オゾン発生器 ネットワーク販売

「ネットワーク」実際はねずみ講です。ネットワークで売られている高額商品「オゾン発生器」その販売の実態を検証します。

オゾン発生器 勉強しない経営者

2007-01-14 17:16:52 | Weblog
ネットワークで売られているオゾン発生器を売っている会社の経営者及び、幹部系は、いかにねずみ講の裾野を広げるか、そこにばかり注意が行っている事が多い。

社員の中には、現在、注目されてきている社会現象でノロウイルスだの鳥インフルエンザだのといった菌に関する勉強をしている者もいるが、それは、ほんの少数派である。

だいたい、これらネットワークで売られれているオゾン発生器の本社に行くと、社長や幹部の近くにある書庫、書棚においてある本を見るとよくわかる。

ネットワークをいかにひろげるか。
戦略をどうするか。
女をとりこにする話術。
魅力あるキャンペーンを繰り広げる為の旅行雑誌。

失敗しないセールスの話術。
引き込む話術。


こんな本ばかりである。

オゾンに関する情報誌など、数えるばかりである。

かろうじて、新聞で繰り広げられる社会現象に注目して、それをインターネットで調べ、あたかもオゾン発生器が多大なる効果があるように加工して、説明会で話をする事が多い。

つまり、そのとき限りの話題である。

例えば、ノロウイルスが流行っている現在、オゾン発生器を使えばそれを防げると説明をする。
しかし、実際に菌が死滅するまでに、30分以上もオゾンをかける必要がある。
それに、検査が厳しくなっている現在、市場に出回る生ガキなどは、ほとんどない。
それに加えて、熱を加えて食べる事が安全であるという情報が消費者に入ってきているから、ほとんどの消費者は生で食することはありえない。

そんな状況の中で、オゾンを使えば安全であると言う。
オゾンを使って、生で食している人がどれほどいるだろうか。

また、鳥インフルエンザにしても、鳥を生で食している人は皆無であろう。
そして、検疫が厳しくなっている今、鳥インフルエンザ等が市場に出回る前に、処分されてしまう事が多い。

つまり、現在の食事情では、オゾン発生器を使うまでもなく、熱処理をして食すれば菌の問題も無くなる事が多い。

しかも、病院で発生する院内感染なども、家庭用オゾン発生器程度で、簡単にシューっとやっただけでは、全く問題外である。

こんな社会現象を巧みに利用して、消費者の恐怖心理を煽って使っていさえいれば家族みな安全という刷り込みを行う。

しかし、実際に、説明する幹部や社員は、こういった社会現象の一部分だけを取り上げて、大げさに扱いながら、実際に自分達は、どうやったら女心をつかむことが出来るか、又、マーケットを広げていくことが出来るか、そして、いかにしたら心をつかむトークが出来るかの勉強の方が熱心なのである。


実際に、会社に行く事があったら、ちょっと書庫をのぞいて見ることをお勧めする。
オゾンの勉強の本など、ほとんど皆無である事がよくわかるであろう。