これまで、鞄つくりのメーカーとして生産現場でずっとやってきて、流通や販売のことはよく分からない分野でした。ショップで実際にバッグを販売して、お客様目線からバッグを見ることが少し出来るようになったと思います。
そして、商品開発の大切さも実感しております。メーカーとして技術や製法に多少の自信はありましたが、時代の流れやお客様お要望は常に進んでいるので、生産現場も当然勉強を続ける必要を感じ、慢心していた部分もあったと反省することがあります。
商品開発は、流行を追うということではありません、クリエイティブするということです。商品開発の大切さは、開発し続けることが企業の活性化に繋がるからです。新製品を作ろうとする企画力・生産ノウハウ・マーケット開発力などの力がつくように思うからです。これまで、受注生産型の方式でやってきましたので、提案型の方式を持つことも必要だと思います。自社で培ってきたノウハウの組み合わせや全くの新しいノウハウの導入が必要な場合もありますが、どちらも目からウロコのことです。
ファクトリーショップで喜ばれているのが、バッグの持ち手の革色やチャームを選んで頂き、工場で直ぐに加工して、お渡しするサービスです。バッグの色数や革持ち手、チャームなどが多くあるので、ご自分の好みやファッションに合わせて、楽しく選んで頂いております。少しお時間は掛かりますが、革持ち手の色が選べることなどに、お客様はとても満足頂いています。グループ・ご家族でご来店頂いて、わいわいがやがやと賑やかにおしゃべりをしながら、配色を選んでおられます。
私共では、普通のことがお客様に喜ばれることがある。また、小さな工場直営のファクトリーショップだからできることです。まだまだ手探りの状態でのショップ運営ですが、一年続けられたことに感謝申し上げます。これからもよろしくお願い申し上げます。
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