オゾン発生器 ネットワーク販売

「ネットワーク」実際はねずみ講です。ネットワークで売られている高額商品「オゾン発生器」その販売の実態を検証します。

オゾン発生器 その毒性

2007-01-13 12:50:11 | Weblog
オゾンには毒性がある。
光化学スモッグの原因物質となるオゾンであるために、その濃度によっては、人間に健康被害をもたらすものである。

だいたい、オゾン濃度0.1~0.3ppmで人間への健康被害を引き起こすと言われている。

ここでオゾン濃度と健康被害への関係を知っておきたい。



0.02~0.05以上  オゾン臭がする。オゾン臭がしない時は安全。

0.1以下      1日8時間の労働がゆるされる許容値
         鼻やのどに刺激があり、頭痛、胸部痛、咳をおこす。

0.3        15分以下の短時間暴露の許容値

10        数十分で呼吸困難・肺水腫・昏睡状態になることもあり致死に            至ることもある。

現在、公的機関ではオゾンに関してはっきりとした危険数値などといったものは提示されてはいない。
しかし、この様に、オゾンには濃度により人体に危険な物質である事にかわりはない。

ここで言いたいのは、ネットワークで売られている様な、アバウトな作り方しかしていない様なオゾン発生器が、はたして、そのバネ式のダイヤル一つで、人体に安全な許容範囲のオゾンを正確に排出出来ているかという点である。

実際にオゾン発生器を使っていても、オゾン臭がする時、しない時がバラバラに存在する。
室内で無風の状態でこれである。

しかも、業者のパンフレットには、各ダイヤルから放出される濃度に関して、公的機関で調査した証明などは添付されてはいない。

つまり、アバウトな作りであるから、オゾン濃度の排出量も、その時により非常にアバウトであり、濃いときもあり、薄い時もある事を理解しておいたほうが良い。

現在、大手企業では、機器から発生するオゾンの量を減らす努力がなされている。
しかし、これに逆行するような、オゾンを排出して、それを売りにするオゾン発生器であるが、ひとつ間違えた使い方をすれば、人体に非常に危険な機器に変貌してしまう事を知っておいた方が良い。