時間の外  ~since 2006~

気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

月が怒って、地球に向かってくる日

2015年05月28日 | 日々の、あれこれ

月が来る!

 

夜空にぽっかりと浮かぶ月。

空気が澄んで、しかも雲も見当たらない時の夜空の月は、実にきれいだ。

ロケットがなかった昔の時代から、人はそんな月を見上げては、様々な思いを抱いてきたことだろう。

現代人の我々がそうであるように。

 

特に満月か、もしくは満月に近い状態で見えている月が、くっきりと夜空に浮かんでいるのを見ると、私は妙な妄想を持ってしまうことがあった。

 

それは例えば・・

 

あの月がもしも、ある日突然、あの位置から急に地球に向かって来たら?

 

・・ということだったりもした。

 

もしもそんなことが本当に起こったら、地球に月がつっこむ形になり、地球も月も一巻の終わりだ。

当然、そこに住まう生物も自然環境も全て消滅。

きっと衝突の衝撃で爆発し、宇宙に大きな花火が現れるだろう。

その爆発でおこる現象は、文明の進んだ生物が住むどこかの星の天体観測員が「星雲」として認識するのかもしれない。

 

もしも、月が地球に向かってくる速度が光速だったら、わずか1秒ちょいで一気に地球に到達することになる。

そんなことになったら、人類は何の準備もできないだろう。一瞬の出来事で全てが消滅し、宇宙のチリの一部になって、宇宙空間を意思もなく漂うことになるのだろう。

生物は、霊にすらなれないかもしれない。

いや、霊が意思のエネルギー体なのだとしたら、無数のエネルギー体が散り散りになって宇宙空間をさまようのかもしれない。

 

いや・・それ以前に・・・わずか1秒ちょいで両星が消滅してしまったら、生物は自分が死んだということや、滅亡したという自覚すらできていないかもしれない。

 

形のない、単なるエネルギー体と化した生物の意識は、自分がまだ生きているようなつもりで、宇宙空間をさまようのかもしれない。

 

宇宙の広さは無限クラスなのだとしたら、そんな場所では、一度はぐれた生物は、もう永遠に再会できないことだろう。

 

 

一方、もしも月が光速のスピードではなく、ゆっくりゆっくりと地球に近づいてきたとしたら、それはそれで大変ではある。

その「ゆっくり」さが、途方もなく時間がかかる速度で、それこそ何百万年か、あるいはそれ以上ゆっくりなのだとしたら、その運命は未来人に託すしかない。

だが、もしも、人の一生に間に合う程度の「ゆっくり」さだとしたら?

例えば数十年、あるいは数年で地球に追突してくるとしたら?

 

その間に、相互の引力や、その他の理由で、様々な天変地異が起きるはずだし、そういうことがあると、人間の心も変わるだろう。対応策も考えるだろうが、文明がその天変地異をクリアできるほどの進歩は、急には難しいだろう。

だとしたら、人間たちの心は荒んでいってしまうか、あきらめによる絶望で無気力になっていくかもしれない。

 

そうなると、月が地球に追突する前に、精神面で人類は滅亡してしまうかもしれない。

 

 

 

・・・・と、まあ、随分飛躍してしまったが、空気が澄みきって、雲もない夜空にくっきりと浮かぶ月を見てると、随分地球から近く見える。

 

近くに見える大きな月を見てると・・・ふと、上記のような妄想を持ってしまったことが・・・ある。

 

まあ、こういう妄想は、これまでに色んな人が持ったことがあってもおかしくないし、そうなると、そういうネタの物語だって、すでに作られているかもしれないね。

 

ともかく・・

月と地球の距離は、広大な宇宙にあっては、かなり近い。

月と地球は、引力などで互いに影響を及ぼし合っている。

 

そして、月は、古くから人間が見上げて、人は月に対して様々な空想をめぐらせてきた。

その中には、夢のある空想も多い。

日本だけでも、かぐや姫や、月のうさぎなど。

月のうさぎなどは、私の自作曲の題材にもなったぐらいだ(笑)。

 

地球にとって、もっとも身近な天体、それが月であることは間違いない。

 

アポロ宇宙飛行士が月に降り立って、月面を歩いた時は、世界的に大変なニュースになった。

その一方で、そのニュースを知って、例えば劇画「巨人の星」の主人公などは、人間が月面を歩いたことに少し複雑な思いを持ったようで、月はできればそのままにしておいたほうがよかった・・みたいな心境を吐露した場面もあった。

おそらく、実際の人類の中でも、それと同じような感覚を持った人もいたにちがいない。

 

とりあえず言えるのは、いずれ人類が月に気軽に行ける時代が来ても、地球上の国同士の闘争を、月にまで持ち込んでほしくはない・・ということだ。

 

 

そんなことしたら、月だっていつか怒って、地球に向かってくるかもしれない。

 

その時は・・・まさに「運のツキ」なのだ。

 

  photo      http://www.tousan13.com/


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