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ポチとわたし

「ゆく川の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず・・久しくとどまりたる例(ためし)なし」

蝮草

2007年04月07日 | 日記
調べてました。長文ですが、薬用になるようです。
★「マムシグサ」 茎の紫褐色の斑紋が、蝮に似ているので、この名がある。とても不気味な花です。花の格好が、ヘビが鎌首をあげたようなので、ヘビノダイハチとも呼ばれる。初夏に帯紫褐色で縦に白線のある仏焔ほうを開く。
湿った林の中に生える多年草。花の抱くように葉鞘が筒状に撒きつき茎のように見えます(偽茎)。その表面に紫褐色の斑点があり、マムシの皮のように見えます。
葉は2枚ですが、7~15の小葉に分かれています。花は仏炎苞の中にあり、
実はオレンジ色に熟します。オス株とメス株の別があり、オス株が大きくなるとメス株に変化します。実を付けるのはもちろんメス株。秋には赤い実がなりますが、この草全体が有毒ですちょっと不気味なほどの赤。花期は4月から6月であり、似たような植物(ウラシマソウ、テンナンショウ)はいくつかあるが、
このような真っ赤な実を付けるのはマムシグサだけである。
★せき、たん、肩こり、胸痛に効く
秋に、地上部が枯れたころ、根茎(こんけい)を掘り取り、水洗いして、輪切りにして乾燥させます。 これを生薬で、生南星(しょうなんしょう)といいます。
また、生姜(しょうきょう)を加えて焙製したものを、製南星(せいなんしょう)といい、牛の胆汁(たんじゅう)で焙製したものを胆南星(たんなんしょう)といいます。 天南星(てんなんしょう)は、去痰鎮徑(きょたんちんけい)薬として、1日量4~8グラムを煎じて3回に分けて服用します。
生の根茎(こんけい)は、摩り下ろしてから、はれもの、肩こり、胸痛などに塗布します。これは、かぶれる場合がありますので注意が必要です。
鮮天南星(てんなんしょう)の内服による、子宮頸がん治療が中国で行われています。 これは、15グラムから45グラムまで増量して、煎剤としてお茶代わりに飲みます。 生南星(しょうなんしょう)は、3グラムから15グラムまで増量して煎服しますが、肝疾患がある場合には用いない。
★テンナンショウは、毒草ですので、生の根茎(こんけい)をそのまま食べることはできません。 毒成分:サポニン類似成分、 中毒症状:胃腸障害、麻痺
参考にして下さい。