今回は機材ネタから、少し離れて、この8月は、土星と木星が見頃という最近の話題を。
8月2日に土星が、8月20には、木星が、衝に入ります。
衝とは、地球から見て、太陽と反対側に、天体が見える位置で、ちょうど、正面から太陽光が当たり、位置も近くなるので、明るく見えます。土星は、0等、木星は、-3等と南の空に明るく光っています。
夜の8時頃になると、南から、土星、木星の順で、東京でも、肉眼で、はっきり見えるので、自宅のベランダから、写真を撮ってみました。
では、みんな大好き、輪のある惑星、土星です。衝の直後なので、影がなく、全体が見えます。
この写真、実は、KE-60で撮ったのではなくて、別な望遠鏡で撮ったので、かなりしっかり写っています。
では、約1年前、我が愛機、KE-60で撮った土星は、こちら。
ははは笑ちゃうぐらい違いますね。上の写真は、口径18cmの反射望遠鏡で撮りました。
天文少年の頃、先輩が、「口径は正義だぁ」と叫んでいましたが、まさに、その通りです。
ついでに、衝、直前の木星です。こちらは、気流が悪くて、ピンボケ気味です。とほほ。
木星の3衛星とその影も写っています。中央部に見える真っ黒な円は、おそらく、ガニメデの影でしょう。
あと一つのガリレオ衛星、カリストは、今回は、木星から離れているので、この画角には入っていません。