認められなかった.。
共生細菌を多く含んだ発酵飲料として位置付けられる。家で培養したものは酸性度が高くなりすぎることがあり飲んだ人が死亡に到る危険性もありうるとして一部の専門家は注意を呼びかけている。」
だとすると、ちゃんと知識を持ったうえでの栽培じゃないと、その扱いは注意を要するものだったことになる・・。
ちょっとテレビで紹介されていたから・・とか、流行っているから・・といって、あまり安易に手を出すのは考えもの・・・そういうものもあるということだね。
とはいえ、今でも存在し、欧米などでも健康飲料として飲まれているらしいから、「健康飲料」としての効果はあるのだろう。
ただ・・私は・・自宅で母が栽培していた紅茶キノコの色や形状があまりにグロテスクに見えたのが強烈な記憶として頭の中に残っているので、できれば避けていたい。
完全に「飲まず嫌い」だ。
そう、その記憶は、一種のトラウマのようになっているのだ・・。、
容器にいれて冷蔵庫の中で栽培していた我が家の紅茶キノコの様は、まるで理科室や研究所などで見かける、ガラスの瓶に入った「ホルマリン漬け」の「何か」や、あるいは「あぶない実験材料」みたいに思えていたから・・・。
もちろん、これは我が家の紅茶キノコがそう見えただけかもしれない。他の家の紅茶キノコは、ちゃんと健康に良さそうで、しかも美味しそうな感じだったのかもしれない。
なので、この日記で書いたことは、あくまでも当時の我が家の紅茶キノコがそう見えた・・というだけだ。
今でも紅茶キノコを愛する皆さん、どうもすみません。
ところで・・・私は紅茶キノコを飲んだことがないのだが、どんな味がするのだろう。
美味しいのだろうか。
とはいえ・・・やはり、飲みたいとは思わない・・・。今でも。
なにやら理科室によくあったホルマリン漬けの何かのように見えてました。
不気味に見えていたのです。
よくあんなものが飲めるなあと思ってました。
コンブチャ自体は私は嫌いではないです。
ともかく、紅茶キノコには様々なウワサが飛び交っていたのを憶えてます。
時間の外に、ようこそ。
紅茶キノコ、飲んだことあるんですか?!
私の本音としては、よく飲めましたね、、、という感じです。
私は、あの見た目だけで無理でした。
母は栽培してましたが、決して私には飲むことを勧めませんでした。
ヌルヌルしてて、口に入れると舌をさす食感なんですか?
やはり飲まないでよかった、、、。
なんか、見た目通りの食感のような、、。
そう、健康に良いとは私にも思えなかったんです。
大昔親が作ってました。
ヌルヌルしていて気持ち悪く、口に入れると舌をさすような完全に腐った味でした。
これは飲んではいけないものだと命の危険を感じるシロモノです。
見た目もほんとホルマリン漬けの何かみたいですし、あれが健康にいいとは今も思えません。
なんか、大きな菌のような汚い風船が合体したような、浮遊生物でした。
紅茶キノコは、あの菌みたいなものも食べるのかと思ってました。
だから余計に気持ち悪く思えました。
体調崩した人もいたようですね。
私はむしろ体に悪そうにも思えてました。
仮に体に良かったとしても、私は飲みたくない、、、。
見た時のイメージとしては、
ウルトラQに出てきた「バルンガ」という怪生物でしたね。
なんか白っぽくてブヨブヨした物体が、赤っぽい液体にでろ〜んと浮かんでました。
菌の集合体みたいなものですよね、あれって。
それ自体を食べるんじゃなくて、浸かってる液体を飲むらしいのですが、
皆さんのおっしゃる通り、いくら健康に良いからといって試そうとは思いませんでした。
事実、紅茶キノコで体調を崩したなんて話も当時よく聞きました。
「健康のためなら死んでもいい!」なんて事を言った方がいたとかいなかったとか…(笑)
見た目は、どうしても引いてしまいます、、、。
食べ物や飲み物は、やはり見た目も美味しそうであってほしいし、大事だと思うんですよ。
いくら健康飲料であっても、、、。
培養実験をしてるようにも見えますし、ましてやそれを飲むのは、、、。
気になって、調べてみました。
見た目は、本当に気持ち悪いですね(苦笑)
こんな物を、どうするのだろう…。
冷蔵庫に入っている現物を見てしまった、だんぞうさんにとっては、その得体の知れない不気味な物体であることから「ここは人体解剖実験室では無いんだぞ!!」という、戦慄が走るものだったこと、よく判ります。
やはり飲食物は、見た目は絶対に最も重要ですよね!
どれほど健康的な飲食物であっても、見た目が気持ち悪ければ、絶対に忌避嫌悪されること間違いなしですからね。
「紅茶キノコ」という、意味不明な名称でさえ良くないですね(笑)
健康飲料というふれこみでしたから。
我が家にもありましたが、私にはどうしてもうまそうには見えませんでした。
見た目が強烈だったのです。
私の家の近くにも縁日はありますが、たまに広島風お好み焼きの店もあります。
うまいですよね。
今ではお好み焼きは、外国人にも大人気らしいです。
駄菓子は今ではコンビニやスーパーでも売られたりしますが、駄玩具までは売られてないです。
もう作られてないのだとしたら、なんか寂しいです。
う~ん、ぼくは、見たことはないんですが、そうゆう名称は聞いたことがあります。
何か、『昭和時代の伝説』のひとつですね。
時々、その時代特有の『奇習』とか『ゲテモノ』というものが、有るみたいですね。
『社会心理学史』のテ-マとしては、面白いかもしれませんね。
◎だんぞうさんの先日のブログの「縁日」のお話も併せて拝読しました。
こういう話題は、昔の思い出や郷愁をそそりますね。
ぼくも、縁日では、「広島風の、お好み焼き」など、食べます。
あっ、それから今月初め、近くの京都の岩清水八幡宮に初詣に行きました。 岩清水八幡宮は、小高い山の上にあり、ケ-ブルカ-が有るんですが、そのケ-ブルカ-の麓の駅のちかくに「駄菓子屋(というよりも駄玩具屋)」がありました。
なつかしくなって、その店に入ったところ、綺麗な和紙で外装した『万華鏡』があったので、気にいって、それを買いました。
ま、今年最初の収穫でしたね。