バリの結婚式

９月、仕事が忙しい中、結婚式の手伝いに行った。１日はお供えもの作り。
もう１日は、挙式当日のお手伝いである。
私はいつものごとくお茶当番・・・当日はお茶当番が一番忙しい。
８時～１２時まで、招待客のお茶だしで、足が棒状態！！
でもラッキーなのは、お茶と一緒に出すいろんなバリ菓子が目の前に
あるので、つまみ食いしたい放題である。ちょっと小腹が空くと、お茶当番の人たちは
すぐお菓子に手が伸びる。お茶当番の長年の主がいるのだが、その人が結構な肥満で
納得させられる。お昼には食事が出るので、また食べる。
とにかく、ず～っと食べっぱなし！！
食事が済むと、またお茶を出す。もちろんお菓子もつける。で、また食べる。
新郎宅で、挙式が終了すると、新婦宅へ報告に行く。
今回の新婦の家は新郎宅から車で５分のところ。１時にはあちらの準備が整っているというので、今日は早く終わると思ったら嬉しかった。
うちのダンナが新郎の父に、車を出して欲しいと言われたらしく
何故か私がおばちゃんたち７人を乗せて、新婦宅へ向かった。
新婦宅へ着くと、またお茶とお菓子が出た。また食べる・・・
１時間ぐらい座っていただろうか？新婦の家族から食事を勧められた。
通常、食事が終われば終了したということなので、今日は早い！！帰れる！！
ウキウキしながら、またご飯を食べる・・・
食事が済んでも、なかなか戻る気配がない・・・おばちゃんたちが、ざわめき始めた。「５時ぐらいまでかかりそうよ・・・」という会話が聞こえてきた。
まだ２時だよ。なんで５時までかかるの？？？
段々不安になる私・・・「坊さんが遅れているそうよ・・・」
納得！！
座ったままで３時間、私の目の前をおばちゃんたちが１人ずつ通り過ぎて行く。
どこ行くんだろう？「眠気覚ましに散歩」らしい・・・
結構信じる私・・・人でいっぱいだった新婦宅は、空席が目立ち始めた。
すると、私の車に一緒に乗ってきた若い奥さんが、「１人ずつ席をはずして
帰宅しよう・・・み～んな帰ってるよ！！」
そう言って出て行ってしまった。私の車に乗ってきた人たちが次々に席をはずしていく。さぁ～次は私の番・・・勇気を出して歩き出した。
「ヘ～イ！何処行くの？」年配のおばちゃんに止められてしまった。
「えっ？あの・・・だから・・・その・・・」「ここに座ってなさい！」
「は～～～っ！！」脱出大失敗。そして私の携帯には脱出に成功して
私の車の前で待っている人たちからメールが入る。「何やってんのよ。みんな待ってるよ。」「警察に捕まった。」と、返信。「ふざけてないで早く来てよ。」
「嘘じゃないよ～～～。」私が脱出失敗したお蔭で、成功者は歩いて帰ったそうな・・・ごめんね～～～！！