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ひところはセクハラが社会問題として大きく取りあげられていたが、最近はパワハラの社会問題化が目立つ。
数あるハラスメントの中で、一番最初に社会問題化され問題提起されたのはセクハラだったが、その後セクハラ事件があれこれ報道されたり議論されたりしてきて、ある程度セクハラへの問題意識は世の中に浸透してきているのかもしれない。
今では、セクハラにかわってパワハラ関係の事件や報道や問題提起が目立つ。
パワハラはセクハラほどにはまだ人々の意識が低いのかもしれない。
だとしたら、セクハラ概念並みにパワハラ概念が浸透し、各自が気をつけるようにならない限り、パワハラの問題提起や報道や反応や関心はおさまらないのかもしれない。
会社などで立場の強い人が、自身の強い立場を利用して、立場の弱い人に行う「いやがらせ」がパワハラであるが、思えば昔は、弱い立場の人が強い立場の人にいやがらせされても、泣き寝入りするしかない場合は多かったと思う。
芸能人や有名人と違い、一般人は、発言の機会や場所が中々なかったから。
どうしても主張したい場合は、それこそ訴訟を起こすか、雑誌などに持ち込み告発するしかなかった。ただ、それだとけっこう大がかりである。
でも、今は違うのだ。
ネットがあるし、SNSもある。
弱い立場の人にも、発信したり問題提起したりする「発言の場」があるのだ。
ネットを使って、その事件を拡散させることもできる。
しかも、気軽・簡単にやれてしまう反撃だ。
時には・・半沢直樹じゃないが「倍返し」になる場合もあるかもしれない。
会社にとって公にしてもらいたくない恥部を、やろうと思えば一般人でも世間に発信することができる。
しかも、カメラ機能や、ビデオカメラ機能を持った携帯を、今は人は絶えず持ち歩いている。
つまり、小型レコーダーや小型カメラや小型ビデオカメラをいつも持ち歩いていて、犯人の言葉や態度を録音したり録画したりもできてしまう。
要するに、加害者にわからないように証拠を揃えることもできるのだ。
なので、会社などで立場が上の人が昔と同じような感覚で・・・弱者には発言の場がないことを見越して、感情のおもむくままにいやがらせしてしまうと、今はとんでもないことになりかねない。自分の首をしめかねないのだ。
会社とて世間体はある。
立場が上の人は、会社の権力者に自身の感情や主張で根回ししたとしても、その弱者がその「いやがらせ」を世間に拡散させて、それが世論っぽくなってしまったら、会社自体のイメージも悪くなる。
会社は、自社組織を守るためには、そのパワハラ犯人を「切る」しかなくなる場合もある。
企業イメージというのは、会社運営上大事だから。それは利益にも影響がでる。
そのパワハラ犯人は、立場が上の自分を会社は守ってくれるとかたをくくっていたが、被害者の反撃によっては、その犯人はあてが外れることになる。
そういうケースだってありえるということは、昨今のパワハラ関係の事件の推移や顛末を報じたニュースが証明している。
なので、会社で立場が上の人間が、立場の弱い人間にいやがらせをする場合、昨今のそういう風潮を把握しておかないと、とんだしっぺ返しを食らう可能性があるのが昨今。。
一方で、昨今はあまりにもなにもかも「ハラスメント」呼ばわりしすぎている・・という見方もある。
それゆえ、ハラスメントを主張する「被害者」を批判する声もある。
ハラスメントという言葉や概念を逆利用して使い、わがままを通している・・という見方もある。
セクハラやパワハラ以外にも、何種類ものハラスメントが登場してきている・・というのも、その「被害者」批判に一役買っているのだろう。
被害を受けてる人が、かえって自身が批判されてしまうというのが、普通に考えればおかしい話ではある。
被害を受けてる人がハラスメントを主張することが批判されていき、その見方が広がっていくのであれば、それは被害者にとっても良いことではあるまい。ハラスメントを主張しづらくなっていくから。
思うに・・会社で立場が上の人も、立場が弱い人も、感情のままに安易に行動したり言ったりせず、いったん「ハラスメント」という概念を把握したうえで、互いに慎重に行動していくのが大事なのだろう。
私思うに、立場が上の人は、安易にいやがらせをしない。
立場が弱い人も、安易に「ハラスメント」という言葉を乱用しない。
立場が上の人は、録音されたり録画されたりしたら困るようなことをしない。
立場が下の人に何かしたり言ったりする場合は、相手が常に録音機材などを持っていることを想定して、行ったり言ったりするほうが賢明。じゃないと、相手に証拠を与えてしまうことになるのだから。自分の言動が、相手に録音・録画されてる可能性があるということを想定するだけでも、ある程度パワハラは防げると思う。
一方、立場が下の人は、立場が上の人が自分にとってしんどいことを言ってきても、それは仕事上やむを得ないことだってあるのだから、いちいち「ハラスメント」扱いして目くじらたてないことも肝要だと思う。
まあ、程度にもよるだろうけれど。
そう・・ハラスメントの場合、加害者も被害者も、互いに感情のままに安易な言動をしないことが大事なのだと思う。
感情のおもむくまま、単に好き嫌いだけで安易にハラスメントをするから、ハラスメントがあちこちにはびこるわけで、その結果被害者から「これってパワハラだ」の声があがることになる。悪循環ではないだろうか。
エスカレート・・これこそが、一番危険。
立場が上の人は、自身がいやがらせをしている相手がおとなしくしているからといって、いやがらせをエスカレートさせていってしまうケースがある。
で、どんどんエスカレートしていった段階で、それを録音されたり録画されたりしたら、身の破滅にも繋がる。そうなったら、本来立場が下だったはずの相手に、1発逆転されてしまう可能性もある。そんなリスクを背負ってもいいのかどうか。
また、被害者側も、やたら普段から「パワハラ」を口にしていると、いずれ深刻な「パワハラ」をされた場合に「パワハラ」と言っても、周りから「またか」と思われ、あまり深刻に考えてもらえない場合があると思う。自身の主張である「これってパワハラ」という言葉に重みや真実味が希薄になる。
ハラスメントという問題の解決には、安易な言動と、そのエスカレートに気をつけることが大事だと思う。
加害者も被害者も。
あなたの職場には、パワハラ、ないだろうか?
今、世間ではパワハラが大きな関心事になっており、しかも問題視もされており、時にはターゲットにもされてこっぴどく叩かれている。そう、社会問題なのだ
パワハラ関連の報道が多いのが、その証明。。
いずれパワハラ概念が今より定着したり、気をつける人が増えれば、パワハラ報道も今よりは減っていくと私は思う。
まあ、そうなったら、今度はセクハラ、パワハラに次ぐ第3のハラスメントが問題視されるのかもしれない。
それが何になるかはまだわからないが・・・・ドクハラ、マタハラ、その他いくつか候補はすでに現れている。
なお、写真は、この文章の内容とは関係ありません。
…あいつ気に入らないから潰してしまえ…
個人的な感情で悪意や精神的な暴力としか思えない圧力をかけ、
反論や批判に対しては「教育だ、指導だ」と開き直る。
そしてハラスメントやってる人間は、自分より立場の強い「もの」が動かない限り、
反省も後悔もしないもの…
昔はハラスメントという言葉自体が社会に浸透もしてなかったし、
何より能力やスキルのない若い自分たちへの、まさに「教育・指導」だと捉えてました。
その背景にある自分への嫌悪があったとしても、そこに考えは及びませんでしたね。
反りが合わない…単純にそう結論づけていたように思います。
教育現場では生徒(その保護者)によるハラスメントがあると元教師の知人に聞きました。
こうした教育環境で育った子どもたちは、
上に向かって声を上げる事を躊躇わない社会人になるのでしょうか…
これって組織にとっては諸刃の剣ですね…
ただ、今は携帯で相手の言っていることを、相手に気づかれずに録音することもできます。
協力者などがいれば、映像におさめることもできる場合もあるでしょう。
そうやって、証拠をそろえられたら、いくら会社内で立場が優位にある人であっても、裁判などになったらかなり不利になります。
仮に訴訟にならなくても、それをマスコミに流したり、SNSなどにあげたりしたら、犯人側は追い込まれたりします。
なので、ハラスメントの犯人側は、いくら会社内で立場が優位にあっても、なまじ優位の立場にあったぶんだけ、かえって窮地に陥ったりするのではないでしょうか。
今は、ハラスメントという概念が定着し、その問題点はよくマスコミなどでも取り上げられます。
だから、会社内などで立場が優位にある人は、慎重な言動をしないと、いけないのでしょうね。
>教育現場では生徒(その保護者)によるハラスメントがあると元教師の知人に聞きました。
モンスターペアレントの問題のことでしょうか。
今や教師も大変みたいですね・・。
「○○ハラ」というのは、判りやすく言えば「虐(いじ)め」ですよね。
虐めの1つの原因は、ストレスにあると考えます。
日本は、特に最近は「ストレスが溜まっている国民」だと、つくづく思います。
ストレス発散のやり方を知らない人たちが、「○○ハラ」に走っているのではないでしょうか?
音楽でも、スポーツでも、何かに一途に打ち込み、熱中している人は、ストレスがあっても、それで健康的に晴らすことが出来ると考えています。
実際に本質的にミュージシャンである、だんぞうさんは、いかがお考えですか?
そういうのが行われるのには、色んな要素や理由がからんでるんでしょうが、ストレスもその理由のひとつなんでしょうね。
で、、ストレスにも色んな理由があるのでしょう。
自己保身のためもあるのでしょう。
でも、嫌がらせの対象にされる人には、たまったもんじゃないでしょう。
何かに一途にうちこんで、ストレスを解消できる人は、救われてますね。
私は、ただの音楽好きのアマチュアですよ(笑)。
かなり自己満足の。