蒼天在眼 (そうてんまなこにあり)ーベランダで星を見る

昔、昔、天文少年でした。そして、今は、ベランダから、星を見ています。
いろいろの忘備録

8月は土星と木星が見頃 の巻

2021-08-09 11:25:04 | 天体観測

今回は機材ネタから、少し離れて、この8月は、土星と木星が見頃という最近の話題を。

8月2日に土星が、8月20には、木星が、衝に入ります。

衝とは、地球から見て、太陽と反対側に、天体が見える位置で、ちょうど、正面から太陽光が当たり、位置も近くなるので、明るく見えます。土星は、0等、木星は、-3等と南の空に明るく光っています。

夜の8時頃になると、南から、土星、木星の順で、東京でも、肉眼で、はっきり見えるので、自宅のベランダから、写真を撮ってみました。

では、みんな大好き、輪のある惑星、土星です。衝の直後なので、影がなく、全体が見えます。

この写真、実は、KE-60で撮ったのではなくて、別な望遠鏡で撮ったので、かなりしっかり写っています。

では、約1年前、我が愛機、KE-60で撮った土星は、こちら。

ははは笑ちゃうぐらい違いますね。上の写真は、口径18cmの反射望遠鏡で撮りました。

天文少年の頃、先輩が、「口径は正義だぁ」と叫んでいましたが、まさに、その通りです。

ついでに、衝、直前の木星です。こちらは、気流が悪くて、ピンボケ気味です。とほほ。

木星の3衛星とその影も写っています。中央部に見える真っ黒な円は、おそらく、ガニメデの影でしょう。

あと一つのガリレオ衛星、カリストは、今回は、木星から離れているので、この画角には入っていません。


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