小ぶりな透明ビニールのバッグを作ってみました。
透明ビニールの薄いタイプは、結構身近にあるので見慣れていますが、1~3ミリ厚の素材となるとめったに出会うことがありません。柔らかいビニールのトートバッグと違い、厚いビニール素材で出来るバッグは、どうしても外縫いのビジネスバッグのようになってしまいます。
バッグでいつも苦労するところは、持ち手の仕様です。今回も、握りの厚みと手に当たる柔らかい感覚をだすのに工夫しました。1枚ものの2ミリビニールで持ち手の強度と張りを持たせ、0.8厚くらいのビニールをホック握りの形状にして、手に対する当り感を柔らかくしました。
今回は、本体の前胴とカブセには2ミリ厚の透明ビニールを、マチ部分には1ミリ厚のものを使用しています。というのも、マチ部分は柔らかくして、自然に折れてバッグのカタチが出るようにとの思いからです。縫製の糸は、ナイロングレー色を使って、目立たないようにしました。
カブセの止め具には、シルバーメッキの錠前を取り付け、シンプルなバッグに仕上げました。耐久性の問題や太陽光などによる経年劣化が起こると思いますが、人目を引くことは間違いないと思います。
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