詩と賛美と霊の歌とをもって、互いに語り、主に向かって、心から歌い、また賛美しなさい。
いつでも、すべてのことについて、私たちの主イエス・キリストの名によって父なる神に感謝しなさい。
キリストを恐れ尊んで、互いに従いなさい。（19～21）
このような日々に在って、偽りのない平和な夫婦関係が形作られて行くのである。
キリストの愛と喜びで心が満ちている時、互の愛に対する不満や苛立ちはなく、世の形に振り回されることなく、いつも満ち足りて信頼しているのだ。
夫は妻を支配しようとは思わず、妻は夫の愛に苛立つ必要もない。此処には絶えず平和と満足と感謝があるからである。それらは聖霊によって魂に、体に、健やかさとして流れている神の祝福である。
妻たちよ。あなたがたは、主に従うように、自分の夫に従いなさい。
なぜなら、キリストは教会のかしらであって、ご自身がそのからだの救い主であられるように、夫は妻のかしらであるからです。
教会がキリストに従うように、妻も、すべてのことにおいて、夫に従うべきです。（22～24）
妻は夫に守られているものである。教会がキリストによって守られ建てあげられているように・・。守る人を蔑ろにするときには、妻は世に出て一人で戦わなければならず、そのようには造られていな身には過酷なことであり、神の備えに依らないことには、祝福も平和も留まらないからである。
結婚にある訓練は時に忍耐を育て、くだらないように見える日毎の従順も、すべて神の知る所により妻の品性を育てるものであり、その家庭で育つ子どもたちは、主に対する従順を身近に教えられる教科書となるからである。その子たちは忍耐強く望みを失わない。
また、みことばに従う者は神の祝福を受けており、たとえ未だキリストを知らない夫のうちにも、神の備えが成されて行くからである。なぜなら、彼は妻の信仰によって、もう聖められているからである。
夫たちよ。キリストが教会を愛し、教会のためにご自身をささげられたように、あなたがたも、自分の妻を愛しなさい。（25）
夫も教会のかしらであるキリストに倣って、家庭のかしらとして妻をみことばに従って、キリストのように愛と忍耐をもって守り育てるのである。
キリストがそうされたのは、みことばにより、水の洗いをもって、教会をきよめて聖なるものとするためであり、
ご自身で、しみや、しわや、そのようなものの何一つない、聖く傷のないものとなった栄光の教会を、ご自分の前に立たせるためです。（26～27）
神はどれほど結婚を祝福されていることだろう。それは神のすべての目的である教会への愛を、日々目で見て体験するために定められたことだからである。
結婚が、神の栄光を現わす祝福の形であることを真に知ることは、すべての悩みや問題に対する希望となるのである。
それは単に男が女と住むことではなく、女が男と住むことでもなく、キリストに従順して神の祝福の形を建て上げ、世に現わして行くための場所である。
また、神は彼らをを祝福して、神の豊かさをもっと多く共有するために、子供というプレゼントを備えてくださったのである。
そのように、夫も自分の妻を自分のからだのように愛さなければなりません。自分の妻を愛する者は自分を愛しているのです。
だれも自分の身を憎んだ者はいません。かえって、これを養い育てます。それはキリストが教会をそうされたのと同じです。（28～29）
夫の愛は自分を愛することから始まる。自分の心身を愛おしむから、妻の心も身も大切にすることができるのである。それは世で額に汗をしている間も、神が守っておられる健やかさから出ることである。
私たちはキリストのからだの部分だからです。
「それゆえ、人は父と母を離れ、その妻と結ばれ、ふたりは一体となる。」
この奥義は偉大です。私は、キリストと教会とをさして言っているのです。
それはそうとして、あなたがたも、おのおの自分の妻を自分と同様に愛しなさい。妻もまた自分の夫を敬いなさい。（30～33）
夫も妻もそれぞれキリストのからだの部分として、主に在って共に暮らしている日々であり、仕えあい大切にすることは、キリストに対することだからである。
それゆえ、それが形だけの平和ではなく心を見ておられるキリストにあって、聖霊の臨在の中で守られ、真実な交わりは生涯を通して育て上げられて行くのである。
