蒼天在眼 (そうてんまなこにあり)ーベランダで星を見る

昔、昔、天文少年でした。そして、今は、ベランダから、星を見ています。
いろいろの忘備録

天には快晴を、 ベランダには経線を の巻

2021-07-07 14:57:28 | 天体観測

ベランダで、真北の方向を、太陽の南中時の鉛直線の影から求めます。

用意するものは、糸、重り、油性のサインペン黒、ビニールテープ、スマートホン、天測暦です。天測暦は、持っていない方が多いと思いますが、インターネットから、無料ダウンロードで、手に入れられるので、ご心配なく。記事の最後に、やり方を記載します。あると良いもの、三脚、電波時計、関数電卓。

なるべく天気の良い、風の無い日に決行します。重りを、糸に結びつけて、ベランダの手摺り、三脚などから吊り下げて、鉛直線を作ります。糸は、重りが床に接触しない限り、長くするのが、吉です。糸の影が床にはっきりと見えない場合、糸を黒く塗るか、太いものと変えましょう。11時ぐらいまでに、準備が、完了すると良いです。

スマートホンの時計か、電波時計を見ながら、あらかじめ求めた南中時刻を待ちます。南中時刻になったら、素早く、鉛直線の影に沿って、ベランダの床に、点を3つ打ちます。点の間隔は、1秒以内で打てる限り、できるだけ広い方が正確な方位線が引けます。あとは、ゆっくり、ビニールテープに適当なテンションをかけて、テープの縁が3点を通過するようにテープをを床に貼ります。スマートホンの時計は、肝心な瞬間に画面が消えることがあるので注意して下さい。

こうして引いたベランダの線は、北極と南極を通過する大円の一部となり、経線と呼ばれます。経線を天球に投影した線は子午線です。スマートホンのコンパスの指す北とは13度ほどズレていました。磁気偏差7度20分に加えて6度弱の自差(鉄製品によるズレ)が我が家のベランダではあるようです。

 

ここまで書いたら、疲れててしまいました。南中時刻の予測計算は、次回に続きます。

 



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