BAGでブログ

オリジナルのバッグを一人でこつこつと作成。オーダーバッグは使い勝手が良いようにサイズや軽さを考えて、しかもおしゃれに!

先ずは、

2008年03月24日 | コスメ・ファッション

先ずは、
最初に作り始めるのは、持ち手や飾り金具の取り付け用のパーツから。今回の持ち手は、変型の丸手です。

丁寧に、型紙に合わせてへり返し。へり返しっていうのは、革の端を内側に折り込むことです。切りっぱなしのものは、コバ塗りをして切り口がきれいに見えるように処理をします。これは、デザインや革の種類で決めます。形が左右対象になるように、持ち手の長さや丸みを揃えます。

こまごまと小さいものを作ってから、本体の胴縫いに取り掛かります。大きいかばんになると、振り回している間に、革がだんだんしわになってくるので、取り掛かったら一気に仕上げるためにも、この小さい部品の完成は大切です。


№4411 A4縦かぶせ付き

2008年03月19日 | コスメ・ファッション

Bag_013_2 A4縦型斜め掛けショルダー。

サイズは縦36cm×横27.5cm×マチ9.5cm。持ち手高さBag_00445cm× 幅3.5cm

A4のファイルが入るサイズは、女性向けのものが少なく、あっても重かったり、ポケットの位置が使いにくかったり。帯に短し・・・のものが多いのでBag_007、依頼が多い形です。今回は、縦に入る事と、満員電車に乗るので、盗難防止にファスナーとかぶせをつけるという依頼です。デザインはおまかせというので、張り切って作りました。

革は柔らかい革で、軽いほうがいいよなぁ。男物(高校生が良く持っている型に多い)に見えないように、シンプルでおしゃれなデザインをめざして、まずは、付属探しです。この付属はイタリア製。たまたま、あまり日ごろ入ったことのない付属やさんで見つけたもの。やったぁ付属が決まれば、製図もスムーズに進みます。一点しか入ってないという。これも縁もの。たぶん、どこかのメーカーが参考に買ってきたものかな?付属が決まったところで、デザインの最終調整と糸の色を決めて、型紙作りです。

革は柔らかい牛革で、表面に小さなしぼ感があるものを使用。この革は、ステッチを黒にすると男っぽくなるので、今回は、ベージュの糸を使用して、裏地を同じ系統の色にしました。口が狭くて中が深いとものが見えにくい(老眼になると特に・・・・)ので、中はなるべく明るめの裏地を使用しています。


№4419 小さな財布

2008年03月11日 | コスメ・ファッション

004 近頃、サイフをご希望される方が続いています。これは、お友達が懇意にしている歯医者さんからの依頼です。

ワイシャツのポケットにすっぽり収まるサイズで、札を半分に折って入れるとぴったりの大きさです。とても気にいって使っていたものがぼろぼろになり、メーカーに電話をかけたけど現在は作っていないという返事が来たので、作って頂ける方を探していたそうです。

黒の革はバッファローを使用。男の人の財布に多い革です。縦筋が入っているのが特徴。

茶色は、山羊革。このほうが薄く出来ます。2個一度にオーダーされたので、同じ革でも良かったのですが、せっかくなので、違う革で作成しました。

背には、カードが入るポケットが付いています。

お客様より、コメント:長年使っていたように手になじんでおります。


№4415 humiトート

2008年03月05日 | コスメ・ファッション

Bag_022 Bag_017 なんとも、おしゃれなトートバッグ。お客様からお手持ちのバッグの革バージョンが欲しいという依頼で作ったバッグです。

バッグインバッグにされるので、重くならないように、胴芯を入れなくても大丈夫な少し張りとねばりのある革を使用。底芯も柔らかく作成しています。もちろん、外に持ち歩いてもおしゃれなようにとのご要望です。

ベージュの革と黒の革のバランスがいい。外ポケットが使いやすそうだ。


№4413三つ折り財布

2008年03月05日 | コスメ・ファッション

Bag_027 Bag_023

お客様から依頼のあった三つ折りの財布。この写真は開いたところです。カード入れが波型にカットされているところが、なかなか良い。試作をまっすぐで作ってみたら、この幅にカードを入れると入らないのと、財布に厚みが出てしまう。なるほど、良く考えられています。さすが、フランス製。

海外でお求めになった財布がとても使い勝手が良くて、幅を少し狭くして、小銭入れを付けて欲しいとおっしゃる方からの依頼です。 財布は、サンプルがあれば引き受けています。

革は、子供の山羊革滑らかで柔かで、なにより裏が綺麗です。シワがまるっきりない。 やっぱり若い肌はきれいってことかな。表の部分は、このまま使うと女ものになってしまうので縦横にしわ加工をしました。

小物はミシン目が少しでも曲がると目立つので緊張します。革の漉きをかなり薄くして、機械で無理なところは、手で漉きます。手がかかるのときれいな若い肌の薄革を使うので、小銭入れなどの小さいものでも、10,000円~15,000円いただいています。